2023年には歌手デビュー55周年を迎えるも、なおパワフルでありながら、情感溢れる歌声で人々を魅了している、大川栄策(おおかわ えいさく)さん。
そんな大川栄策さんは、1983年には、歌番組「ザ・ベストテン」で、「さざんかの宿」を歌唱中、タンスを軽々と担ぎ上げているのですが、「大川栄策さんはなぜ歌番組の途中でタンスを担いだのか」と、ネット上で話題となっています。
今回は、なぜ、大川栄策さんが、「ザ・ベストテン」でタンスを担いだのか、その経緯などについて調べてみました。
「大川栄策の妻は?子供は?娘はいきものがかりの吉岡聖恵?」からの続き
大川栄策は歌番組「ザ・ベストテン」で「さざんかの宿」歌唱中にタンス担ぎを披露するようになっていた
大川栄策さんは、1982年8月1日に、シングル「さざんかの宿」をリリースすると、以降、着実にセールスを伸ばし、翌年の1983年1月6日放送の歌番組「ザ・ベストテン」では、8位にランクインして、「ザ・ベストテン」初登場を果たしています。
以降、大川栄策さんは、しばしば、「ザ・ベストテン」に出演するようになるのですが、そのうち、「さざんかの宿」を歌唱している最中に、なんと、舞台に置かれていたタンスを担ぐと、
その次の週からも、
今週も特技のタンスを担いでもらいましょう
と、タンスが用意されるようになり、その結果、毎週、歌唱中にタンスを担ぐことが”お約束”として定着していったのですが、
「さざんかの宿」は、他人の妻に恋をしてしまう切ない男心を歌った歌で、「♪ 愛しても愛しても人の妻♪」と歌いながら、いきなり、タンスを担ぎ始める、という不思議な演出に、(インターネット時代になってから)ネット上で話題となったのでした。
「ザ・ベストテン」で「さざんかの宿」歌唱中にタンスを担ぐ大川栄策さん。
大川栄策はタンス担ぎが特技だった
そもそも、なぜ、大川栄策さんが、「ザ・ベストテン」でタンス担ぎをするようになったかというと、
大川栄策さんによると、1983年1月6日、「ザ・ベストテン」に初登場し、以降、出演が続くうち、
テレビ局側から、
趣味とか特徴的なことはないですか
と、尋ねられたそうで、
大川栄策さんは、上京して約2年でデビューしたことから、趣味など持つ時間がなかったそうですが、タンスを担ぐという特技があったことから、この”タンス担ぎ”を歌唱中に披露することになったのだそうです。
(大川栄策さんの出身地である福岡県大川市は、「大川家具」の産地として有名で、大川栄策さんのお父さんも家具職人だったことから、”タンス担ぎ”は、大川栄策さんも、その関係で身につけた技だったのだそうです)
大川栄策はタンス担ぎについてコツさえ覚えれば簡単にできると語っていた
ちなみに、後年、大川栄策さんは、バラエティ番組に出演した際に、タンス担ぎについて聞かれ、
いやぁ、あの時は毎週毎週重かったなぁ
と、苦笑していたそうですが、
2023年11月、「スポニチ」のインタビューでは、
ベストテンとかで若い頃披露していた、たんす担ぎにもこつがあって、バランスなんですよね。よく腰を落としてね。バランスとか反動を利用して、上げるんですよ。
実際に傾けただけで自分に担げるかどうかは分かるんですよ。重心がどこにあるのか、察知する。そうすると、どれくらいの反動力を使わないといけないのかが担ぐ前から分かります。
と、タンスを担ぐ時のコツを説明しており、
このコツさえ覚えれば簡単に持ち上げることができるのだそうです。
大川栄策はタンス担ぎを22年ぶりに披露していた
そんな大川栄策さんも、1984年(36歳)を最後に、公の場でのタンス担ぎは封印していたそうですが、2006年(58歳)、「駅」キャンペーン中のJR京都駅前で、22年ぶりにタンス担ぎを披露しています。
また、大川栄策さんは、2016年(68歳)には、クイズバラエティ番組「クイズ☆スター名鑑内」のコーナー「スター☆今の限界名鑑」に出演しているのですが、
この時も、何キロまでタンスを担げるか検証が行われ、結果、30キロまで担げることが分かったのだそうです。
1969年、「目ン無い千鳥」でレコードデビューすると、以降、師匠の古賀政男さんの曲を地道に歌い続け、1982年8月1日に発売された、「さざんかの宿」が累計180万枚を売り上げる大ヒットを記録した、大川栄策(おおかわ えい …