1987年、お昼の番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」の木曜日のレギュラーに抜擢されると、持ち前の話術を発揮し、見事、東京進出を成功させた、笑福亭鶴瓶(しょうふくてい つるべ)さんですが、実は、関西時代、「突然ガバチョ!」という番組で、生放送中、生首が映されたという、都市伝説があるといいます。

「笑福亭鶴瓶はタモリに強く信頼されていた!」からの続き

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「突然ガバチョ!」

「突然ガバチョ!」は、当時、ラジオ番組「MBSヤングタウン」で人気を博していた鶴瓶さんが本格的にメインとなったテレビ番組で、

鶴瓶さんがタクシーの運転手に扮し、毎回ゲストを乗客として迎えてトークする、「つるべタクシー」というコーナーや、


「つるべタクシー」より。鶴瓶さんと菊池桃子さん。

視聴者から寄せられた面白いハガキを鶴瓶さんが読み、スタジオの観客が笑うのを我慢する、「テレビにらめっこ」というコーナーで、


「テレビにらめっこ」より。笑ってしまった人はムキムキの男性に場外へ連れて行かれました。

爆発的な人気を博し、鶴瓶さんが東京進出するきっかけとなった番組なのですが、

実は、この番組にまつわる、恐ろしい都市伝説があるというのです。

都市伝説は「突然ガバチョ!」の心霊写真コーナーで起こった?

「突然ガバチョ!」では、前述のコーナーのほか、毎年夏になると、心霊写真コーナーを放送しているのですが、ある時、番組に一枚の心霊写真が送られてきます。

そして、その写真には、手足の写っていない2人の女の子と、首が写っていない1人の女の子が写っていたそうですが、手足が写っていなかった2人の女の子は、すでに2人とも手足を失って死亡していたそうで、この写真を送ってきた、首が写っていない女の子だけが唯一生き残っていたのだそうです。

そこで、「突然ガバチョ!」のスタッフが、「呪いなんて絶対にあり得ない」ことを証明しようと、この写真を送ってきた女の子を、鶴瓶さんたちのいるスタジオに呼び、生放送で事情を聞くことになったのですが・・・

都市伝説「生首生放送事件」

生放送当日、その女の子が付き添いの母親と共にスタジオ前に着くと、暴走した自動車が突っ込んできて、女の子は写真の通り、首を切断されて亡くなってしまったというのです。

しかも、突然、娘を失った母親は気が狂い、ちぎれた娘の生首を抱え、血まみれのままスタジオに乱入。

これに、会場は悲鳴に包まれて大混乱となると、カメラは、急いで天井にそらされるも、突然の出来事で、一瞬、生首が生中継されてしまい、これが原因で、「突然ガバチョ!」が打ち切りとなったというのです。

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真相は?

しかし、鶴瓶さんは、この都市伝説について、

「ぬかるみの世界」をやり始めて2、3年やから、もう20年くらい前からこの噂はあった。で、長いこと経つうちに、生首がって話まで膨らんだんでしょうな。

と、はっきりと否定。

ラジオ番組「ぬかるみの世界」のリスナーが、広めたデマだと語っています。

(※「ぬかるみの世界」とは、鶴瓶さんと新野新さんがパーソナリティーを務め、1978年4月から1989年10月まで放送されたラジオ番組)

また、「突然ガバチョ!」が終了した理由については、

客が自分の話を聞きに来たんじゃなくて、自分の顔を見に来ていただけだった

と、鶴瓶さんが危機感を覚え、このままではダメだと、降板を申し出て、終了となったとのことでした。

「笑福亭鶴瓶のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」に続く

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