1964年「自動車泥棒」で映画デビューされると、短期間ながら、エキゾチックな美貌で強烈なインパクトを残された、真理アンヌ(まり あんぬ)さん。そんな真理さんの、当時の若い頃について調べてみました。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?ハーフ?

真理さんは、1948年5月20日生まれ、
兵庫県神戸市のご出身(東京都文京区本郷育ち)、
(※日本生まれの日本育ちですが、結婚前まではインド国籍)

身長160センチ、

血液型はAB型、

学歴は、
山脇学園高校、

趣味は、
インドカレー作り、ヨガ、アーユルヴェーダ、

特技は、ヨガ、
(日本アーユルヴェーダ伝承協会会長)

ちなみに本名は、
福村デヴィ(旧姓・ワサンティ・デヴィ・シェス)で、

お父さんは、インド人、
お母さんは、日本人(インド国籍)、

長妹は、モデルのプラバー・シェスさん、
次妹は、女優の久万里由香さんです。

若い頃は?

真理さんは、インド人と日本人のハーフだったため、
幼い頃から、頼まれて雑誌のモデルをしていたのですが、

その後は、自ら、お小遣いのために、
外国人として映画のエキストラをするようになり、
(お父さんが子供にお小遣いをあげない主義だったことから)

(空港のシーンなどで、サリーを着て、森繁久彌さん主演の、
「社長シリーズ」などに出演されていたそうです)

13歳の時には、「東宝」が協賛する、
水着でスケートを滑って脚線美を競うコンテストに参加されると、
見事「準ミス」に選ばれ、「東宝」にスカウトされます。

そして、1964年、16歳の時、
「自動車泥棒」で映画デビューされると、
(この時はまだ、本名の「デヴィ・シェス」名義)


「自動車泥棒」より。真理さん(左)と安岡力也(右)さん。

翌年の1965年には、
「キングレコード」から「ある恋の終わり」で歌手デビューされたのでした。


「ある恋の終わり」

ちなみに「真理アンヌ」という芸名は、この時、
「キングレコード」によって命名されたそうですが、

真理さん本人は、「真理」「アンヌ」もファーストネーム的なので、
変な名前で嫌だったそうです。

また、真理さんは、どうしても芸能界に入りたかったわけではなかったのですが、
ハーフ(みんなと違う)ということが嫌だったことや、

インド国籍だったため、日本の企業への就職は難しく、かといって、
語学が堪能な訳ではなかったため、外資系への就職も無理だったことから、
それなら、芸能界で頑張ってみようと、芸能界入りを決意されたそうで、

道を歩いていると、必ず振り返られるんですよ。
背も高かったですし、大人っぽくて外国人だということで。

本来は目立つのが嫌いなのですが、そのうち、
どうせ振りかえられるのなら、「外国人だ!」ではなくて、
「スターだ!」と言われて振りかえられる方がいいと開き直っていました。

と、明かされています。

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「ウルトラマン」で注目!「ウルトラマンセブン」でも!

そして、その後も、真理さんは、

映画では、

1965年「裸の青春」
1966年「複雑な彼」


「裸の青春」より。右が真理さん。(左は加山雄三さん。)

テレビドラマでは、

1966年「チャコちゃん」

と、出演され、

1967年、特撮テレビドラマ「ウルトラマン」第32話「果てしなき逆襲」に、
科学特捜隊インド支部のパティ隊員としてゲスト出演されると、
エキゾチックな美貌が、たちまち注目の的となったのでした。


「ウルトラマン」より。

ちなみに、そんな真理さんの美貌に惹かれた、
「ウルトラマン」シリーズのプランナー兼脚本担当の金城哲夫さんは、

次のシリーズ「ウルトラマンセブン」では、
是非とも、真理さんをレギュラー出演させたかったそうですが、

当時、「東宝」所属の俳優をレギュラーで起用するには、
いろいろ、契約上の制約があって断念されたそうで、

やむなく、真理さんをイメージした女性「友里アンヌ」隊員を設定して、
菱見百合子(現・ひし美ゆり子)さんを起用されており、

(実は、当初は、真理さんの代わりに、豊浦美子さんが起用され、
 撮影も入っていたそうですが、豊浦さんも、急遽、他の映画の出演
(ヒロイン)が決まって降板。その代役を、東宝の一期後輩である、
 菱見さんが担われたのだそうです。)

菱見さんは、

私がいちばん頻繁に会った脚本家は金城さんでした。
ホイホイと出演者になってしまう人でしたから、
現場には顔を出していたんじゃないでしょうか?

そもそもアンヌは、金城さんが創造した女性です。
イメージは真理アンヌさんで、
本当に彼女を起用したい意向があったそうです。

アンヌの本名は「友里アンヌ」といいます。
もちろん、「真理アンヌ」からの連想です。

そう考えると、私のようなタイプは、
お呼びじゃなかったに違いありません。

どちらかというと、バタくさいというか、
エキゾチックなイメージが欲しかったのだと思います。

と、おっしゃっていました。

(プライベートでは、真里さんと菱見さんはとても仲が良かったそうです。)

ただ、それでも、金城さんは、
どうしても真理さんをあきらめられなかったのか、

「ウルトラマンセブン」
第34話「蒸発都市」では、再び真理さんを
霊媒師「ユタ花村」役でゲスト出演として起用されています♪


「ウルトラマンセブン」(1968年)より。

「真理アンヌの現在はアーユルヴェーダ?旦那は?出演ドラマ映画は?に続く

https://www.youtube.com/watch?v=UAGMmC5u7aI

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