1960年代、小悪魔的な容姿と気だるい雰囲気で東映のスター女優として活躍すると、1968年にフリーとなった後は、増村保造監督、谷口千吉監督、大島渚監督、山田洋次監督ら、名だたる監督の作品で主演やヒロインを務めた、緑魔子(みどり まこ)さん。
そんな緑魔子さんは、プライベートでは、俳優の石橋蓮司さんと結婚しているのですが、なんと、40年近くも別居状態だといいます。
今回は、緑魔子さんの、夫・石橋蓮司さんとの馴れ初め、結婚に至るまでの経緯、結婚後の関係(夫婦仲)、別居状態を続けている理由、子供(娘)についてご紹介します。
「【画像】緑魔子の若い頃は?デビューから現在までの出演映画を時系列まとめ!」からの続き
緑魔子と石橋蓮司の馴れ初めは?
緑魔子さんは、1979年、35歳の時、俳優の石橋蓮司さんと結婚しています。
緑魔子さんは、石橋蓮司さんとは、1965年、映画「かも」での共演で知り合い、1966年にも、「非行少女ヨーコ」で共演しているのですが、
この時はまだ、友達のうちの一人だったそうで、緑魔子さんは、結髪の人(時代劇で髪を結う人)に、
あんな不良と付き合うんじゃないよ
と、言われていたといいます。
(緑魔子さんはこの時すでにスター女優だったのですが、石橋蓮司さんは無名の新劇の俳優だったそうです)
そんな中、石橋蓮司さんから、
僕と2週間でいいから付き合ってくれない。一緒に住んでくれない
と、(緑魔子さんいわく)図々しくお願いされたそうで、
緑魔子さんは、
お断りします
と、言って断ったそうですが、
石橋蓮司さんには、
僕と付き合ったら一生退屈させない
と、猛プッシュされたそうで、
最終的には、石橋蓮司さんと交際することになったそうです。
実際、石橋蓮司さんは、とにかく面白い人だったそうで、緑魔子さんは、「生きていることを忘れたい」と思うタイプだったことから、石橋蓮司さんとなら楽しく生きられるかもしれない、と思い、交際をOKしたのだそうです。
すると、その後、石橋蓮司さんが、蜷川幸雄さんと出会い、蜷川幸雄さんとともにアングラ演劇で活躍している姿を見て、緑魔子さんも共感するものがあったそうで、石橋蓮司さんを見直したのだそうです。
(とはいえ、それからいろいろあり、やっぱり、結髪の人の言う事を聞いておけば良かったと思う時もあったそうです)
緑魔子さんと石橋蓮司さん。
緑魔子が石橋蓮司と入籍したのは娘が小学校入学して仕方なく?
そんな緑魔子さんと石橋蓮司さんは、1971年、映画「あらかじめ失われた恋人たちよ」で共演した頃辺りから、石橋蓮司さんが緑魔子さんの渋谷区のマンションに転がり込む形で同棲生活をスタートさせたそうで、緑魔子さんは、まもなく妊娠し、女の子を出産したそうです。
それでも、緑魔子さんは、
形にこだわりたくない
と言い、当時はまだ珍しかった事実婚を選んだそうですが、
1979年、娘さんの小学校入学をきっかけに、(子供の戸籍の問題で)仕方なく入籍したのだそうです。
(緑魔子さんは、日頃から「子供は好きじゃない」と言っていたそうで、あえて子供を作ったわけではなく、自然の成り行きに任せた結果、妊娠したのだそうです)
緑魔子は夫・石橋蓮司とは40年近く別居生活を送るも仲良し
また、緑魔子さんと石橋蓮司さんは、1987年頃から別居するようになったそうですが、以降、2024年現在に至るまで、40年近くも別居状態が続いているといいます。
ただ、緑魔子さんは、そんな石橋蓮司さんとの関係について、
私は幼いときから「全ての生き物は、いつかみんな独りで死んでいくんだ」という孤独感と恐怖を抱いていました。
そんな寂しさから男の人を求めたし、好きな人とずっと一緒にいたいという思いは人一倍強かった。ただ、結婚がその孤独感を埋めてくれるものだと思ったことは一度もなかったですね。
蓮ちゃんとは、恋人時代の関係が今も続いている感じです。手続きの都合で、子どもの入学を機に入籍したんですけれど、その後、一つ屋根の下で暮らすには苦しい時期があって、別居生活を始めました。
今も離れて暮らしていますが、仲よしです。ケンカ別れしてそれっきりという夫婦ではないんです
と、語っています。
緑魔子は石橋蓮司の浮気が発覚しても動じず、離婚する気はなし
そんな中、2023年には、石橋蓮司さんが50代の女優・Aさんと同棲していることが報じられ、
石橋蓮司さんは、取材に対し、Aさんとの恋愛関係を否定した上で、
人生色々あるだろ
と、答えているのですが、
緑魔子さんは、
大人の関係なので
と、動じずに寛容な態度を見せており、
このことが原因で2人が不仲になったり、離婚することはなさそうです。
(石橋蓮司さんは、これまでにも、度々、浮気が報道されています)
ちなみに、石橋蓮司さんを知る芸能関係者は、
もう何十年も別居生活を続けながら、絶対に離婚はしない。不思議な夫婦なんです。1965年に映画『かも』の共演で出会って、まもなく60年。
『形にこだわりたくない』と当時は珍しい事実婚を選んでね。娘さんを出産して、小学校入学を機に入籍したけど、これも子供の戸籍の問題で仕方なく入れただけだった。
一緒に劇団『第七病棟』立ち上げて、切磋琢磨しながら生きてきた戦友なんです。劇団はもう何年も休眠状態だけど、石橋さんは近年、“死ぬまでに妻と立ち上げた『第七病棟』の公演を復活させたい”と話していた。最後に戻るのは緑さんの所なんじゃないかな。
緑さんもきっと同じ気持ちのはずです。これまでも石橋さんの浮気は何度かあったんですが、緑さんは動じなかった。最近、緑さんは体調を崩して入院していたんですが、石橋さんはずっと心配していた
と、語っています。
緑魔子さんと石橋蓮司さん。
緑魔子の子供は娘が1人
そんな緑魔子さんと石橋蓮司さんの間には女の子が一人誕生しており、阿礼さんというそうですが、緑魔子さんと石橋蓮司さんが好きな小説「邪宗門」に登場する教主の娘の名前から名付けられたそうです。
ちなみに、阿礼さんは、情報がないことから、芸能関係者ではなく、一般のお仕事をされているようです。
1964年、「二匹の牝犬」で映画デビューすると、以降、大きな瞳やエキゾチックな魅力で、強烈な個性を放ち、悪女役を多く演じて人気を博した、緑魔子(みどり まこ)さんですが、 実家は幼い頃から貧しかったそうで、高校時代は英語 …