1966年に「文学座」の研究所に入所し、その後、数多くの舞台、テレビドラマに出演してこられた、倉野章子(くらの あきこ)さん。結婚後、子育てに専念するため舞台を離れられましたが、1995年には復帰し、現在も活躍されています。
プロフィール!
倉野さんは、1947年7月3日生まれ、
富山県のご出身、
身長156.5センチ、
体重50キロ、
靴のサイズは24センチ、
だそうです♪
「文学座」の座員として
どのような経緯かは分かりませんでしたが、
倉野さんは、1966年に、
「文学座研究所」に入所されると、
1969年、「握手・握手・握手」で、
舞台デビュー。
また、同年には、お昼のドラマ、
花王愛の劇場「女の絶唱」で、
テレビドラマデビュー、
「荒い海」で、
映画デビューも果たされています。
そして、1971年に、
「文学座」の座員に昇格されると、
以降、舞台だけではなく、
数多くのテレビドラマに出演。
1973年~1978年「太陽にほえろ!」
1974年「大江戸捜査網」
1975年~1977年「銭形平次」
1976年「いろはの”い”」
「太陽にほえろ!」より。当時25歳の倉野さん。かわいいですね♪
1977年「新・木枯し紋次郎」
1978年「熱中時代」
1979年「江戸の激斗」
1980年「新・江戸の旋風」
1981年「吉宗評判記 暴れん坊将軍」
「太陽にほえろ!」より。当時28歳の倉野さん。
など、単発ドラマ、時代劇、サスペンスなど、
幅広く出演されています。
角野卓造と結婚!子どもは?
そんな倉野さんですが、1980~1981年頃、
俳優の角野卓造さんと結婚されています。
お二人の馴れ初めなど、
詳しいことは分かりませんでしたが、
角野さんも同じ「文学座」の座員で、
倉野さんの後輩(1970年研究所に入所)だったことから、
仲良くなられたのかもしれませんね。
この当時の角野さんは髪の毛フサフサ♪
ちなみに、倉野さんは、1981年頃、
息子さんを出産されているようですが、
情報がないことから、おそらく、
息子さんは一般のお仕事をされているのでしょう。
様々な賞を受賞
ところで、倉野さんは、結婚後、
出産と子育てのため芸能活動を休止されていたのですが、
1995年、14年ぶりに、
舞台「三人姉妹」で復帰されると、
同年、舞台「野分立つ」で、主演の佐和子役を演じ、
「第30回紀伊國屋演劇賞」個人賞、
「第3回読売演劇大賞」優秀女優賞をダブル受賞。
(ちなみに、この作品は、家族崩壊の危機、老いの問題、親子の葛藤など、
重くなりがちなテーマを、ウィット溢れるセリフやユーモアを交えながら、
感動的に描いているのですが、好評につき、以降、たびたび上演されています。)
また、2004年には、
舞台「夜からの声」に出演し、
夫を自殺で失った藤井頼子を怪演。
この作品は、痴呆老人の介護、家族の絆、
現代人の孤独を盛り込んだ、
ディープなストーリーなのですが、
倉野さんは、一見、普通の主婦でありながら、
狂気じみた鬼気迫る演技を披露し、
翌年の2005年、
「第12回読売演劇大賞」優秀女優賞を、
受賞されています。
さて、いかがでしたでしょうか?
テレビドラマなどでは、普通のおばさんとして、
さらりと脇を固めておられる倉野さんですが、
やはりそれは、長年舞台で、
様々な演技をこなされていた賜物だったのですね。
この機会に、倉野さんの舞台を、
観てみられてはいかがでしょうか♪