2度の大麻取締法違反容疑による逮捕(1977年は不起訴)により、テレビでの仕事が激減するも、仲の良かったコロッケさんに自身のモノマネをするよう持ちかけたことがきっかけで、再ブレイクを果たした、美川憲一(みかわ けんいち)さんは、その後も、ちあきなおみさんと金鳥「タンスにゴン」のCMで共演すると、「もっと端っこ歩きなさいよ」というセリフが大ウケしています。
「美川憲一はコロッケに自身のモノマネを持ちかけ再ブレイクしていた!」からの続き
美川憲一は「タンスにゴン」のCMで「もっと端っこ歩きなさいよ」というセリフが大ウケし大流行していた
自らコロッケさんに自身のモノマネをするよう持ちかけ、1989年にはモノマネ番組でのコロッケさんとの共演で再ブレイクを果たした美川さんは、
翌年の1990年には、ちあきなおみさんと金鳥「タンスにゴン」のCMで共演すると、
美川さんの、
もっと端っこ歩きなさいよ
というセリフが大ウケし、大流行しています。
(それまで、美川さんは、線が細いシャープな感じの男性キャラだったのですが、「タンスにゴン」の「もっと端っこ歩きなさいよ」のセリフがウケたことから、オネエ言葉の方が商売になると思ったそうです)
美川憲一はコロッケのモノマネやCM「タンスにゴン」で17年ぶりの紅白復帰も複雑な気持ちだった
すると、美川さんは、1991年には、17年ぶりのNHK紅白歌合戦出場を果たし、その際には、コロッケさんとのデュエットで「さそり座の女」を歌唱しているのですが、
美川さんは、そのことについて、
ヒット曲があって紅白に出るのがそれまでのパターンだったけど、私が返り咲きしたのは、コロッケのものまねとか「タンスにゴン」の勢いで呼ばれたんですよね。
実際にNHKから報告を受けたレコード会社の方から「歌ではなく話題性で選ばれた」と聞いていたので、出場できるのはもちろん嬉しかったけど、歌手・美川憲一としてはすごく複雑でした。
と、語っています。
(美川さんは、1968年、22歳の時に、NHK紅白歌合戦に初出場すると、それから7年連続で出場するも、1975年には落選しているのですが、一度落選すると復活は難しいとされていた紅白歌合戦に、1991年、17年ぶりの出場を果たすと、以降、2009年まで、19年連続出場を果たしています)
美川憲一はコロッケにジョイントコンサートを持ちかけ全国を営業で回るとどこも大盛況となっていた
そんな美川さんは、その後、コロッケさんにジョイントコンサートを持ちかけると、コロッケさんもこれを快諾したことから、2人で全国を営業で回ったそうですが、
どこも天井が落ちるくらいお客さんでいっぱいになったそうで、
美川さんは、度々、メディアなどで、
どん底から自分を復活させてくれたコロッケには感謝している
と、語っています。
(感謝の気持ちを込めて、コロッケさんに豪華なステージ衣装をプレゼントしたこともあったそうです)
「美川憲一は紅白出場の為だけに毎年億単位のお金を使っていた!」に続く