中尾ミエが若い頃は「可愛いベイビー」が大ヒット!


幼少期は裕福な暮らしを送るも、お父さんの経営する会社が倒産したことから、一転、貧しい生活に転じ、中学生にして、歌のアルバイトで家計を支えていた、中尾ミエ(なかお みえ)さんですが、1961年に「渡辺プロダクション」と契約すると、翌年の1962年には、いきなり、デビューシングル「可愛いベイビー」が大ヒットし、一躍、スターダムを駆け上がります。

「中尾ミエの生い立ちは?中学生にして歌で家計を支えていた!」からの続き

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デビュー曲「可愛いベイビー」がミリオンセラーの大ヒット

作曲家・平岡精二さんのもとでレッスンを受けながら、平尾さんのバンドのヴォーカリストとして、ジャズ喫茶巡りをし、下積み生活を送っていた中尾さんですが、

翌年の1962年4月、16歳の時、ファーストシングル可愛いベイビー(ジャケットの表記は「可愛いいベビー」)でデビューすると、なんと、いきなり、100万枚を売り上げる大ヒット。

同年末には、「第13回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たすなど、中尾さんは、たちまちスターダムへと駆け上がります。


可愛いベイビー

「可愛いベイビー」はコニー・フランシスのために和訳されていた

ところで、この「可愛いベイビー」、アメリカの歌手、コニー・フランシスさんが1961年に発売した「Pretty Little Baby」のカバー曲なのですが、

訳詞された漣健児(さざなみ けんじ)さんによると、中尾さんは、渡辺晋社長の秘蔵っ子中の秘蔵っ子という存在で、「渡辺プロダクション」が、レコード会社「ビクター」とともに、社運をかける勢いで中尾さんの宣伝に力を入れており、渡辺社長から直々に、「絶対彼女に合う曲を探してほしい」と頼まれていたのだそうです。

そんな中、アメリカの出版会社から、コニー・フランシスさんのためにと日本語訳を依頼されたのが、この「可愛いベイビー」だったそうで、漣さんは、完成した日本語訳で、コニー・フランシスさんのレコーディングを行ったそうですが、

その後、このデモテープを渡辺社長に聴かせたところ、渡辺社長が気に入り、中尾さんのデビュー曲となったのだそうです。

(そのため、中尾さんがデビューする前月の1962年3月には、コニーさんが漣さんによる日本語詞で歌った音源が日本で発売されています)


コニー・フランシスさんによる「可愛いベイビー」(日本語版)

「ハイハイ」はコニー・フランシスのアイデアだった

また、漣さんは、コニーさんのニューヨークでのレコーディングに立ち会った際、

コニーはローマ字で書かれた楽譜を見ながらレコーディングをしていたのですけれども、「頭の可愛いベイビーに続くコーラスを“ハイハイ”にしてもOKか」と聞いてきたのです。

語学が堪能な彼女は、日頃、日本人が何かにつけて「ハイ」と言うのを聞いて思いついたようです。もちろん、私は「ハイ・ハイ」じゃなく「Yes」と・・・(笑)

と、原曲では「ハイハイ」とは歌っておらず、コニーさんのアイディアで(日本語版では)「ハイハイ」を入れることになったと、明かされているのですが、

この「ハイハイ」というセリフが、中尾さんの魅力とマッチし、ヒットに繋がったのでは、と語っておられました。

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超過密スケジュールで働いていた

さて、中尾さんはというと、

デビュー後、最初のレコード「可愛いベイビー」がヒットしてからはスケジュールが二四時間入っていてね。もう本当にメチャクチャ忙しかった。

仕事を始めてから、あの時(渡辺プロダクションと契約する時)「健康ですか?」と聞かれた意味がなるほどと分かりましたね。そうでなくては務まらない。ええ、もちろん「健康です」って答えましたよ(笑)。

当時はまだ新幹線も開通していませんから移動はすべて寝台列車。これがまた時間がかかったんです。加えて、その頃の芸能界には今でいうユニオン(組合)のようなものがなかったため、24時間、隙間なく仕事を入れるという感じで、基本的に寝るのは次のステージに向かう列車の中。

目的地に着いたらすぐ仕事で、終わればまた次の仕事場に向けて列車に乗ってという、今じゃ考えられない超過密スケジュールで働いていましたね。

テレビや映画の撮影にしたって終わらなければ何時まででもやる。24時どころか、25時、26時、27時、28時という時間があって、それが普通のことと思っていました。

と、今では考えられないほど、超ブラックな働き方をされていたそうですが、

中尾さんには、早く稼いで両親に家を建ててあげたい、という具体的な目標があったため、どれだけ仕事が忙しくても、「辛い」「辞めたい」「普通の女の子に戻りたい」などと思ったことは、ただの一度もなかったのだそうです。

「中尾ミエが若い頃は伊東ゆかりと園まりで「スパーク3人娘」!」に続く

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