テレビドラマ「HERO」の、「あるよ」の名セリフでブレイクされた、俳優の田中要次(たなか ようじ)さん。これがきっかけで、バラエティにも引っ張りだことなられました。
元JR社員?
田中さんは、1982年、
故郷長野で旧国鉄に就職されました。
1987年、国鉄の民営化でJR社員となり、
愛知県の岡崎保線区管轄内に配属され、
線路を保守、管理する保線業務に携わられたのでした。
その頃から、愛知を始め、岐阜、三重を渡り歩かれ、
自主上映活動などに参加したり、
様々な映画関係者と交流を深められたそうです。
俳優を志す
そんな中、知り合われた、山川直人監督から誘われ、
1989年に、ミュージック・ビデオ、
「佐木伸誘 / SEEK AND FIND」に出演されることに。
それがきっかけとなったようで、
田中さんは、俳優を目指し、
1990年12月8日にJR東海を退職。
実は、この日は、
国鉄時代からの勤続年数が8年8ヶ月8日となる日で、
また、ジョン・レノン十回忌当日でもあったそうです。
ちなみに、田中さんは、
ご自身が退職されたことを、
「脱線」と呼んでおられるようです(^^)
俳優兼スタッフとして活動
JR東海を退職後、俳優を志し、
上京された田中さんは、
1991年、照明技師の安河内央之さんに師事、
竹中直人さんがメガホンを取った映画、
「無能の人」の照明助手として参加された際、
竹中さんの目に留まり、
同作品のエキストラとしても出演されたそうです。
そして、舞台「竹中直人の会 / 鉢植を持つ男」では、
舞台監督助手 兼 俳優も務めておられます。
(事情は分かりませんでしたが、
神戸浩さんの代役としての出演だったようです)
その後も、俳優はもちろん、撮影スタッフとして、
照明助手、録音助手、ドライバー、付き人など、
様々なことを経験され、
数多くの映像制作に携わられたのでした。
俳優一筋に
しかし、1994年、竹中監督作品「119」で、
照明機材を載せたトラックを運転中に、
事故を起こしてしまわれ、
この事故をきっかけに、スタッフ業を辞められ、
俳優業に専念するようになられたのでした。
この頃は、俳優としてだけでは生活できず、
3年ほど、バイク便ライダーのアルバイトをしながら、
生計をたてられていたそうです。
ヒーロー!
そして、2001年、
木村拓哉さんが主演の人気テレビドラマ「HERO」に、
バーテンダーのマスター役で出演、
「あるよ」
の名台詞で一躍人気者になられました!
これは、主人公の木村さんが通うバーで、
どんなむちゃぶりにも、「あるよ」と答えてくれる、
心強い名物マスターの役。
「なんでココには何でもあるんだ!」
と宇野検事が絶叫するくらい、
通販の商品から、お好み焼きなどの食べ物、
バーベキューの道具、ハンカチ、胃薬、
夢!・・・などなど。
ここにはなんでもあるんです(^^)
このマスターのLINEスタンプが、
限定配信されるほどの人気だったとか!
ぼそっとつぶやく「あるよ」が
田中さんの朴訥(ぼくとつ)とした風貌にピッタリあい、
とても、はまっていましたね。
その後、映画では、「道~白磁の人~」「さまよう獣」
テレビドラマでは、「ストロベリーナイト」「純と愛」
「イタズラなKiss Love in TOKYO」「偽装の夫婦」
など、数多くの映画やテレビドラマに出演され、
「あるよ」のブレイクで、
バラエティにも引っ張りだことなられました。
そんな田中さんの、
話題になっていることについて調べてみました!
猫!
田中さんは大変な猫好きのようで、
クマコ、チャイ、サビという、
3匹の猫ちゃんたちに囲まれて暮らされているそうです♪
普通のブログのほかに、
猫専用のブログも書かれており、
そこには、猫たちの愛らしい写真とともに、
田中さんの、愛情あふれるコメントが綴られていました。
ほんと、見ていて癒やされますね~
今は亡くなってしまって、もういない、
スズとタマのことも、
写真とともに、その想いが綴られており、
田中さんにとって、猫ちゃんたちは、
単なるペットということではなく、
かけがえのない存在なんだということが、
すごく伝わってくるブログでした。
猫とコワモテ
田中さんは猫好きが高じてか、
2016年1月2日放送予定のBSジャパンのドラマ、
「猫とコワモテ」に出演されています。
田中さんがひたすら猫を愛でるだけ、というドラマで、
田中さんのために作られたドラマ、
と言ってもいいかもしれません(^^)
田中さん演じる犬飼健三は、一見コワモテで、
街を歩いていると、人から怖がられる風貌。
家では、犬好きの奥さんと娘のために、
犬を飼っているのですが、実は大の猫好き、
という設定で、
そんな犬飼が、休日に、
日本各地に実在する猫たちを訪ね歩き、
ひたすら猫を愛でる、という内容だそうです。
田中さんは、撮影現場となった、
東京池袋のペットショップでも、
撮影の合間に、ご自身のスマホで猫グッズを撮影したり、
お店の人と猫の話で盛り上がるなど、
仕事と趣味が一緒になって楽しまれたご様子(^^)
猫ちゃん達の動きの予想がつかないため、
撮影では、台本を複数のパターンで準備されていたのだとか。
それでも相手が生き物なので、
なかなか台本通りには行かなかったようですが、
そんな中でも、田中さんがアドリブを効かせ、
撮影は順調に進み、無事に終了したそうです♪
太田勇監督は、
猫がかわいいのはもちろんですが、
かわいい猫を愛でる犬飼さん(田中)もかわいく見える、
そんなドラマを目指しています。
と、このドラマの狙いを語っておられました。
田中さんは、猫の魅力について、
昼と夜の目が違うというところですかね。
昼間は、まるでヘビのような目をしていますけど、
夜になると、クリクリの黒い瞳になりますからね。
猫好きの方は思わず、「うん、うん」
と頷きたくなるかも。
そのギャップがたまらないのですね!
この撮影では、
僕のフェティシズム的な部分はまだそんなに出ていない。
と、田中さん。
田中さんの猫フェチを、もっともっと表現するために、
もしかすると、連続ドラマになるかも?!
と期待させる発言でした♪
奥さんは?
田中さんが猫好きというのはよく分かりましたが、
結婚はされているのでしょうか?
調べてみたところ、
田中さんはご自身のブログで、
たびたび、結婚記念日を綴られており、
そこから計算すると、
2004年に結婚されたことになります。
奥さんについては、詳しい情報がないことから、
一般の方だと思われます。
ブログの内容には、たびたび奥さんが登場し、
奥さんとの微笑ましいエピソードが綴られていることから、
仲はとても良いようです♪
さて、10年近く、会社員をされていたこともあり、
38歳でブレイクという遅咲きの田中さんですが、
それ以来、14年経った現在でも、
俳優として安定した地位を築いておられます。
今度は、猫役者でブレイクかも!?
田中さんからは目が離せません!!