2024年現在、80代にして現役で字幕翻訳家を続け、これまでに手掛けた映画は1500本を超えるという、戸田奈津子(とだ なつこ)さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょうか。
今回は、戸田奈津子さんは、結婚しているのか、子供はいるのか、家族はいるのかについて、ご紹介します。
「【画像】戸田奈津子の若い頃(字幕翻訳家デビュー以降)から現在までの経歴を時系列まとめ!」からの続き
戸田奈津子が結婚しない理由とは?
戸田奈津子さんは、これまで一度も結婚したことがなく、現在も独身です。
戸田奈津子さんは、結婚しなかった理由について、
私が結婚しなかった理由のひとつは母の影響もあります。20代はお見合いも勧められましたが、仕事を捨ててまで結婚したい人はいなかったな。
周囲にも、こんな夫なら欲しいと思う男性っていないのよ(笑)。嫌な男と結婚して我慢していることほど人生を無駄にしていることはないでしょ。
と、語っており、
なんと、結婚したいと思ったことは1度もないのだそうです。
戸田奈津子に子供はいない
そんな戸田奈津子さんには、子供もいないのですが、
戸田奈津子さんは、
私はね、たとえ今日死んでも何も悔いはない。自分で精一杯やってきたつもりだから。私なりにいい人生だったと思います。
そりゃ、失ったものもいっぱいあるかもしれない。でも、人間はすべてを持つことはできない。そんなこと言ってたらキリがないですしね。
人間がこの世に生まれて、どれだけの人が“生きて死んで”を繰り返してきたか。私もそのひとりであるわけだし、運命論者じゃありませんけど、それが自然の摂理だなと思って受け入れています。
子供も家族もいませんし、私ひとりでぱっと消えて後に何も残らない、“立つ鳥、跡を濁さず”で、消えていきたいと思ってます
と、語っており、
結婚や子供を持つことよりも、仕事を選んだことが分かります。
戸田奈津子の家族は母親が1人だった
私が結婚しなかった理由のひとつは母の影響もあります
と、語っていた戸田奈津子さんですが、
1歳の時にお父さんを亡くすと、その後は、2012年頃にお母さんが97歳で他界されるまで、ずっと2人暮らしだったそうで、忙しく働く戸田奈津子さんに代わり、お母さんが全部、家事をやってくれていたのだそうです。
(お母さんは美人だったことから、再婚の話もあったそうですが、全部断っていたそうで、戸田奈津子さんは、お母さんは、1人が気楽だったのでは、と思っているそうです)
1970年、映画「野性の少年」で字幕翻訳家としてデビューすると、以降、年間50本のペースで字幕翻訳を手がけるようになり、著名な字幕翻訳家の一人となった、戸田奈津子(とだ なつこ)さん。 そんな戸田奈津子さんは、終戦後の1 …
戸田奈津子は母親との年に2回の海外旅行が唯一の親孝行だった
戸田奈津子さんは、お母さんが存命の間、何もしてあげられなかったそうですが、唯一、年2回一緒に海外旅行をしたことが親孝行だったと思っているそうです。
もともと、お母さんは、定年後、1人でパッケージ旅行をしていたそうですが、そのうち、2人で一緒に行くようになり、飛行機とレンタカーだけを予約して、予定も立てず行きあたりばったりでヨーロッパの田舎をドライブ旅行することが恒例だったそうで、特に、食のおいしい、フランス、イタリア、スペインには、よく行ったそうです。
(事前にホテルを予約すると、そこまで行かなくてはならず、それがストレスになることから、ホテルは決めず、夕方に周辺を探して宿を決めていたそうで、とても気楽な旅で、お母さんも喜んでくれたそうです)
ただ、普段は、お母さんとはドライな関係だったそうで、一緒に住んでいたものの、お互い勝手なことをして独立していたのだそうです。
そのため、お母さんが亡くなった後も、空気のように感じ、(夢に出てきてくれることもあり)いなくなった感じがせず、喪失感はないのだそうです。
「戸田奈津子がトム・クルーズの通訳を引退した理由とは?出会いは?」に続く
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