2016年、週刊誌で車椅子に乗っている姿が報道されると、2019年には、テレビドラマでの出演シーンが座ってばかりいることが注目された、西田敏行(にしだ としゆき)さん。いったい西田さんに何があったのでしょうか。
「西田敏行の昔は?デビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き
車椅子姿が報道
西田さんは、2016年6月、東京郊外にある大学病院の敷地内で、首にコルセットを巻いた状態で黒のニット帽をかぶり、左手に杖を持って、車椅子に座っている姿が、週刊誌「女性自身」により報道されています。
「女性自身」によると、西田さんは、2016年2月、自宅のベッドから転倒した際、「頸椎亜脱臼」の重症を負ったそうで、4月19日に手術を受けられると、5月上旬には復帰を目指されるのですが、4月末には新たに「胆のう炎」が発覚し、5月12日、胆のうの摘出手術を受けられていたというのです。
「女性自身」の記者が目撃したのは、ちょうどその頃で、西田さんが驚くほど激ヤセしていたこともあり、復帰は遠いのではないか、と思われたそうですが・・・
なんと、それから2日後の6月3日には、西田さんは「探偵!ナイトスクープ」の収録で本格復帰を果たされたそうで、
西田さんは、
一生懸命リハビリをやって、あと15年は稼がせてもらいます(笑)
と、おっしゃっていたそうです。
ドラマは座っているシーンばかり
ただ、その後、西田さんは、テレビドラマや映画には出演されているものの、2018年放送のテレビドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」、2019年放送の「サイン―法医学者 袖木貴志の事件―」「ドクターX~外科医・大門未知子~第5シリーズ」では、基本的に座っているシーンばかりで、
10月16日放送の「ドクターX」より。
テレビ局の関係者によると、撮影現場では、
2~3年前から、“西田さんを長時間、歩かせるシーンは控えるように”という指示が出されているんです。現場では、“足の調子が悪いのでは”という声があがっていますよ。
とのこと。
また、9月27日公開の映画「任侠学園」でも、
8月21日に、同作のリハーサルや劇中映像を収めたプロモーションビデオが公開されるイベントがあったのですが、歩くときに杖をついていましたよ。元気ならば杖は使わないと思うのですが、いったい何があったんでしょうか……
と、西田さんを心配する声が上がっているのです。
膝を痛めたのも頸椎亜脱臼が原因?
そこで、「女性自身」の記者が、8月中旬のお昼過ぎ、都内の自宅に帰ってきた、西田さんの奥さんを直撃取材し、
最近、ドラマなどで座るシーンが多いですが、足の調子が悪いのですか?
と、質問すると、
少しひざを痛めているんです
と、奥さんは、一瞬、驚いた様子を見せながらも、立ち止まって答えてくれたそうで、
続けて、記者が、
3年前に頸椎を亜脱臼したときの影響ですか?
と、質問すると、
それとはまた別だと思うのですけれども…
と、答えられたそうですが、
記者がさらに質問を続けようとすると、表情を硬くして、足早に家に入って行かれたとのこと。
さらに、記者は、日本で唯一の足の総合病院である「下北沢病院足病総合センター」のセンター長・菊池恭太さんに問合わせると、
菊池センター長は、3年前のケガ(頸椎亜脱臼)と、現在ひざを痛めていることは、直接関係ないとしたうえで、
ただ、頸椎を痛めたときに、頸椎の中に走る脊髄や神経を損傷したことで、神経に影響が出た場合、筋力や身体のバランス機能が低下したり、足の運びがぎこちなくなるなど、歩行機能が低下する場合があります。
身体機能が衰えたことで、ひざにかかる負担も増えると思いますね
変形性膝関節症が推測されます。特に、西田さんと同じ60~70代の人はかかりやすい。原因としては、単にひざを使い古したことによる先行する要因がない一次性のものと、ひざをケガしたり、病気をしたことで関節を悪くする二次性のものがあります。
西田さんの場合、どちらの可能性もありますが、頸椎を痛めて身体機能が衰えたことで、ひざへの負担が増えて患うことが考えられます。
と、おっしゃったそうです。
ちなみに、その後、記者が、西田さんの所属事務所に問い合わせると、
ひざを痛めていることは事実です。3年前に頸椎をケガしたころから悪くなりましたが、大きな病気ではなく、年齢を重ねたことでひざの関節を悪くしたためです。
(テレビや映画に出る際は)事前にそうした事情を話し、身体の状況に合った仕事をしています。
との、回答だったそうです。
(実は、西田さんは、2001年にも、「頸椎性脊髄症」で神経圧迫部位を除去する手術を受けられているほか、2003年には、「心筋梗塞」でも倒れられています。)
「西田敏行の探偵ナイトスクープ降板理由は?芸能界引退も?」に続く
車椅子姿の西田さんと奥さん。