1962年、テレビドラマ「お好み新喜劇・初代桂春団治」で子役デビューされて以来、上方喜劇の座長として数多くの舞台に出演されている、藤山直美(ふじやま なおみ)さん。その一方で、映像の世界でもその演技は高い評価を受けており、2016年、映画「団地」では、「第19回上海国際映画祭」「金爵賞最優秀女優賞」を受賞されています。


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プロフィール!

藤山さんは、1958年12月28日生まれ、
京都府京都市のご出身です。

血液型はO型、

本名は、
稲垣直子(いながき なおこ)

出身高校は、
京都女子高等学校、

藤山さんは、王貞治さん、沢田研二さんの、
ファンだそうです♪

子役として

藤山さんのお父さんは、
「松竹新喜劇」の座長を務められていた、
喜劇スターの藤山寛美(ふじやま かんび)さんで、

藤山さんは、1962年、4歳の時、
お父さんが主役を務められた、
NHKドラマ「お好み新喜劇・初代桂春団治」で、
子役としてデビューすると、

翌年の1963年、5歳の時には、
ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で、
初舞台を踏まれています。

NHK「おもろい女」より。6歳当時の藤山直美さんと藤山寛美さん。

そして、その後は、
「吉本新喜劇」の舞台に立たれたり、

1967年「コメットさん」
1968年「カツドウ屋一代」

などのテレビドラマにも出演されています。

「おんなは度胸」で全国的に注目を集める

その後、高校を卒業した藤山さんは、
本格的にお芝居を志し、

1979年 NHK「欲しがりません勝つまでは」
1981年 NHK「なにわの源蔵事件帳」
1984年 NHK朝の連続テレビ小説「心はいつもラムネ色」
1988年 NHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」

など、主にNHKのテレビドラマに出演。

そして、1992年には、
NHK朝の連続テレビ小説「おんなは度胸」で、

老舗旅館を舞台に、父親の後妻として嫁いできた、
玉子(泉ピン子さん)を徹底的にいびりぬく、
義理の娘、花村達子役を演じられると、

「おんなは度胸」より。泉ピン子さんと藤山さん。

嫌味の中にも、ユーモアのある演技がウケ、
一躍、全国的に注目を集められたのでした。

「顔」で犯罪者に

また、1995年には、
NHK「この指とまれ!!」で、

廃校間近の母校で、手に負えない、
やんちゃぞろいの子どもたちと、
ぶつかり合う臨時講師役、

「この指とまれ!!」より。(左から)國村隼さん、
藤山さん、三倉茉奈&三倉佳奈さん。

2000年には、
NHK「オードリー」で、

ヒロインが映画の道を歩むきっかけとなる人物など、
印象深い役柄を演じられると、

同年、「顔」では、
映画初の主演に抜擢。

「顔」より。

この作品は、藤山さん演じる吉村正子が、
35歳になっても家に引きこもり、
冴えない容姿で、冴えない生活を送っていると、

母親の通夜の後、もともと折り合いの悪かった、
実の妹を衝動的に殺害。

逃亡を重ねる中で、外の世界に触れ、
様々な人々との出会いによって、
生きる意味を見出していく、
というストーリーなのですが、

藤山さんのリアリティある演技は高く評価され、
「キネマ旬報賞」「毎日映画コンクール」など、
数多くの映画賞で、主演女優賞を総なめにされたのでした。

朝ドラは?

そして、2006年、藤山さんは、
作家の田辺聖子さんをモデルとした、
NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」で、

朝ドラ史上、
最年長(放送開始時47歳)のヒロイン、
花岡町子役を演じられると、

「芋たこなんきん」より。藤山さんといしだあゆみさん。

その温かみのある、味わい深い演技で、
たちまち、幅広い世代の視聴者から支持され、

この年の「第57回NHK紅白歌合戦」では、
審査員にも抜擢。

ついに、藤山さんは、
国民的女優となられたのでした。

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結婚は?

そんな藤山さんの、
気になるプライベートですが、

藤山さんは、
結婚されておらず、独身。

これまで、ずっと、
お芝居一筋でこれらたのでしょうね~

さて、2017年2月には、
初期の「乳がん」が見つかり、

治療のため、主演舞台「おもろい女」の降板を、
余儀なくされた藤山さん。

この舞台は、1978年に、
故・森光子さんが初演して以来の、
森さんの代表作ということで、

森さんの他界後、
引き継がれた藤山さんは、

降板することに、
かなりの葛藤があったといいます。

ただ、降板されたからには、
しっかりと治療に専念し、
次の舞台では、元気なお姿を見せてほしいですね。

藤山さんの復帰が待ち遠しいです!!

https://www.youtube.com/watch?v=ilu4FV5PIKI

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