「最後のアングラ女優」の異名を持つ、女優の銀粉蝶(ぎんぷんちょう)さん。アンダーグラウンド演劇の活動を経て、数多くのテレビドラマや映画に出演されています。感情に訴える演技に定評があります。
年齢は?出身は?身長は?
銀粉蝶さんは、1952年5月13日生まれ、
栃木県塩谷郡のご出身、
身長161センチ、
血液型O型、
星座はおうし座、
学歴は、
青山学院女子短期大学卒業、
だそうです。
劇団「魔可魔可」でデビュー
銀粉蝶さんは、短大在学中に、劇団「魔可魔可」のヒロインとしてデビューされ、以降、劇団の看板女優として活動されました。
銀粉蝶さんは、「魔可魔可」が解散するまで、8年間在籍され、多数の作品でヒロインを務められたそうです。
劇団「ブリキの自発団」結成
そして、1981年、夫で劇作家の、生田萬(いくた よろず)さんと共に、劇団「ブリキの自発団」を結成され、1980年代から1990年代の小劇場シーンで活躍されていたそうです。
銀粉蝶さんは、「最後のアングラ女優」の異名を持ち、劇団を、看板女優として、引っ張っておられたそうです。
作品は、アメリカのSF作家、フィリップ・K・ディックの影響を受けており、シュールで、シャレの利いた、おとぎの国のような演出が特徴だったそうです。
代表作には、
「夜の子供」
「ナンシー・トマトの三つの聖痕」
「かくも長き快楽」
などがあります。
この劇団では、片桐はいりさん、山下千景さん、川相真紀子さんも活動されており、お芝居は、彼女たちのような個性的な女優により、なお一層、素晴らしいものになっていたようです。
「ブリキの自発団」は、1999年に活動を停止していますが、劇団の復活を望む、根強いファンも多くいらっしゃるようです。
映像の世界へ
銀粉蝶さんは、1983年、「竜二」で映画デビューされています。
しかし、80年代はテレビや映画の出演がそんなに多くなかったことから、「ブリキの自発団」の舞台を中心に活動されていたのでしょう。
本格的に、テレビや映画に出演されるようになったのは、「ブリキの自発団」が活動停止になった、1999年以降のようです。
出演作品
それでは、ここで、銀粉蝶さんのそのほかの出演作品もご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1986年「セーラー服反逆同盟」
1988年「結婚物語」
1989年「魔法少女ちゅうかないぱねま!」
1990年「豆腐屋直次郎の裏の顔」
1991年「世にも奇妙な物語『毛皮が脱げない』」
「豆腐屋直次郎の裏の顔」より。
渡辺いっけいさんと銀粉蝶さん。
1992年「パパと呼ばせて!」
1993年「さくらももこランド・谷口六三商店」
1994年「ぽっかぽか」
1995年「SALE!」
1997年「その時がきた」
1998年「いのちの器」
1999年「ケイゾク」
2000年「池袋ウエストゲートパーク」
2001年「たのしい幼稚園」
2002年「おかみさんドスコイ!!」
「池袋ウエストゲートパーク」より。銀粉蝶さんと白竜さん。
2003年「こちら本池上署」
2004年「霊感バスガイド事件簿」
2005年「劇団演技者。」
2006年「ケータイ刑事 銭形泪」
2007年「悪魔が来りて笛を吹く」
2008年「佐々木夫妻の仁義なき戦い」
2009年「父よ、あなたはえらかった~1969年のオヤジと僕」
2010年「熱海の捜査官」
2011年「バラ色の聖戦」
2012年「都市伝説の女」
「熱海の捜査官」より。(左から)オダギリジョーさん、
銀粉蝶さん、栗山千明さん。
2014年「ドクターX~外科医・大門未知子~」
2015年「問題のあるレストラン」
2016年「カッコウの卵は誰のもの」
2017年「奥様は、取り扱い注意」
2018年「わろてんか」
「わろてんか」より。(左から)葵わかなさん、
銀粉蝶さん、大野拓朗さん。
映画では、
1983年「竜二」
1989年「バカヤロー!2 幸せになりたい。」
1993年「人間交差点」
2000年「ひまわり」
2001年「GO」
2002年「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」
2005年「東京タワー」
2006年「ハチミツとクローバー」
2012年「ふがいない僕は空を見た」
2012年「Another アナザー」
2013年「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
2016年「ぼくのおじさん」
「ぼくのおじさん」より。
ほか、数多くの作品に出演されています。
芸名の由来は?本名は?
銀粉蝶さんは、当然、芸名で、本名は吉田輝子さん。
特徴的な芸名ですが、由来はなんでしょうか?
銀粉蝶さんが若かった頃、おそらく、劇団「魔可魔可」時代だと思われますが、団員みんなで作品を作ろうということになり、それぞれ、やりたい役を演じることになったそうです。
その劇で、主人公を演じられた女性が、「金鳥蚊取り線香」を体に巻き付ける役を演じられたことから、役名を「金粉蝶」とされたそうですが、銀粉蝶さんは、その妹役ということで、「銀粉蝶」になったのだとか。
思い入れのあるお芝居だったこともあり、思い出として、その役名をそのまま、芸名として使うようになったのだそうです♪
息子は?
銀粉蝶さんを、「息子」で検索されている方が多いようです。
銀粉蝶さんは、ラジオ番組で、お子さんが夏に生まれたため「ナツミ」と名付けたことを明かされていましたので、おそらく、息子さんではなく、娘さんがいらっしゃるようです。
ちなみに、銀粉蝶さんは、お子さんが高校3年生になるまで手をかけ、自分では何もしない人間になってしまったため、失敗だったと語っておられたそうです。
アーセナル!
銀粉蝶さんは、意外にも、サッカーファンで、「イングランド・プレミアリーグ」の、
「アーセナル」というチームの大ファンだそうです。
ファンになったきっかけは、なんとなく試合をテレビで見ていて、その試合運びのスピィーディーさが、良いと思われたのだとか。
ちなみに、特に好きな選手は、2003年から2011年まで、「アーセナル」で活躍し、その後、「バルセロナ」「チェルシー」を経て、現在は、「モナコ」に在籍されている、セスク・ファブレガス選手。
銀粉蝶さんは、ファブレガス選手の魅力を、
こちらの予想を上回るプレーをする
と、語っておられました♪
高畑淳子と?
銀粉蝶さんと、女優の高畑淳子さんが似ていると、ネット上で話題となっているようです。
お二人を混同されたり、区別がつかないという方が、多数いらっしゃるようです(^^)
確かに、よく似ています。
あまりよく知らない人だと、どちらか区別がつかないのも分かりますね。
ただ、「高畑裕太事件」のときは、大変だったでしょうね~お気の毒です。
さておき、アングラ仕込みの銀粉蝶さんの演技をまだ見られていない方は、是非この機会に御覧ください。