68歳の時にうつ病と診断されると、家族のサポートもあり一旦は回復するも、その後、再発し、さらには、パーキンソン病や不整脈も発症するなど、晩年は病気の連続だった、高島忠夫(たかしま ただお)さん。

そんな高島忠夫さんは、2019年6月26日、88歳で他界されているのですが、今回は、高島忠夫さんの死因、壮絶だったうつ病の闘病、うつ病になった原因、パーキンソン病、不整脈などについてご紹介します。

高島忠夫

「高島忠夫の子供は息子が3人!長男は殺害死!次男は高嶋政宏!三男は高嶋政伸!」からの続き

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高島忠夫は不眠とアルコール依存に悩んでいた

デビューからトントン拍子でスターに駆け上がった高島忠夫さんは、人気稼業ゆえの暴飲暴食がたたり、40代の頃に糖尿病と診断されると、その後、120キロあった体重を3年かけて70キロまで減らすダイエットに成功したそうですが、

ダイエットの成功とともに、酒量が増え、1984年、54歳頃から、不眠とアルコール依存に悩み、睡眠薬が手放せない状態で仕事を続けていたといいます。

高島忠夫は68歳の時にうつ病を発症!その原因とは?

そして、1998年、68歳の時には、重度のうつ病を発症し、レギュラー番組だった「ゴールデン洋画劇場」「暴れん坊将軍」など、すべての番組を降板し、闘病生活を送っているのですが、

高島忠夫さんがうつ病になった原因については、

  • 1964年、生後5ヶ月だった長男の道夫くんが17歳の家政婦に殺害されるという悲劇に遭っていた
  • 1995年、阪神淡路大震災で実家が全壊
  • 1998年、26年間(1997年~1998年)続けてきた、愛着のある仕事「ごちそうさま」の司会の降板
  • 母親の入院(2000年に死去)

など、様々な出来事の心労が重なったのではと言われています。

(降板した当時は、「糖尿病」と発表されています)

高島忠夫はうつ病の症状が改善し仕事復帰するも再発していた

それでも、高島忠夫さんは、翌年の1999年、69歳の時には、症状が改善したことから仕事に復帰し、復帰後初仕事のトーク番組「徹子の部屋」に出演した際には、うつ病だったことを告白したのですが・・・

その後、無理がたたったのか、うつ病が再発。

症状が悪化したため、再び闘病生活となったそうです。

ちなみに、高島忠夫さんは、療養中、雨戸を閉めた真っ暗な部屋で一日中ベッドに横たわり、天井をずっと見続けるだけの生活を送っていたそうで、

食事も、持ってきてくれたら食べるけれど、放っておかれたら、そのままでずっと平気だった。

と、明かしており、かなり異常な状態だったことが伺えます。

また、うつの症状が一番ひどい時には、妻の寿美花代さんは、高島忠夫さんが自殺することを恐れ、家中の刃物(包丁など)をすべて隠すほか、浴槽の栓を常に抜いている(お湯を溜めていない)状態にしていたといいます。

高島忠夫はパーキンソン病を発症していた

そして、追い打ちをかけるように、2000年、70歳の時には、パーキンソン病を発症したそうですが、

うつ病の方はというと、妻の寿美花代さん、息子の高嶋政宏さん、高嶋政伸さんら、家族の支えで回復し、2003年頃からは、徐々に芸能活動を再開。

2007年春から完全復帰すると、その闘病の様子が、「うつへの復讐~絶望からの復活~」でテレビドラマ化されたのですが・・・


「うつへの復讐~絶望からの復活~」より。(左から)松方弘樹さん、別所哲也さん、高橋惠子さん、袴田吉彦さん。

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高島忠夫は不整脈で心臓にペースメーカーを取り付ける手術をしていた

2010年、80歳の時には、今度は、不整脈に襲われ、心臓にペースメーカーを取り付ける手術を行ったそうです。

それでも、2013年6月には、バラエティ番組「カスペ!」の「独占密着!真実の高島ファミリー『忠夫さん、死ぬまで一緒やで』~寿美花代・献身愛で闘う夫の病~」で、5年ぶりとなるテレビ出演し、復活を果たしたのでした。

高島忠夫の死因は老衰

その後は、入退院を繰り返しながら闘病を続けていたという高島忠夫さんですが、2019年6月26日13時1分、老衰のため、自宅で他界されています。

ちなみに、臨終には、息子の高嶋政宏さんと高嶋政伸さんは間に合わず、妻の寿美花代さんが一人で看取ったそうですが、

高嶋政宏さんは、

母曰く最後は眠るように旅立っていったのが、せめてもの救いです

高嶋政伸さんも、

穏やかな最期を迎えられましたのも、長きにわたり父、高島忠夫を応援して下さった皆様のおかげだと思います。心より感謝を申し上げます

と、コメントしており、安らかな最期だったようです。

高島忠夫
(後列左から)高嶋政宏さん、高嶋政伸さん、(前列左から)寿美花代さん、高島忠夫さん。

お読みいただきありがとうございました

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