1973年、20歳の時、アイドル歌手としてデビューするも、泣かず飛ばずで、喫茶店でアルバイトをしながら、他の歌手の前座などをしていたという、吉幾三(よし いくぞう)さんですが、プライベートでは、生涯の伴侶との出会いがあったといいます。
今回は、吉幾三さんの妻との、馴れ初め、結婚に至った経緯、入籍から10年後に故郷青森で結婚式を挙げたというエピソードについてご紹介します。

「吉幾三の弟子・真田ナオキとの出会いは?初対面当日に弟子入りを勧めていた!」からの続き
吉幾三の妻との馴れ初めは?
吉幾三さんは、1975年、製薬会社に勤務していた寿佐子さんという女性と結婚しています。
吉幾三さんは、寿佐子さんとは、1973年夏、小笠原ツアーの船上で知り合ったそうで、
行きの船では一言も話さなかったそうですが、帰りの船が台風に襲われ、吉幾三さんが船酔いし、デッキに出てギターを弾きながら即興で作った歌を歌っていると、
そこには、吉幾三さんと同様、船酔いでデッキに出ていた寿佐子さんが、吉幾三さんの歌を聴いていたそうで、
このことがきっかけとなって、知り合い(その後の詳しい経緯は不明ですが)、交際するようになったのだそうです。
吉幾三は妻とは電話(遠距離恋愛)での交際だった
とはいえ、吉幾三さんは、デビュー後、なかなか売れず、この頃はまだ、東京都江東区のレコード店で働きながら、他の歌手の前座などをする生活で、寿佐子さんは、宮城県仙台市で製薬会社で会社員として働いていたことから、
吉幾三さんが、義兄(姉の夫)の家からこっそり電話をかけることが、デートだったといいます。
そして、このような状態が1年ほど続き、その間も、吉幾三さんは職を転々とし、生活は苦しいままだったそうですが、寿佐子さんとの結婚を決意すると、
宮城県に住む寿佐子さんの実家を訪れ、結婚を許してもらうため、寿佐子さんの両親に話をしたそうですが、両親は大反対。
それでも、吉幾三さんはあきらめず、粘りに粘ったそうで、最終的には結婚を許してもらったのだそうです。
吉幾三は結婚当初は妻に生活を支えてもらっていた
また、結婚後、吉幾三さんは、1977年、25歳の時、「俺は絶対!プレスリー」がヒットするも、その後は、再びパッとせず低迷し、さらに、吉幾三さんは、その当時、ほとんど家にいなかったそうですが、
寿佐子さんは、文句一つ言わず、会社員をしながら生活を支えてくれたそうで、
吉幾三さんは、
女房もらって、子どももできて、(売れるまで)女房は大変だっただろうね。
と、語っています。
吉幾三は入籍して10年後に故郷・青森で結婚式を挙げていた
そんな中、吉幾三さんは、1984年にリリースした「俺ら東京さ行ぐだ」が大ヒットしているのですが、
結婚から10年となる1985年5月5日、吉幾三さんの故郷・青森県北津軽郡金木町(現・五所川原市)にある「斜陽館」(作家・太宰治の生家で、当時は旅館となっていたそうですが、現在は「太宰治記念館 斜陽館」)で結婚式を挙げたのだそうです。
(吉幾三さんの結婚式は、地元の名士を含む約70名が参列するほか、近隣のファンが約1000人もお祝いに駆けつけるなど、町をあげての一大イベントとなったそうです)
ちなみに、結婚式は、友人の千昌夫さん夫妻を仲人に迎え、伝統的な津軽地方の形式で結婚披露宴を執り行ったそうで、
当時8歳だった長女がエレクトーンを演奏し、次女(7歳)と長男(4歳)がその隣でうれしそうにはしゃぐ中、吉幾三さんと寿佐子さんが入場し、吉幾三さんが、「シワだらけの新妻」と冗談を交えつつ、集まったファンに寿佐子さんを紹介すると、
寿佐子さんは感激で涙を拭い、吉幾三さんも三三九度の盃を受ける際には、感極まって涙を流したそうです。
また、千昌夫さんが、
昔、彼の家に電話すると奥さんが出て、その声がまるで借金取りに追われているように暗かった(笑)
「俺ら東京さ行ぐだ」がヒットしたんで電話してみると、奥さんの声が涙ぐんでて、俺も思わず涙が出そうになりました。本当に今日は良かった。4、5千万の仕事をキャンセルした甲斐があったよ。
と、友人ならではの冗談を交えながら祝福すると、
吉幾三さんのお母さんのせるさんは、
東京へ出て来て行った時はギター一丁かついで行ったんです。まさかこんな嬉しい日が来るなんて・・・体中いっぱい嬉しいです。
お父さんの稲一さんも、
昨日の晩、善人(吉幾三さんの本名)が「俺も何とかここまで来たが、まだまだ未熟者だぁ。これからも頑張るからどうか長生きしてけれや」って言ってくれました。
と、涙ながらに祝福し、
喜びの涙であふれる結婚式となったそうです。
(吉幾三さんがこの時期に結婚式を挙げたのは、苦労させた妻に報いたいとの思いと、病気がちだったお父さんのためにという思いがあったのだそうです)
「吉幾三の子供は娘2人と息子1人!長女はKU!次女は寿三美!孫は3人!」に続く
![]()
1975年、製薬会社に勤務していた寿佐子さんと結婚すると、結婚当初は、奥さんに生活を支えてもらっていたという、吉幾三(よし いくぞう)さん。 そんな吉幾三さんは、奥さんとの間に3人の子供が誕生しています。 今回は、吉幾三 …






