現役時代、プロ野球選手として凄まじい活躍をし、巨人ファンのみならず、多くの野球ファンを魅了した王貞治さんの次女として誕生した、王理恵(おう りえ)さんですが、少女時代は、お父さんから、スパルタ教育とも言える、厳しい躾(しつけ)を受けて育ったといいます。
「王理恵の父親は王貞治!幼少期に一緒に過ごした記憶がない?」からの続き
父・王貞治からスパルタ教育を受けていた
少女時代、野球選手だった父・王貞治さんとはほとんど一緒に過ごした記憶がないという理恵さんですが、理恵さんたち姉妹は、お父さんからスパルタ教育を受けて育ったそうで、
- お父さんが帰宅した際には、母・姉・妹とともに玄関で三指をついて「おかえりなさい」と言って出迎えていた
- 野球観戦の際、(4~5回まわってくる)お父さんの打席の時は、姉妹3人、テレビの前に正座して応援させられていた。(野球の試合を見たくて見ているというよりも、お母さんに見させられている、という感じだったそうです)
- ただ、当時、おもちゃメーカーが協賛している賞があり、お父さんはホームランを打つとおもちゃを持って帰ってくれたことから、それが楽しみだったそうです
- 口答えをして鼻血が出るほど殴られたことがあった
- 幼少期には、泣くと、お母さんに、「お父さんの練習の邪魔になる」と、泣き止むまで蔵に押し込めれたことがあった
- 大学時代には門限があり(大学1~2年は22時、3~4年は23時)1秒でも遅れると、1週間外出禁止だった
- 「お父さんに迷惑がかかるようなことをしてはいけない」というのがお母さんの口癖で、高校生になっても、友達とコンサートにも行かせてもらえなかった
と、厳しく躾(しつ)けられていたそうです。
父・王貞治が娘たちを厳しく躾けた理由とは?
ちなみに、お父さんである貞治さんは、娘たちを厳しく躾けた理由について、
娘3人だから、結婚していずれ家を出て行く。その時に恥ずかしい思いをさせたくないから、厳しい教育をした。
理というのも、王の里という意味から3人に付けた。どこへお嫁に行っても王家の娘としての立場を忘れずに立派に生きてほしいからだ
と、明かしています。
(門限を厳しくしたり、高校生になってもコンサートに行かせなかったのは、家に脅迫まがいの手紙が来ることもあり、娘たちを守るためという意味もあったそうです)
野球中継観戦のため「8時だョ!全員集合」が見られないことに不満を感じていた
そんな理恵さんは、プロ野球中継を観戦しなくてはいけなかったことから、土曜日の夜に放送されていた「8時だョ!全員集合」が見られないことにも不満を感じていたそうで、
週明けの月曜日には、「8時だョ!全員集合」が学校中の話題となっていたそうですが、(試合が台風などで中止の時やシーズンオフの冬しか見ることができなかったため)理恵さんはその話題についていくことができず、このことが、小学校時代の一番嫌な思い出として残っているそうです。
(そのため、ナイターがない月曜日は、当時、流行していた歌番組「ザ・トップテン」を、姉妹で毎週欠かさず見るほど、嬉しかったそうです)