1962年、15歳の時にボディビルディングに魅了されると、以来、ボディビルディング世界一を目指してトレーニングに励むも、周囲からは変人扱いされていたという、アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)さんですが、18歳の時、「ジュニア・ミスター・ヨーロッパ」コンテストで優勝すると、一気に道が開けていきます。

「シュワルツェネッガーは若い頃ボディビルで変人扱いされていた!」からの続き

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兵役中も任務の間にトレーニングを続けていた

周囲から変人扱いされるも物ともせず、ボディビルディングのトレーニングに励んでいたシュワルツェネッガーさんですが、

実は、当時、ほとんどのボディビルダーが、スティーブ・リーブスさんの肉体を理想とする中、シュワルツェネッガーさんだけ、レッグ・パークさんをボディビルダーのお手本としていたそうで、

後に、シュワルツェネッガーさんは、

私はリーブスは好きじゃあない。レッグ・パークこそ、私が追い求め、憧れた、たった1人のビルダーであった

と、語っており、

あくまで、ブレずに自身の信じた道を突き進んでいたことが伺えます。

18歳の時「ジュニア・ミスター・ヨーロッパ・コンテスト」で優勝

そんなシュワルツェネッガーさんは、1965年、18歳の時、兵役につくと、オーストリア陸軍第四戦車大隊に配属され、史上最年少記録の18歳で戦車兵としての任務に就いたそうですが、

暇を見つけてはトレーニングを続けていたことと、軍隊の規則正しい生活のおかげで、より大きく身体が発達したそうで、

これに少し自信がつき、兵役中、こっそり、「ジュニア・ミスター・ヨーロッパ・コンテスト」に参加することを決意したそうです。

とはいえ、これまで、ポージングなどまるでやったことがなく、コンテストに向かう列車の中であれこれ考え、結局、ずっと脳裏に焼き付いて離れなかった、レッグ・パークさんのポーズをすべて真似てコンテストに臨むと、見事優勝。

すると、コンテスト優勝の噂はまたたく間に軍隊に広まり、シュワルツェネッガーさんはちょっとした英雄となったのだそうです。

(ただ、このコンテストに参加するために無許可で任務を離れたため、一週間の収監処分を受けることとなったそうです)


「ジュニア・ミスター・ヨーロッパ・コンテスト」で優勝した当時のシュワルツェネッガーさん。

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チャールズ ・ワグ・ベネットにスカウトされる

また、「ジュニア・ミスター・ヨーロッパ・コンテスト」で審査員を務めたチャールズ ・ワグ・ベネットさんがやって来て、

君は素晴らしい素質をもっている。ぜひ私のところへ来なさい

君はミスター・ユニバースを観たことがある?ないだろう。私のところへ来たら観に連れていってあげよう

と、声をかけてきたそうで、

シュワルツェネッガーさんは、「ミスター・ユニバース」こそが「世界一」であり、目標とするコンテストだったことから、

観るだけ?

と、尋ねると、

ベネットさんには、

そうだ。観につれてってやるんだぞ!

と、繰り返され、

シュワルツェネッガーさんが、

それはウレシイけど、観るだけじゃあなくて、ボクは出場したい

と、言うと、

No!No!No!・・・それはダメだ。ユニバースに出てくるようなのは、みんなものスゴイ身体をしているんだ!君はまだダメだ

と、笑われたそうで、シュワルツェネッガーさんは、ベネットさんの勧めにより、ドイツ行きを決意。

こうして、シュワルツェネッガーさんは、除隊後、故郷を出発し、ドイツのミュンヘンを訪れたのでした。

(シュワルツェネッガーさんは、生まれてから一度も故郷を出たことがなく、都会で生活をしたことがなかったため、ミュンヘンでは、車の多さに驚いたそうです)

「シュワルツェネッガーは若い頃Mr.ヨーロッパで優勝していた!」に続く

チャールズ ・ワグ・ベネットさん(左)とシュワルツェネッガーさん(右)。

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