子役として、映画「誰も知らない」で鮮烈なデビューを飾られた、俳優の柳楽優弥(やぎら ゆうや)さん。一時、低迷し、芸能界引退がささやかれましたが、見事復帰を遂げられ、現在は若手ながら演技派俳優の地位を確立されています。


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子役だった!

柳楽さんは、12歳の時、
友達が芸能活動をしているの見て、

楽しそうだったことから、
芸能界に入りたいと思われ、

事務所「スターダストプロモーション」に、
履歴書を応募。

映画「誰も知らない」の、
オーディションを受けられると、

是枝裕和監督に、
いきなり主役に抜擢されたのでした。

抜擢の理由は、

「目に力がある」

ということだそうで、

柳楽さんが、監督のイメージに、
ぴったり合っていたのでしょうね。

さらに、この映画は、2004年、
「第57回カンヌ国際映画祭」の、
コンペティション部門に出品され、

柳楽さんは、14歳という若さで、
男優賞を受賞されています。

同映画賞の史上最年少での受賞、
ということも話題を集め、

柳楽さんは、
一躍時の人となったのでした。

翌年以降も、
2005年「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」
2006年「シュガー&スパイス 風味絶佳」
2007年「包帯クラブ」

と、立て続けに、
映画の主演作がずらり。

柳楽さんは、
映画界で引っ張りだことなります。

ちなみに、柳楽さんは、2003年、
テレビドラマ「クニミツの政」
に出演されていますが、

映画「誰も知らない」は、撮影に1年、
公開はさらに、その1年後だったことから、

メディアへの登場は、
テレビドラマの方が先となっています。

転落

柳楽さんは、俳優としてのキャリアを、
順調に積んでいかれますが、

2003年のテレビドラマ、
「クニミツの政」で共演した、
元俳優の押尾学さんに憧れるようになり、

現場での、態度の悪さが目立つように、
なっていったことから、
次第にオファーが減っていきます。

また、デビュー作の「誰もしらない」の成功で、
周囲の期待が高くなっており、

そのプレッシャーからか、
2008年頃には体調を崩され、

CMや雑誌の取材のような、
単発の仕事しかされていなかったようです。

自殺未遂?

さらに、柳楽さんは、2008年8月、
自宅で安定剤を大量に服用し、
病院に搬送されています。

幸い命に別状はなく、治療を終えて、
その日のうちに退院されたとのことですが、

柳楽さんは、
自身のホームページで、

自殺未遂ではなく、家族との口論が原因

と報告されています。

カッとなった気持ちを鎮めるために、
安定剤を飲み過ぎてしまった、
ということのようですが、

一部の報道では、

「薬を100錠飲んだ」

とありましたので、
柳楽さんの心身の不安定さが分かります。

その後も、激太りや奇行などが、
度々報道され、
迷走状態が続いていたようです。

ちなみに、体重はピーク時で、
25キロ増の、82キロにまで増えていたとか!

そして、柳楽さんは、
「消えた俳優」として、
週刊誌に取り上げられるほど、

めっきり、メディアに、
姿を見せなくなってしまったのでした。

結婚は?

しかし、そんなどん底の柳楽さんを、
支えてくれる女性が現れます。

柳楽さんは、2009年、
モデルの豊田エリーさんと婚約、

2010年1月に入籍され、
同年、10月には娘さんが誕生しています。

馴れ初め

柳楽さんと豊田さんは、
同じ堀越高等学校に通っておられ、

入学してすぐに、
柳楽さんが豊田さんに一目惚れしたことから、
告白され、交際することになったのだとか。

そして、お二人はすぐに、
結婚を考えるようになったのですが、
交際4年で破局。

しかし、破局から半年後に、
柳楽さんが、豊田さんに電話をしたそうで、

「久しぶり。結婚しよう。」

と、プロポーズされたのだとか。

実は、交際を始めた高校生の頃、
豊田さんは、

「20歳の時にプロポーズされたい」

と、1回だけ、
言ったことがあったそうです。

その言葉を、柳楽さんはちゃんと覚えておられ、
豊田さんの願いを叶えられたのですね♪

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芸能界復帰へ

一時期は芸能界引退説まで、
ささやかれた柳楽さんですが、

奥さんの支えなどで、
減量にも成功し、

2010年には、
「すべては海になる」で主演を務め、
俳優として、復帰を遂げられています。

「すべては海になる」より、佐藤江梨子さんと柳楽さん。

しかし、翌年の2011年には仕事がなく、
自動車ディーラーでの洗車や、居酒屋のアルバイトで、
生計を立てておられたようです。

居酒屋では、名前のバッジで、
柳楽さんだと、客に分かってしまい、

「柳楽? サインちょうだいよ~」

と、言われることもあって、
とても悔しい思いもされたようですが、

かえって、

「俳優として経験を積んでいきたい」

と、強く思うようになったのだそうです。

そして、2012年には、
蜷川幸雄さんの舞台「海辺のカフカ」で、
舞台初出演を主演で飾り、

2014年には、
テレビドラマ「アオイホノオ」で、
連続ドラマ初出演も果たされるなど、

見事、どん底から這い上がられます。

その後も、
2015年「合葬」
2016年「ピンクとグレー」
など、話題の映画に出演、

また、2015年には、
NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、
池畑大輔 役を好演されるなど、
押しも押されぬ人気者に。

さて、生来の真面目な性格に加え、
苦しい経験~家族の支えなどがあり、
俳優としてパワーアップされた柳楽さん。

これからも、魅力あふれる演技で、
私達を魅了して欲しいですね。

応援しています!!

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