2021年9月17日、「いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明」と題した長文の声明文を発表し、炎上の元となった、過去のインタビュー記事(”いじめ自慢”)の一部を否定した、小山田圭吾(おやまだ けいご)さんですが、
雑誌発売後、事実と違う内容が雑誌に掲載されたにもかかわらず、出版社に抗議や訂正などは求めなかったといいます。
今回は、なぜ、事実と違う内容が雑誌に掲載されたにもかかわらず、出版社に抗議や訂正などを求めなかったのかを含め、一連の炎上騒動の真相について、小山田圭吾さん本人の証言を交えてご紹介します。

小山田圭吾が”いじめ自慢”について「ロッキング・オン・ジャパン」に訂正を求めなかった理由とは?
小山田圭吾さんが”いじめ自慢”で炎上した原因の1つは、「ロッキング・オン・ジャパン」(1994年1月号)の見出しとなった「(同級生を)全裸でグルグル巻にしてウンコ食わせてバックドロップ」なのですが、
小山田圭吾さんは、雑誌発売後、事実と違うことが書いてあったにもかかわらず、なぜ、「ロッキング・オン・ジャパン」に対し、抗議したり、訂正を申し入れなかったのでしょうか。
その理由について、小山田圭吾さんは、2021年9月17日、コーネリアスの公式HPと自身のインスタグラムで、「いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明」と題した長文の声明文で、
『ROCKIN’ON JAPAN』については、発売前の原稿確認ができなかったため、自分が語った内容がどのようにピックアップされて誌面になっているかを知ったのは、発売された後でした。
それを目にしたときに、事実と異なる見出しや、一連の行為を全て私が行ったとの誤解を招く誌面にショックを受けましたが、暴力行為を目にした現場で傍観者になってしまったことも加担と言えますし、
その目撃談を語ってしまったことは自分にも責任があると感じ、当時は誌面の訂正を求めず、静観するという判断に至ってしまいました。
しかしその判断についても、被害者の方の気持ちや二次被害の可能性に考えが及んでいない、間違った判断であったと深く反省しています。
と、釈明しています。
小山田圭吾が”いじめ自慢”について「クイック・ジャパン」に訂正を求めなかった理由とは?
ただ、”いじめ自慢”で炎上した原因のもう1つの、「クイック・ジャパン」(1995年vol.3(8月号))で掲載された「自慰行為を強要した」に関しては、
「ロッキング・オン・ジャパン」の1年後にもかかわらず、なぜ、「クイック・ジャパン」に抗議したり、訂正を申し入れなかったのでしょうか。
その理由については、小山田圭吾さんは、
その後の『QUICK JAPAN (1995年8月号)』につきましても、取材依頼や企画をすべてしっかりと拒否するべきでした。
出版社の方から提示された「いじめを題材とする」という企画や意図は、今の自分の認識で考えると、被害者や同じ立場の方々の気持ちに対する配慮や倫理観に欠けたものであると思いますし、先方の説得に応じて話をしてしまったことをとても後悔しています。
と、綴っています。
また、「クイック・ジャパン」のライターの村上清さんに、「イジメた相手との対談を」と依頼されたそうで、当初は、受けるべきではないと判断して断ったそうですが、
その後も、何回も、「協力してくれないか」とお願いされたそうで、「ロッキング・オン・ジャパン」で間違って広まってしまった記事を修正したいという気持ちもあり、引き受けたそうですが、
結局は、被害者の母親に断られたため、小山田圭吾さんのインタビュー形式となったのだそうです。
小山田圭吾は毎日新聞が拡散した「長期的に障がい者に暴力を振るっていた」という内容も否定していた
また、小山田圭吾さんは、
その後、2000年代に入って以降、『ROCKIN’ON JAPAN』の見出しや『QUICK JAPAN』の記事を切り取った内容で書かれた一般の方のブログ記事や掲示板の書き込みなどが現れ、
それらが今回の報道でニュース・ソースとされ、私が行った暴力行為として各国の報道やSNS等で拡散されている状況があります。
『QUICK JAPAN (1995年8月号)』の記事では、知的障がいを持つ生徒についての話が何度か出てきます。報道やSNS等では、私がその生徒に対し、「障がいがあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた」ということになっていますが、そのような事実はありません。
とも、綴っており、
毎日新聞が取り上げて拡散した、
(小山田圭吾さんが同級生に)障がいがあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた
という内容も強く否定しています。
毎日新聞が拡散した「小山田圭吾が長期的に障がい者に暴力を振るっていた」という事実はなかった?
これに対し、ノンフィクション作家の中原一歩さんが、取材で、小山田圭吾さんが在学していた当時の、複数の同級生に話を聞いたところ、
小山田圭吾さんが「障がい者をいじめていた」という証言は得られなかったそうで、
中原一歩さんは、2024年に出版した著書「小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相」で、毎日新聞が拡散した「小山田氏が長期的に障がい者を虐めていた」という事実はなかった、と結論付けているのですが、
中原一歩さんは、その一方で、小山田圭吾さんの犯した「罪」は3つあるとし、
小山田氏は上級生のいじめの現場を目撃したが、それを止めることができず傍観してしまった
自分のイメージを変えるために、事実と異なる話を雑誌上で複数回、語ってしまった(「いじめ自慢」)
雑誌掲載後、事実を訂正し、謝罪と説明するチャンスはあったにも関わらず、それをしなかった
と、語っています。
小山田圭吾の”いじめ自慢”を掲載した「ロッキン・オン・ジャパン」は謝罪するも「クイック・ジャパン」は対応せず
ちなみに、小山田圭吾さんが”いじめ自慢”で炎上した原因となった、インタビュー記事を掲載した、「ロッキン・オン・ジャパン」と「クイック・ジャパン」ですが、
「ロッキン・オン・ジャパン」の山崎洋一郎編集長が、2021年7月18日、同誌の公式サイト内で、
その時のインタビュアーは私であり編集長も担当しておりました。
そこでのインタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、その全ては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います
と、謝罪したのに対し、
「クイック・ジャパン」を発行する太田出版は、2021年7月16日、「デイリー新潮」の電話取材による申し込みに対し、
来ると思った
と、言いつつ、
リモート(勤務)だから
と、対応しなかったといいます。
「小山田圭吾の現在の彼女は山口美波!馴れ初めは?再婚は?」に続く
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1991年に「フリッパーズ・ギター」を解散した後は、「コーネリアス」としてソロプロジェクトを行うほか、他のミュージシャンとのユニット、楽曲提供、プロデュース、ライブサポートなど、精力的に活動している、小山田圭吾(おやまだ …








