2008年、18歳の時に、「ズットズレテルズ」を結成しギターを担当された、ラキタさん。「ズットズレテルズ」は2009年「閃光ライオット2009」で決勝大会に残るなど高い評価を受けたのですが、同年解散。その後、ラキタさんは、ソロでライブを中心に活動され、2011年にファースト・アルバム「フライングロック」をリリースされています。


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ニューヨーク⇒湘南⇒沖縄

ラキタさんは、1990年に、
アメリカ・ニューヨークで生まれると、
生後3ヶ月で帰国。

その後、5歳(1995年)まで、
湘南で育たれるのですが、

バンドを解散したお父さんが、
ソロ活動を沖縄を拠点に始めるため、

家財道具一式を積み込んだワゴン車に乗って、
一家とともに湘南から沖縄まで移住されたそうです。

ちなみに、
学歴は、首里高校卒業、

お父さんは、
ロックバンド「BO GUMBOS(ボ・ガンボス)」(1987-1995年)
のヴォーカルで「どんと」こと、故・久富隆司さん、

(2000年、ハワイへの旅行中、脳内出血のため、
 37歳という若さで突然亡くなっています。)

「BO GUMBOS(ボ・ガンボス)」
(左から)川上恭生さん、岡地明さん、久富隆司さん、永井利充さん。

お母さんは、
ガールズ・バンド「ZELDA(ゼルダ)」(1979-1996年)
のリーダーでベースだった、小嶋さちほさん、

「ZELDA」

弟さんは、ナツノムジナさん、
「Gateballers」のドラマー、久富奈良さん)

だそうです。

「Johnny B. Goode」で音楽に目覚める

お父さんが亡くなった後も、
引き続き、沖縄で暮らしていたラキタさんですが、

12歳の時、お父さんのCD棚から、
アメリカのロックミュージシャン、
チャック・ベリーのCDを見つけられると、

その中に収録されていたヒット曲、
「Johnny B. Goode(ジョニー・B・グッド)」のギターが、
あまりにもかっこよく、衝撃を受けられたそうです。

それで、自分でも弾きたくなり、
お父さんが残したギターで弾き始めたそうですが、
これが、音楽を始めるきっかけとなったのでした。

首里高校では染織を専攻

その後、ラキタさんは、
首里高校に進学されるのですが、

意外なことに、高校では、
着物を織ったり染めたりする、
「染織」を専攻されていたそうで、

「全国きものデザイン・コンクール」
で賞を獲ったこともあったのだとか。

ラキタさんは、
首里高校を選ばれた理由について、

すごく古い学校なんですけど、
近くに首里城とかがあってキレイな場所だったんです。

僕は着物を織ったり染めたりする、
染織りクラスにいました。

毎日、池とかお城の近くのキレイな道を通って行けるんで、
それがいいなと思って決めたんです(笑)。

家から歩いて5分くらいのところに学校があって、いい所でした。
すごく雰囲気がいいんですよ。沖縄でも特にあの場所は好きなんです。

と、明かされています。

「ズットズレテルズ」結成

そんなラキタさんは、2008年、18歳の時、
卒業旅行で東京に遊びに行かれるのですが、

東京にいる友達、オカモトレイジさんと、
久しぶりに会ったところ、

(レイジさんとは、お父さん同士が仲が良く、幼なじみだったそうです。
 ちなみに、レイジさんのお父さんは、ロックバンド「THE PRIVATES」の、
 延原達治(のぶはら たつじ)さんです。)

お互い楽器をやっていたことから、
何かやろうと意気投合し、

レイジさんの友達のオカモトショウさん、ハマ・オカモトさんともに、
「ズットズレテルズ」を結成されています。

(少し後に、呂布さん、ドカット・カットさん(故・草刈雄士さん)も加入)

「ズットズレテルズ」。(後列左から)ドカットカット(草刈雄士)さん、
スコポン(オカモトレイジ)さん、ラキタさん、ヒゲメガネ(ハマ・オカモト)さん、
(前列左から)ひでちゃん、皿・粉(オカモトショウ)さん、呂布さん。

「ズットズレテルズ」解散

ただ、「ズットズレテルズ」は、翌年の2009年、
「閃光ライオット2009」で決勝大会に残るなど、
各方面から高い評価を受けるのですが、同年、解散。

ラキタさんは、解散した理由について、

そんなにしっかり決めてやっていたわけじゃなかったので、
「半年くらいでいいだろう」みたいな感じだったし、
誰も続けて行こうって言わなかったんです(笑)。

と、おっしゃっていました。

(と言いつつ、2012年、再結成していますw)

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ソロアルバム「フライングロック」をリリース

ラキタさんは、「ズットズレテルズ」解散後は、
ソロとしてライブを中心に活動され、

2011年には、ファーストアルバム「フライングロック」をリリース。


フライングロック

沖縄の自由な風土や、亡きお父さんへの想いが、
随所に感じられる、瑞々しい感性に溢れた、
一枚となっているようです。

ラキタさんは、このアルバムについて、

僕はこれまで、ただ自分の好きに音楽をやってきたけど、
最近は歌とリズムにも興味が出てきて、
もっと練習したい、修行したいと思うようになりました。

ただ、その新しい段階に進む前に一区切り、というか、
これまでの作品をまとめておきたいと思ったんです。

と、語っておられました。

さて、いかがでしたでしょうか?

「ズットズレテルズ」活動中より、曲を作るのが好きで、
現在も、ソロでライブ活動を続けられているラキタさん。

現在は東京で暮らされているのですが、
いずれは沖縄を創作活動の拠点にして、
全国ツアーをし、終わったらまた沖縄に帰ってくる、
そんなふうに活動したいとおっしゃっていました。

叶うといいですね。応援しています!!

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