数多くの大ヒットドラマを世に送り出した、脚本家の宮藤官九郎(くどう かんくろう)さん。脚本家の他にも、俳優、映画監督、作詞家、放送作家と、マルチに活動され、劇団「大人計画」のバンド「グループ魂」では、ギターを担当されています。


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放送作家を目指す

宮藤さんは、中学、高校時代と、
「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、

たけしさんのトークの相方を務められた、
放送作家の高田文夫さんに憧れ、

この世の中に、放送作家という、
職業があることを知ったのだそうです。

そこで、宮藤さんは、
放送作家になるため、

日本大学芸術学部放送学科に進学されるのですが、
ほどなくして、中退されています。

授業が想像していたのと違っていたことや、
友達ができず、つまらなかったことが、
理由のようです。

芸能界へ

その後、宮藤さんは、
劇団「大人計画」の、

スタッフ募集の張り紙を見て応募し、
採用されます。

宮藤さんは、やがて、
「大人計画」の部分公演の、
作・演出を手がけられるようになり、

1996年からは、ご自身の公演を、
「ウーマンリブ」と名付けられ、
活動されています。

そして、1997年には、
竹中直人さんのコント番組「デカメロン」など、

バラエティ番組の構成作家としても、
活動されるようになり、

2000年に、「池袋ウエストゲートパーク」で、
脚本家として、連続ドラマデビューを飾られると、

2001年「ロケットボーイ」
2002年「木更津キャッツアイ」
2003年「マンハッタンラブストーリー」

2005年「タイガー&ドラゴン」
2008年「流星の絆」
2013年「あまちゃん」
2014年「ごめんね青春!」

映画では、

2002年「ピンポン」
2003年「木更津キャッツアイシリーズ」
2004年「ゼブラーマン」

2005年「真夜中の弥次さん喜多さん」
2007年「舞妓Haaaan!!!」
2009年「少年メリケンサック」

など、次々とヒット作を、
連発されたのでした。

まさに、
トントン拍子の活躍ぶりですね!

奥さんは?子どもは?

さて、そんな宮藤さんの、
気になるプライベートですが、

2004年、宮藤さんが24歳の時、
振付師の八反田リコ(はったんだ りこ)さんと、
結婚されていて、

翌年の2005年には、
女の子が誕生しています。

奥さんについては、情報がなく、
詳しいことは分かりませんでしたが、

2003年には、
映画「ウォーターボーイズ」「陸ダンス」ほか、
 
テレビドラマ「マンハッタンラブストーリー」での、
振付師役の及川光博さんのダンスシーン、

2010年には、
テレビドラマ「うぬぼれ刑事」のダンスシーン、

2011年には、
大泉洋さんが出演されている、
LIONのCM「PRO TEC」のダンスシーン、

2013年には、
NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のほか、

NHK教育テレビ「みいつけた!」での、
宮藤さん作詞の「なんかいっす~」等のダンスシーンなどで、

振り付けを担当されており、

度々ご夫婦で、
一緒にお仕事をされているようです♪

ごめんね青春!

宮藤さんは、2014年、
テレビドラマ「ごめんね青春!」
の脚本を手がけられ、

錦戸亮さん、満島ひかりさん、AKB48の川栄李奈さん、
トリンドル玲奈さん、森川葵さんら、

人気俳優が続々と出演したことでも、
話題となりました。

しかし、まさかのまさか、
平均視聴率は5.8%と振るわず、

1993年から始まった、
「日曜劇場」史上、
最低の記録を更新してしまったのだとか。

宮藤さんは、ご自身のラジオ番組、
「宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD」で、
その苦しい胸の内を、

「俺の感覚がズレてるのかと思うと、不安になっちゃって・・・」
「俺が面白いと思うことは、ダメなんじゃないか」
「何かが違ってるんだろうな」
「心はズタズタ」

と、吐露しておられます。

なぜ、視聴率が低迷してしまったのか、
理由はいろいろ考えられるようですが、

ひとつには、
主演の錦戸亮さんが、まだソロ活動に弱く、
ドラマで数字が取れないこと、

そしてもうひとつは、
宮藤さん独特の、細かいギャグに、
視聴者の好みが分かれてしまい、

「くだらない」と見限った視聴者が
多かったことなどが、
挙げられているようです。

しかし、その一方で、
このドラマを絶賛する声も多く上がっており、

視聴率が低迷していることが、
理解できないとも。

「あまちゃん」の時とは違い、
一般受けしない部分が多く、

好き嫌いがはっきり分かれた、
ドラマだったようですね。

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ゆとりですがなにか?

さて、2016年4月から始まる、
テレビドラマ「ゆとりですがなにか」でも、
脚本を担当されている宮藤さん。

「ゆとり世代」で育った3人の若者が、
決してゆとりがあるとは言えない、
現実の競争社会で生きていく姿を描いた、

宮藤さん初の、
社会派ドラマということで、

宮藤さんは、

国が定めた教育方針で図らずも
「ゆとり世代」とくくられた彼らが、

自虐的に「ゆとり」と口にせざるを得ない、
そんなゆとりのない現代社会。

社会人経験ゼロの私が、
45才にして初めて挑む社会派ドラマです。

と、その意気込みを語っておられました。

また新たな「クドカンワールド」で、
私達を魅了してくれるのでしょうか?

宮藤さん独特の、
冴え渡る脚本に注目です!!

https://www.youtube.com/watch?v=h9qdncwY1JY

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