本業であるニューハーフとしての仕事をしながら、1968年、25歳の時には、「愛してヨコハマ」で歌手デビューし、深夜番組「11PM」にも出演すると、以降、舞台、映画、テレビドラマなどに出演するほか、レギュラー番組も持つようになるなど、大ブレイクを果たした、カルーセル麻紀(カルーセル まき)さん。
今回は、そんなカルーセル麻紀さんの、デビューからの出演作品(テレビドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、CM)、書籍、写真集を画像を交えてご紹介します。
「カルーセル麻紀は女性ホルモンを自分で打ち胸の膨らみを出していた!」からの続き
カルーセル麻紀の出演作品(映画)
それでは、カルーセル麻紀さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
1968年「喜劇 競馬必勝法 大穴勝負」
1968年「新宿そだち」
1969年「異常性愛記録 ハレンチ」※直前まで出演予定も出演中止
1969年「残酷・異常・虐待物語 元禄女系図」
1969年「夜の最前線 東京女地図」
1969年「コント55号 宇宙大冒険」
1969年「野蛮人のネクタイ」
1970年「女の警察 国際線待合室」
1970年「不良番長 暴走バギー団」
1971年「性転換の神秘/ストレンジハー」※日本公開版にインタビュー出演
1971年「谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座」
1972年「影狩り ほえろ大砲」
1973年「女子大生 SEX方程式」
1974年「カルーセル麻紀 夜は私を濡らす」※主演
1975年「喜劇 特出しヒモ天国」
1976年「くの一忍法 観音開き」
1978年「俺は田舎のプレスリー」
1978年「俺は上野のプレスリー」
1978年「火の鳥」※実写版映画
1982年「道頓堀川」
1985年「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」※声の出演
2004年「苺の破片」
2007年「自虐の詩」
2008年「ピューと吹く!ジャガー」
2012年「劇場版 SPEC~天~」(境 役)
2024年「一月の声に歓びを刻め」(マキ 役)
「一月の声に歓びを刻め」より。
ちなみに、1969年に出演予定だった「異常性愛記録 ハレンチ」は、カルーセル麻紀さんが主役の予定で、カルーセル麻紀さんの知り合いから聞いたという実話をもとに脚本まで書かれていたようですが、
カルーセル麻紀さんが主役だと構成がうまくいかなったことから、カルーセル麻紀さんを脇役に変更すると、その後、カルーセル麻紀さんが怒ったのか、出演中止になったといいます。
カルーセル麻紀の出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1969年「女殺し屋 花笠お竜」(お巻 役(レギュラー))
1969年「特別機動捜査隊」第399話「緋牡丹の女」
1970年「プレイガール」第71話「怪談・怨霊館の妖女」
1970年「丹下左膳」第13話「ばてれん長崎の巻」(百合 役)
1972年「プレイガール」第157話「迫力世界一の女」(牧子 役)
1972年「プレイガール」第161話「真夜中の技くらべ」(さそりのおマキ 役)
1972年「プレイガール」第184話「真夜中の美少年」(ブラック・ローズ 役)
1973年「プレイガール」第209話「猟奇世界一の女」(可能まり 役)
「プレイガール」出演時のカルーセル麻紀さん。
1975年「プレイガールQ」第30話「白い乳房に蒼い毒針」(宗方小夜子 役)
1975年「プレイガールQ」第38話「怪談世にも凄まじい女の呪い」
1976年「お耳役秘帳」第25話「人斬り毒婦」(お歌 役)
1978年「大都会 PARTII」第52話「追跡180キロ」
1978年「西遊記」第1話「石猿誕生す」(乙姫 役)
1983年「土曜ワイド劇場 天才・神津恭介の推理 高木彬光の刺青殺人事件」
1988年「火曜スーパーワイド ぐるり富士山おまじないツアー」
1999年「土曜ワイド劇場 京都マル秘仕置帖1」
1999年「SPEC~翔~」(タロット占いおばさん 役)
「西遊記」出演時のカルーセル麻紀さん。
カルーセル麻紀の出演作品(バラエティ番組など)
バラエティ番組では、
1968年「11PM」※一時期はレギュラーコーナーも
1978~1991年「花の新婚!カンピューター作戦」(関西テレビ)
1983年「カルーセルの今夜こうして」(毎日放送テレビ、1983年7月21日 – 1983年12月21日)
1984年「カルーセルの今夜はうしみつ族」(テレビ大阪、1984年7月 – )
1983、1989年「ノックは無用!」(関西テレビ) ※横山ノックが選挙出馬時の代打司会として
2014年「バラいろダンディ」(TOKYO MX、2014年10月 – 2018年9月)※ 月曜ダンディ
2017年「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」『”オネエ”たちは闘った~知られざる勇気の系譜~』(NHK BSプレミアム)※主人公(2023年 NHK総合=再編集版)
カルーセル麻紀の出演作品(ラジオ番組)
ラジオ番組では、
「カルーセル麻紀のちょっと聞いてよ」(ラジオ日本)
カルーセル麻紀の出演作品(CM)
CMでは、
2016年「キリンチューハイ ビターズ」『女性社員』篇(2016年1月 – )※共演:速水もこみち、水野美紀、坂井真紀、酒井美紀
など、多数出演されています。
カルーセル麻紀の音楽(ディスコグラフィー)
そんなカルーセル麻紀さんは、歌手としても、
1968年10月「愛してヨコハマ」(B面「バナナ・ボーイ」)
1969年5月「おねだり」(B面「緋牡丹仁義」)
1971年8月「こけし」(B面「わかっていたの」)
1974年8月「夜の花びら(Les Fleurs du Soir)」(B面「禁色」)
1975年8月「南京町から」(B面「風来坊」)
1977年2月「日本列島日が暮れて…」(B面「新宿ふらふら」)
1978年3月「灰皿とって」(B面「なりゆきまかせ」)
1980年「なりゆきまかせ」(B面「みんな恋でした」)
1994年4月27日「恋は夢模様」(B面「おんな 金沢・主計町」)
1995年4月27日「酔いどれ女の流れ歌」(B面「夜霧のしのび逢い(La Playa)」)
と、シングルをリリースしています。
カルーセル麻紀の著書
また、カルーセル麻紀さんは、
2002年「私を脱がせて」(ぶんか社)
2007年「私は女」(ぶんか社文庫)
2005年「女は一日にしてならず」(幻冬舎)
2015年「酔いどれ女の流れ旅 カルーセル麻紀”自叙伝”」(財界さっぽろ)
などの著書も出版されています。
カルーセル麻紀の写真集
そして、2003年には、写真集も出版されています。
「ff(フォルティッシモ)」(2003年12月 大洋図書 撮影:山岸伸)
「カルーセル麻紀は性転換手術をモロッコで受けるも酷い誹謗中傷を受けていた!」に続く