劇団「自由劇場」を旗揚げし、1979年には、舞台「上海バンスキング」で一躍有名になった、女優の吉田日出子(よしだ ひでこ)さん。2007年には、高次脳機能障害を患い、芸能活動から遠ざかっていましたが、2010年には見事復帰しています。

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プロフィール!

吉田さんは、1944年1月7日生まれ、
石川県金沢市のご出身です。

血液型はAB型、

出身高校は、
東京都立北園高等学校、

だそうです。

デビュー

吉田さんは、高校卒業後、「俳優養成所」に入るも、後に退所し、劇団「文学座」の研究生となるのですが、1966年には、劇団「文学座」も退団し、串田和美さんとともに「自由劇場」を旗揚げしています。

すると、吉田さんは、1996年に劇団が解散されるまで、看板女優として活躍しています。

(「自由劇場」は、1975年には、「オンシアター自由劇場」と改名しています)

「上海バンスキング」でブレイク!

そんな吉田さんは、1979年には、舞台「上海バンスキング」で、まどか役を演じ、一躍有名に。

吉田さんは、劇中、歌を披露しているのですが、実は、歌手未経験。

しかも、バックバンドも、プロのミュージシャンではなく、劇団員で構成されたものだったそうですが、

大きな反響を呼び、吉田さんは、これをきっかけに、劇中歌を披露するコンサートを開いたり、アルバムを数枚出すなど、歌手としても注目されたのでした。


LP「上海バンスキングⅡ」のジャケットより。右から3人目が吉田さん。その左隣が串田和美さんと小日向文世さん。

ちなみに、この「上海バンスキング」は、その後も、繰り返し上演され、小劇場としては、異例のロングラン公演となったのでした。

小日向文世と?

ところで、吉田さんを、「小日向文世」で、多くの方が検索されているようです。

というのも、吉田さんは、過去に、小日向さんと交際&同棲していたというのです。

小日向さんは、1977年、23歳の時、吉田さんと串田さんが旗揚げした、「オンシアター自由劇場」に入団し、1996年に、同劇団が解散するまで、吉田さんの相手役を務めるなど、看板俳優として活躍したのですが、

小日向さんは、インタビューで、

劇団にいた時は、
座長の串田和美さんがお父さんで、
看板女優の吉田日出子さんがお母さん。

厳しい先輩の笹野高史さんがお兄さん、
19年間在籍した劇団時代、
僕はそう思うように過ごしました。

と、語っています。

吉田さんの方が、小日向さんよりも、10歳年上ということもあり、吉田さんは、まだ無名の下積み時代だった小日向さんをサポートされていたのかもしれませんね。

お二人がどのような経緯で、別れに至ったのかは、分かりませんでしたが、小日向さんは、1993年、同じ「オンシアター自由劇場」の女優だった方と結婚されています。

高橋克典と?

一方、吉田さんはというと・・・

小日向さんと別れた後、なんと、21歳も年下の高橋克典さんと交際&同棲されています!

お二人が交際していたのは、1994年頃からだそうですが、その当時、高橋さんはまだ無名の俳優。

吉田さんが、高橋さんを公私ともにサポートしていたそうなので、小日向さんの時とよく似ていますね♪

そして、高橋さんも、2004年には、当時モデルだった中西ハンナさんと結婚。

吉田さんはというと、一度も結婚はされず、現在も独身のようです。

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病気は?

数多くのテレビドラマや映画に出演し、その演技が高く評価されてきた吉田さんですが、

2014年、著書「私の記憶が消えないうちに」を出版し、その中で、「高次脳機能障害」という病気にかかっていることを明かしています。

いつ頃から症状が出始めたのかは、分かりませんでしたが、セリフを覚えるのが困難になったり、通い慣れている道でさえも、迷ってしまうことが、たびたびあったようで、そのため、吉田さんは、2007年、主演舞台を降板。

病院で脳の検査を受けたところ、前頭葉に傷が見つかり、「高次脳機能障害」と診断されたのだそうです。

しかし、吉田さんは、2010年には、舞台「上海バンスキング」の再演で、見事女優復帰!

稽古場では、セリフや歌詞を忘れることもあったそうですが、共演者にフォローしてもらい、

本番でも、吉田さん演じる、まどか役の分身を設定し、この分身役が指示を出すなどして、最後まで演じきったのだそうです。

吉田さんは、当初は、この病にかかったことについて、

ずっと隠しておこうと思った。

そうですが、

次第に、

記憶障害も注意障害も、
遂行機能障害も社会的行動障害も恥ずかしいことではない。

と、考えるようになったそうで、

障害や認知症を恐れているばかりではつまらないでしょう。
障害や認知症のあるなしで境界線を引かずに、
ありのままの自分、相手を受け入れてやっていきませんか。

と、語っています。

さて、いかがでしたでしょうか?

古くは、劇団の立ち上げから始まり、無名だった小日向さんや高橋さんを成功へ導き、結婚せずに独身を貫き、病に倒れても舞台に立ち続けた、非常に強い女優魂を感じる吉田さん。

既に80歳を回り、表舞台で姿を見なくなった吉田さんですが、お元気に過ごされていることを祈っています。

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