夫・古尾谷雅人さんの首吊り現場を目の当たりにした、鹿沼絵里(かぬま えり)さんですが、その自殺に至るまでに受けた壮絶な日々をテレビ番組で明かされました。そして、夫の死後も、鹿沼さんには延々と不幸が降り続きます。
「鹿沼絵里の若い頃はゴレンジャー!ポルノも?夫が自殺!娘や息子は?」からの続き
古尾谷雅人のDVと借金を告白
鹿沼さんは、2013年5月、バラエティ番組「爆報!THEフライデー」に出演されると、古尾谷雅人さんの自殺に至るまでの経緯や、これまでの壮絶な人生について告白されています。
実は、古尾谷さんは、1億5000万円で購入した自宅マンションのローンの返済が毎月100万円あったにもかかわらず、役にこだわるあまり、仕事の選り好みをしたことで、次第に仕事が減少していき、
ついには、住民税まで滞納するようになって、借金は総額3億円にまで膨れ上がり、そのストレスから、アルコールに走ると、その矛先は家族に向けられ、家族に暴力を振るうようになったそうで、
特に妻である鹿沼さんへの暴力は凄まじく、全身を殴られるほか、「顔はやめて!」という懇願を無視して、何度も何度も顔を殴られ、全治5ヶ月と診断されたこともあったとか。
そして、やがて、古尾谷さんは、家族に暴力を奮ってしまうことに自責の念を感じるようになって、突然、うつ状態に入ると、
万が一、死んだとするよね、僕が死んたら、僕の偉大さがわかるよ
などと、死を連想させるようなことを言うようになったそうで、それからほどなくして、首吊り自殺されたというのです。
(鹿沼さんは、2004年、古尾谷さんが自殺に至った経緯とそれまでの壮絶な日々を綴った自著「最期のキス」を発表されています)
両親が自殺
そして、古尾谷さんの死後一年後には、今度は、鹿沼さんの実のお母さんが、かねてから苦しんでいた「骨粗鬆症」の痛みから逃れるために農薬を飲んで自殺未遂し、その1年後には他界。
さらには、お父さんまでもがお母さんの後を追って自殺・・・
ついに鹿沼さんも絶望感に襲われ、古尾谷さんが自殺した寝室で自殺を試みようとするも、娘さんに引き止められてなんとか思いとどまったそうで、
番組の最後には、
主人が亡くなって10年。節目ですね。10年経って、リセットできた。また新たに前向きに生きていきたい。
と、力強くおっしゃったのでした。
夜逃げ?
ところで、そんな鹿沼さんを「夜逃げ」で多くの人が検索されているようです。
そう、鹿沼さんの不幸は終わった訳ではなく、まだ、古尾谷さんが残した莫大な借金が残っているのです。
鹿沼さんは、その借金を苦に夜逃げされたのでしょうか?
いえ、鹿沼さんは、決して夜逃げなどされていません。
実は、鹿沼さんは、2015年4月、「日刊ゲンダイ」の取材に対し、
2006年に、東京・新宿区神楽坂に「ルパン・反省」というカラオケパブをオープンしたものの、リーマンショックで客足が遠のき、2010年には閉店。
以降、介護一筋で働いておられ、
朝は6時に起き、あえてご飯は食べずに家から歩いて15分ほどの特別養護老人施設に行き、そこはお昼まで。
午後はそこから7、8分の、運営母体がまったく別のグループホームで仕事する。それぞれ契約社員、アルバイト待遇ね。
オムツやシーツの交換から、着替え、掃除、洗濯、食事、入浴と雑用を含め、な~んでもやっちゃう。
そりゃあね、たまには内心、ムッとすることはあるわ。でも、みなさん、私の両親と同世代で戦争中も戦後もご苦労されてきた方ばかりじゃない?
だから、自分の親の面倒を見るつもりで日々を過ごす。そうすれば、そんなにイライラしないものよ。
自宅のローンはどうにか片付いたけど、主人が芸能プロダクションをやってた時の借金がまだ残ってる。
これからを考えたら、働けるうちは働かないとね。(記者に向かって)アナタもちゃんと考えといた方がいいわよ。
と、古尾谷さんの借金を返済するために、週5日、朝7時から夕方6時まで、2カ所の老人介護施設で働いていることを明かされているのです。
現在は病気(急性大動脈解離)
さて、いかがでしたでしょうか。
2017年12月には、「爆報!THEフライデー」に出演し、「急性大動脈解離」発症で緊急手術を受けたことを明かされた鹿沼さんですが、
鹿沼さんによると、この年の7月、「急性大動脈解離」を発症したそうで、緊急手術を受け、10センチもの人工血管と人工弁を入れたことで、一命をとりとめるも、「身体障害者1級」と認定され、1日に30錠以上もの薬を服用しているというのです。
実は、鹿沼さんは、古尾谷さんが自殺した当時、心臓に大きなダメージを受けてしまい、なんと血圧は200以上もあったそうで、(通常、血圧の最高値は140が正常値とされています)そのため、心臓や血圧を安静に保つため、酒類を一切飲まなくなったそうですが、
2016年に娘さんが結婚した際、祝いの席での飲酒をきっかけにお酒を解禁されると、その後は、毎晩コップ一杯のお酒を飲むことが習慣となっていたそうで、
この年の7月、娘さん夫婦と晩酌をしていた時、誤って舌を噛んでしまうと、次の瞬間、体に激痛が走り、「急性大動脈解離」に襲われたというのです。
(飲酒を解禁したことで、血圧が高くなり、舌を噛んだショックでさらに血圧が上がって大動脈が破壊されたそうです)
さすがに、手術以降、鹿沼さんは完全に飲酒をやめ、大量の薬で再発を防いでいるそうですが、時々、突発的な立ちくらみに襲われることがあり、今でも再発を恐れつつ、病と戦われているとのことで、本当にお気の毒としかいいようがありません。
一日も早く鹿沼さんが心安らかに過ごせる日が来ますように。
「鹿沼絵里の若い頃はゴレンジャー!ポルノも?夫が自殺!娘や息子は?」