1987年12月と1988年1月、二回に渡って、松尾貴史(当時はキッチュ)さんのラジオ番組「ラジオファンキーズ」で、生放送中にもかかわらず、松尾さんと激しい口論を展開した、上岡龍太郎(かみおか りゅうたろう)さんですが、松尾さんが逆襲の勢いを増していくと、ついに激怒します。

「上岡龍太郎に対するキッチュ(松尾貴史)の反撃も凄かった!」からの続き

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キッチュ(松尾貴史)が上岡龍太郎の弱者攻撃を指摘

松尾貴史(当時はキッチュ)さんの思わぬ反撃に遭い、なんとか流れを変えたい上岡さんは、

話が非常に分散してますね。

と、言うのですが、

松尾さんは、

分散してもそういう諸事情がありますから。

と、反論し、

(ひさうちさんが)今出てはるし、そんなん言わんでいいじゃないですか、と僕が、「まあまあ」と、そういう言い方をしたと思います。

そしたら、世に出されたものは、悪いとか、いいとか、どう評価されようがかまわないやないか、(と上岡さんは言った)その出し方がすごい嫌やったな、と僕がちょっと感情的になったんですわ。

と、さらに、まくし立てます。

今度は上岡龍太郎が激怒しディレクターまで巻き込む

そこで、上岡さんは、やや、言葉に窮するも、

上岡さん:ということは、君が好きか嫌いかだけの問題や。
松尾さん:そうです。だから、感情でもの言うなと言われて、感情でもの言うてる時やから、いや、それはできません、って言うたんですわ
上岡さん:そうすると、君は、僕のいいぐさが気にいるか気に食わんかで、感情の問題や。
松尾さん:まあ、その時はそうですね。
上岡さん:そしたら、僕がひさうちさんの絵をどう評価したかという、内容の問題やないわけや。

と、続けると、

それに対し、松尾さんが、

まあ、評価になってませんけどね。記憶にないってことは。

と、言ったことを逃さず、

今度は、上岡さんが声を荒げ、

上岡さん:記憶にないということは、僕の事実や。ちがうか?
松尾さん:そうです
上岡さん:僕の事実は君にとってはまったく関係ないんや。
松尾さん:関係ないです。
上岡さん:僕が記憶にないといった事実は君にとって、好きか嫌いか、好みか好みじゃないかだけの問題やろ。
松尾さん:そうですね。
上岡さん:そこに絵がどうこうという論理はまったく君にとって関係ないわけや。それで人を攻撃できんのか。
松尾さん:攻撃は僕はしてません。
上岡さん:したやないか! あの時、ゲストに対する態度か! あれが!
松尾さん:あ・・・
上岡さん:ディレクター、そうは思いませんか。人をゲストに迎えておいて、それだけの口を僕に聞くということは・・・

と、ついに、ディレクターまで巻き込みます。

キッチュ(松尾貴史)がたまらず謝罪

すると、松尾さんは、上岡さんには逆らえないと思ったのか、

あ、それはまあ、上岡さんに逆らうっていうのは、僕が間違ごうてたとは思いますけど。

と、謝るのですが、

上岡さんはというと、

なんで、間違うねん。逆らうのが。僕は逆らうのが間違ごうてたとは言うてないよ。なんで逆らうのが間違いやねん。ほな、僕にとって、強いもんて言うてくれ。誰が強いもんや。

と、松尾さんの謝罪に流されず、論点を戻します。

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上岡龍太郎はキレ気味ながら正論でキッチュ(松尾貴史)を口撃

そこで、上岡さんのあまりの剣幕に、松尾さんは、

そういう言い方されたって・・・

と、言うのですが、

上岡さんは、構わず、

そうなるやないか、弱いもんばっかり批判してって。よし、強いもん言うてくれよ。誰やねん。

と、畳み掛け、

さらには、

リスナーは強いもんやないか。お前はな、そんなこっちゃから番組が分かってないねん。この番組に出してくるハガキの人、その人こそ、強い人やないか。その人に、おもしろないって言うと、その人はまた考えてくる、それでこそ、番組との交流ができんのとちゃうか。

それを僕は何年かやってるから、歌って笑ってドンドコドンなる番組のレギュラーなりの、リスナーのレベル上がってきてるんとちゃうか。

と、まくし立てたのでした。

「上岡龍太郎のキッチュ(松尾貴史)への猛口撃にディレクターが仲裁!」に続く

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