俳優として高い評価を受けているだけでなく、博識でもある、石坂浩二(いしざか こうじ)さんですが、趣味の絵画の腕もセミプロなうえ、「ハズキルーペ」のCMにより、鉄道模型愛好家であることも、広く世間の知るところとなりました。そんな石坂さんの趣味の世界について調べてみました。
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絵画は二科展12年連続入選
80歳目前にして、連続ドラマの主演を務められるなど、俳優でもまだまだ現役バリバリの石坂さんですが、
そのかたわら、アマチュア画家としても活動されており、「二科展」では、なんと、1974年から1985年まで、12年も連続で入選されるほどの腕前。
石坂さんがいつ頃から絵を描くようになったのかは不明ですが、一時期、仕事が忙しく、全然描けなかった時期があったそうですが、1969年頃に絵を描くことを再開し、個展を開いたところ、
洋画家の東郷青児さんから、
二科展に出したらどうかね
と言われ、絵の先生を紹介してもらったことがきっかけで、絵の手ほどきを受け、「二科展」に出すようになったのだそうです。
石坂さんの作品
石坂さんは、少年時代から、フランスの画家、ギュスターヴ・モローのヌードのデッサンがすごく好きだったそうで、描く絵も裸婦ばかりで、最初はモデルを使わず、想像で描かれていたそうですが、
デッサンを学ぶべきだ
と、先生に言われて、モデルを見て描くようになると、筋肉や骨格を学ぶことができ、とてもおもしろかったそうです。
ちなみに、石坂さんは、1970年頃、ギュスターヴ・モローの絵が売りに出されているのを知ると、どうしても手に入れたいと思い、フジテレビに1000万円前借りしたそうで、その後2年くらいは、ずっとタダ働きだったそうです(笑)
プラモデル愛好家
また、石坂さんは、少年時代から、熱烈なプラモデルの愛好家で、絵を再開した1969年頃、ふと、米軍の戦闘機「P51ムスタング」のキットを購入して作ってみたところ、石坂さんが昔作っていたプラモデルとは比べ物にならないほど精巧にできていることに、とても驚かれたそうで、
このことがきっかけとなり、戦闘機などのプラモデルにハマるようになり、塗料を買ったり、工具をそろえたりと、夢中になったのだそうです。
ちなみに、石坂さんが特に好きなのは、第二次大戦時のヨーロッパの戦闘機で、特にドイツ軍機の「メッサーシュミットBf109」だそうで、
このプラモデルは、いろいろなメーカーの、いろいろな縮尺のものを109機作ることに、なんと、30年くらい挑戦されているとのこと。
古いキットはすぐに壊れてしまうため、なかなか目標達成とはいかないようですが、それがまた、良いとのことで、2009年には、プラモデル好きが高じて、老眼世代向けのサークル「ろうがんず」を結成。
2014年には、結成5周年を記念して、横浜市でコンテストも開催されているそうで、石坂さんの熱いプラモデル愛が伝わってきますね。
ハズキルーペのCMでは鉄道模型
また、石坂さんは、2010年、「ハズキルーペ」のCMに出演されているのですが、このCMで、石坂さんが鉄道模型もされることが、広く世の中に知られました。
ちなみに、「ハズキルーペ」は、「Hazuki Company株式会社」という会社が自社ブランドとして立ち上げたメガネ拡大鏡のことで、30年以上にも及ぶロングセラー商品だそうですが、
「Hazuki Company株式会社」が「ハズキルーペ」を自社ブランドとして確立させるため、2010年に50億円以上もの広告宣伝費用をかけた初代CMに起用されたのが、石坂さんだったのでした。
そして、CMでは、当時、60代だった石坂さんが、オシャレなリビングで「ハズキルーペ」をかけて鉄道模型を作られているのですが、これが、とても落ち着いた雰囲気に仕上がっていて、60代以上の高齢者の「ハズキルーペ」販売に大きく貢献したのだそうです。
また、2017年に放送された、石坂さん主演の、高齢者向けに制作されたテレビドラマ「やすらぎの郷」内でも放送されたそうで、「ハズキルーペ」の知名度は購買層にさらにアップしたとのことでした。
「ハズキルーペ」のCMより。
さて、いかがでしたでしょうか。
石坂さんの、
- 絵画は二科展12年連続入選
- プラモデル愛好家
- ハズキルーペのCMでは鉄道模型
について、まとめてみました。
80歳目前となっても、お仕事では帯ドラマで主演を張り、プライベートでは多趣味と、存分に人生を謳歌されている石坂さん。
これからも、ずっと、憧れの存在でいてほしいものです♪
「石坂浩二の鑑定団司会降板理由はイジメ?プロデューサーの画像は?」に続く