大学から除籍処分を受けるほどSFやアニメに熱中したことが、SFグッズ専門店「ゼネラルプロダクツ」の成功や、アニメ制作会社「ガイナックス」でのヒット連発につながった、岡田斗司夫(おかだ としお)さんですが、プライベートも、SFやアニメさながらだったようです。

「岡田斗司夫の幼少期は?IQが凄い!大学は?SF?アニメ?」からの続き

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庵野秀明と?SFグッズ専門店「ゼネラルプロダクツ」を開店

一浪の末、大阪電気通信大学に入学するも、
履修登録をせずにアニメ活動に熱中し、ついに、
1981年、大学を除籍となってしまった岡田さんですが、

同年、大阪で「第20回日本SF大会(DAICON 3(ダイコン・スリー)」
を開催し、当時、大阪芸術大学に在籍していた、
庵野秀明さん、赤井孝美さん、山賀博之さんなどに、
制作を依頼した自主制作アニメを上映されると、

会場では、グッズやガレージキット(フィギュア)、
自主制作作品のビデオを販売。

すると、ガレージキットが完売したことから、
このジャンルがマニア向けのビジネスになると直感したそうで、

両親から借金をして、1982年、
SFグッズ専門店「ゼネラルプロダクツ」を開店されると、

(岡田さんの実家が「有限会社おかだ刺繍」という会社を
 経営していたことから、その一部門として開店)

当初は、特撮映画の模型やキャラクターをあしらったTシャツ、
SF特撮関連グッズ、ガレージキットを無許可で販売されていたのですが、

後に正式に版権の許諾を得、1985年には、
ガレージキットの即売会「ワンダーフェスティバル」を開催されるほか、

アニメ雑誌「アニメック」で、「ゼネプロ繁盛記」「ためになるゼネプロ講座」
という連載記事を執筆して、無料で全国誌に広告を掲載されるなど、
積極的にPR活動を展開し、順調に売上を伸ばしていったのでした。


当時の岡田さん。若い!

アニメ制作会社「ガイナックス」

ただ、その裏では、自身の不倫発覚により、
大阪での居場所を失いつつあった岡田さんですが、

そんな時、大阪で自主制作アニメや映画を手がけるも、
大阪での活動に限界を感じていた山賀博之さんから、
東京進出に誘われ、1984年秋に上京されると、

同年12月には、
アニメ制作会社「ガイナックス」を設立。

アニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
OVA「トップをねらえ!」
NHKテレビアニメシリーズ「ふしぎの海のナディア」
PC用ゲームソフト「プリンセスメーカー」

など、次々とヒットを連発されたのでした。


「王立宇宙軍 オネアミスの翼」


「トップをねらえ!」


「ふしぎの海のナディア」


「プリンセスメーカー」

サブカルチャー、オタクの公演活動、執筆、社会評論として

ところが、岡田さんは、1992年、

子どもが生まれてから、
SFや美少女モノの話が作れなくなってしまった。

との理由で「ガイナックス」を退社されると、

(ちなみに、「ガイナックス」は、岡田さん退社後の1995年、
「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象を巻き起こすほどの、
 大ヒットとなり、一躍脚光を浴びることとなります)


「新世紀エヴァンゲリオン」

1994年10月~1995年3月には、
東京大学教養学部で、サブカルチャーを題材とした、
「マルチメディア概論」

1996~1997年には、
同じく東京大学や立教大学で、
「オタク文化論」の講義を行われ、

以降、オタクやサブカルチャーについて、
公演、執筆を中心に活動。


岡田斗司夫ゼミ226完全版「高畑勲追悼特集-生は醜く死はこんなにも美しい。本当は1000倍怖い火垂るの墓」2018. 4.15

大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ

オタク学入門

遺言

「世界征服」は可能か?

カリスマ論

ぼくたちの洗脳社会

なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

2012年には、吉本興業と契約して、
芸能活動もスタートすると、

2014年には、漫画家デビューを目指す青年を描いた、
青春マンガ「アオイホノオ」原作の同名ドラマに、
手塚治虫役で出演されるほか、


「アオイホノオ」より。手前が手塚治虫に扮する岡田さん。
(奥左から)安田顕さん、中村倫也さん、ムロツヨシさん、濱田岳さん。

2016年5月からは、堀江貴文さんとタッグを組み、
アニメを制作する企画「みんなのアニメプロジェクト」をスタート。

クラウドファンディングで制作費を募るなど、
アニメに関する様々な企画にも携わられ、

現在は、社会評論家として、
度々メディアにも登場されています。


堀江貴文さんと岡田さん。

結婚

そんな岡田さんの、
気になるプライベートですが、

岡田さんは、1981年、
中学時代の同級生と結婚されています。

しかし、1983年頃、ご自身が設立された、
SFグッズ専門店「ゼネラルプロダクツ」の、
従業員と不倫関係に陥ってしまうと、

お相手の女性が岡田さんとの関係に悩み、
周囲の人間に相談したことで不倫が発覚。

その後、この女性とどうなったのかは分かりませんでしたが、
1989年にはお子さんが生まれていることから、
不倫相手とは別れ、奥さんとよりを戻されたようなのですが・・・

(当時、岡田さんは周囲から「軽蔑する」等と非難され、
 大阪に居られなくなったと感じられたそうです)

離婚理由は?

結局、1999年には離婚。

離婚の理由は、子どもが成長し、
婚姻関係を続ける利点が少ない事に気づいたことだったそうですが、

驚くべきことに、離婚後もそれまで通り、
家族での食事は続けられていたことから、
お子さんはご両親の離婚を知らなかったそうで、

後にお子さんが、離婚の事実を知った際には、
事前の相談も事後の報告も無かった事を非難されたそうです。

彼女は?

ところで、岡田さんを「女」「リスト」で、
多くの方が検索されているようです。

というのも、岡田さんは、2015年1月5日、
元愛人を名乗る女性に、Facebookで女性関係を暴露されたうえ、
二人のキス写真を流されたのでした。

これに対し、岡田さんは自身のツイッターで、

「愛人とのキス写真」とやらが出回ってるけど、
当たり前ですけどニセ写真です。
LINEアイコンとか写真の構図とかめちゃ上手いけど。

写真と告白文を作った本人からはすでに謝罪して貰ったので、
自分的には一件落着ずみ。初笑い、できたかな?

と、この騒動を否定されるのですが、

2015年1月9日には、一転、YouTubeに、

「岡田斗司夫の謝罪と、9人の彼女たちについて話します」

という動画を投稿。

なんと、これまで偽物だと言っていた、
「愛人とのキス写真」を本物と認める発言をされたばかりか、

写真を流出させた女性を含め、
現在は9人の彼女がいることを告白。

過去には、

同時に80人くらい彼女がいたこともあった

という、衝撃の告白もされたのでした。

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リストは?

さらに、同時期、岡田さんが関係を持った女性を、
ランク付けしたリストが流出し、炎上しているのですが、

このリストは、もともと、2007年頃、
岡田さんと仕事仲間だった額田久徳さんだけが閲覧できる、
業務連絡用の掲示板に投稿されたものだそうで、

岡田さんは、このリストについて、

ほとんどは私が、仕事で会っただけの女性に対する妄想を書いたもの

ほとんどは実在の人物を元にした創作

と、自身が書いたものであることを認めたうえで、

そのような事実もないのに、
名前を出されてしまった方々に心からお詫びします。

と謝罪。

額田さんも、

当時、岡田さんは、将来、
自分の体験を元にして小説を書きたいという構想を持っており、
私はその小説のテーマや表現の仕方について相談されていました。

と、説明されたのでした。

さて、この「リスト」が流出して以来、
名前が出されてしまった人への事態収拾のために動き、
ストレスから体調を崩し、緊急入院された岡田さんですが、

子どもの頃から大好きなSFやアニメで大成功を収め、
地位や名誉も手に入れたとはいえ、さすがに、
実在の人物での妄想が流出するとアウトですね。

ただ、岡田さん自身がSFのような方なので、
こんな騒動もありかも。(完全に他人事ですが(笑))

これからも、いつまでも、
宇宙人みたいな岡田さんでいてほしいものです。

応援しています!!

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