テレビドラマ「3年B組金八先生」シリーズや「白い巨塔」で注目を集められた、女優の高畑淳子(たかはた あつこ)さん。それ以降、テレビや映画に引っ張りだことなられ、バラエティ番組にも積極的に出演されています。


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優等生から演劇の世界へ

高畑さんは、高校時代、
進学校に通われていたそうで、

大学受験も、御茶ノ水女子大学、東京女子大学、
津田塾大学、早稲田大学、慶應義塾大学に、
合格されたというのです!

そんな高畑さんが、
お芝居を見たことがなかったにも関わらず、
いきなり演劇の道に進まれたのだそうです。

「私にしかできないことってなんだろう?」
と卒業後の進路を考え始めました。

歌もできない。絵も途中でやめた。
(趣味だった)仏像もちょっと飽きちゃった。
ということで残った選択肢が、演劇。

もともと人前に出るのが好きで目立ちたがり屋という、
女優にとっていい因子はありました。

「ちょっと私かわいいんじゃないの」
っていう気もありましたよ(笑)。

と、その理由を語っておられました。

確かに、目鼻立ちの整った、
綺麗な顔をされていますね♪

そして、続けて、

先生の言うことを鵜呑みにして、
ずっと生きてきたんですね。

それがフツフツと煮詰まって爆発寸前だった。
いい子ちゃんの自意識から、
抜け出したかったんでしょうね。

でも演劇の世界に入っても、哀れなほど、
一語一句言われたことを書き取って、
だから芝居も生真面目で定型でつまらなかったと思います。

とおっしゃっていました。

バラエティに進出

しかし、そんな生真面目な高畑さんのことを、

「普段はこんなに面白いのに」

と見抜かれた方がおられたそうです。

その方の助言を受けて、
かどうかは分かりませんが、

高畑さんは、バラエティ番組に出演するようになり、
破れなかった殻が破れたのだとか。

高畑さんはその時のことを、

生真面目な私が、
必死に考えている姿が面白いと。

でも本当に怖かったですし、
バラエティーでの自分の奇妙な慌てぶりや喋(しゃべ)り方に、
この人は一体誰だ?と思うくらい驚きました。

でもそんな自分に、
自分がハマったんですね。

と、明かされており、

高畑さん自身も、
自分の面白さに気づかれたようです(^^)

経歴

高校を卒業された高畑さんは、
演劇を学ぶために、
「桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻」
に進学されています。

ご両親は、いずれは地元の四国に帰り、
お見合い結婚することを条件に、
女優になることを許してくれたのだそうです。

そして、大学を卒業するとき、
いくつかのプロの劇団のテストを受けられ、

唯一受かったのが、潰れかけの「青年座」で、
西田敏行さんを売り出す直前の劇団だったのだとか!

しかし、「青年座」に入団されても、
相変わらず優等生女優だった高畑さん。

ある時、俳優の加藤健一さんに、

あっちゃんの芝居はどこも悪くないんだけど、
どこも面白くない。

あっちゃんが面白がることをやればいい。
稽古場は遊び場。
お客さんはそれを観にくるんだ。

とアドバイスを受けられたそうです。

そして、この言葉が、
高畑さんの転機となります。

私にしかできないことをやりたい、
と芝居を始めたのに、

自分は相変わらず、
やりなさいと指示されてやるようなことをしている。

何のために芝居を始めたのか、と。
そして「私でいいんだ」と思えるようになったんです。

加藤さんのアドバイスがなければ、
四国に帰ってお見合い結婚していたでしょう。

と高畑さんは、振り返っておられました。

仮面ライダーBLACK RX

そして、1988年、
高畑さんが35歳の時、

戦隊モノの「仮面ライダーBLACK RX」で、
悪役、マリバロン役を演じられ、ブレイク!

このドラマに出演され、ようやく、
女優として食べていけるようになったのだそうです。

高畑さんは、
マリバロン役のほかにも、

1985年「巨獣特捜ジャスピオン」で、銀河魔女・ギルザ役、
1993年「特捜ロボ ジャンパーソン」で、綾小路麗子役

など、特撮モノで、
悪の女王を演じておられます。

30代以上の人にとっては、
馴染み深いのではないでしょうか♪

高畑さんは、特撮モノで、見事、
自分しかできない役を見つけられたんですね!

そして、1995年からは、
「3年B組金八先生」シリーズで、
保健室の先生を演じられ、一気に知名度UP、

「白い巨塔」では、東教授夫人を演じ、
その演技力が高く評価されました。

その後は、テレビや映画に引っ張りだことなられ、
バラエティ番組にも多く出演されています。

元旦那は?

高畑さんは、2度の結婚歴があるようですが、
現在は独身です。

1回目の結婚は、高畑さんが24歳の時で、
同じ、青年座にいた劇団員の方のようです。

しかし、1年半で離婚。

そして、31歳の時に、
妊娠されたことをきっかけに再婚。

再婚相手の方の情報がないことから、
おそらく一般の男性だと思われます。

無事に娘さんが生まれ、
6年後には息子さんが生まれています。

しかし、高畑さんは、息子さんを妊娠中、
すでに離婚を考えておられたのだとか!

何があったのでしょう?
その理由は分かりませんでした。

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娘は?息子は?

高畑さんには、娘さんと息子さんが、
一人ずついらっしゃいます。

娘さんは、
女優の高畑こと美(たかはた ことみ)さん。

2011年、映画「蜘蛛の糸」で、
親子共演を果たし、

2012年、音楽劇「コーカサスの白墨の輪」では、
主演を務められています。

息子さんは、
俳優の高畑裕太(たかはた ゆうた)さんです。

2012年、テレビドラマ「あっこと僕らが生きた夏」
で俳優デビューを果たされています。

このように、二人のお子さんを、
立派に育て上げられた、高畑さんですが、

シングルマザーでの、育児と仕事の両立は、
相当、大変だったようです。

特に、裕太さんは、幼いころ、
喘息、アトピー、左耳が聴こえない、
などの症状があり、
4歳までしゃべられなかったとか。

洗濯機の前でジャージを着て、
保育園に送って、そのまま稽古場へ行って、
帰ってきたらジャージを洗濯機の前で脱ぐ日々。

化粧もしなかったし、
覚えていないくらい忙しい毎日でした。

その後も、反抗期を迎えた裕太さんと、
更年期障害が始まった高畑さんの間で、

外にまで罵声が響き渡るほどの、
ケンカをされたこともあったそうです。

そんな高畑さんも、現在では、

こんな平穏な日が来るなんて夢のようです。

と、2人のお子さんと一緒にお芝居を見て、
感想を言い合いながら、おいしいものを食べる時が、
一番好きな時間なのだとか♪

もっと子育てを楽しんでおけば良かった。

ともおっしゃっていましたが、
それは、現在の余裕があるからこそ。

きっと、当時の大変なご経験が、
全て肥やしになって、
現在の高畑さんの余裕につながっているのでしょうね。

公私共に乗りに乗っている高畑さんから、
目が離せません!!

https://www.youtube.com/watch?v=wODrLEf6N08

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