1976年に、映画「エデンの海」で女優デビューすると、1977年、2作目の映画「聖母観音大菩薩」では、いきなり、体当たりの演技を披露された、浅野温子(あさの あつこ)さん。今回は、そんな浅野さんの、生い立ちからブレイクまでの経緯についてご紹介します。
年齢は?出身は?身長は?本名は?
浅野さんは、1961年3月4日生まれ、
東京都大田区蒲田のご出身、
身長163センチ、
血液型はA型
学歴は、
大田区立大森第八中学校
⇒東京都城南高校
⇒東京都立代々木高等学校(転校)
⇒東京都立上野高等学校(転校)卒業
趣味は、
読者、ウォーキング、
ちなみに、本名は「魚住 温子(うおずみ あつこ)」(旧姓:浅野)です。
小学2年のとき父親が他界
浅野さんの実家は、東京都大田区蒲田で蕎麦(そば)屋を営んでおられたそうですが、浅野さんが小学校2年生の時、お父さんが他界。
それ以降、浅野さんは、お母さんに、「手に職をつけて自立しなさい」と言われて育ったそうです。
そんな浅野さんは、小学生時代は、グループ・サウンズ全盛だったのですが、全く興味を示さず、アニメやお笑い番組ばかりを好んで見ていたそうで、中学生になると、イタリアの女優、ソフィア・ローレンに憧れて、女優を目指されたそうです。
映画「聖母観音大菩薩」で体当たりの演技を披露
こうして、浅野さんは、1976年、高校1年生(15歳)の時、映画「エデンの海」(山口百恵さん主演)の、山口さんのクラスメート役のオーディションを受けられると、見事合格し、「エデンの海」で女優デビュー。
(この頃、芸能活動を優先させるため、定時制の代々木高等学校に転校されています)
翌年の1977年、高校2年生の時には、映画「聖母観音大菩薩」に出演されているのですが、早くも体当たりの演技を披露されており、
浅野さんの役柄は、まだあどけない表情をした女子中学生にもかかわらず、海辺の小屋の中で、神社のアルバイトで着ていた巫女の衣装を脱いで、同級生に「抱いて」と懇願するもので、激しいラブシーンを演じられています。
また、翌年の1978年、高校3年生の時には、映画「高校大パニック」で、立てこもり犯の人質となった女子高生役(ヒロイン)を演じ、小規模な作品ながら着実に女優としてのキャリアを積んでいかれます。
「高校大パニック」より。山本茂さんと浅野さん。
映画「スローなブギにしてくれ」で注目を浴びる
そして、1981年、20歳の時には、作家・片岡義男さんの短編小説を原作とする、映画「スローなブギにしてくれ」で、クルマ乗りの不良中年男とバイク乗りの青年の間をふらふらと行き来する、気ままなヒロイン・さち乃役を小悪魔的に演じられると、映画は大ヒットを記録。
浅野さんも、たちまち注目を集められると、その後も、映画「汚れた英雄」(1982)、「陽暉楼」(1983年)、「薄化粧」(1985年)など、立て続けにメジャー作品へ出演されています。
「スローなブギにしてくれ」より。
「あぶない刑事」で大ブレイク
さらに、1987年には、舘ひろしさん演じる「タカ」と柴田恭兵さん演じる「ユージ」のコンビが活躍する刑事ドラマ「あぶない刑事」で、二人の同僚の女性刑事・カオル役を好演し、たちまち大ブレイク。
従来の女性刑事は、紅一点という立場だったのが、浅野さんは、署内でタカとユージに馴れ馴れしく接するなど、紅一点が同僚という存在になったほか、
橋の上で機動隊が数十人向かってくる中、一人で止めに入るシーンでは、踏み倒されて、顔に大きな靴跡をつけるなど、コミカルな演技も披露し、特に、女性視聴者から絶大な支持を得たのでした。
「あぶない刑事」より。(左から)舘ひろしさん、浅野さん、柴田恭兵さん。
ちなみに、この年には、「男女雇用機会均等法」が施行されており、浅野さんの人気は、そんな社会情勢も反映されていたのかもしれません。
「抱きしめたい!」で浅野ゆう子とダブル主演
また、1988年には、独身のキャリアウーマン(浅野温子さん)と同い年で幼ななじみの離婚寸前の主婦(浅野ゆう子さん)の恋と友情を描いたラブコメディ「抱きしめたい!」で、浅野ゆう子さんとダブル主演を務められると、
「抱きしめたい!」より。浅野温子さんと浅野ゆう子さん。
バブル時代を背景に、恋に仕事にかっこよく生きる姿が同年代の女性たちの憧れの存在となり(劇中、二人が暮らす高級マンションには屋上にプールまでありました)、ドラマは大ヒットを記録。「ダブル浅野」は社会現象を巻き起こすほどの人気を博したのでした。
ちなみに、このドラマがきっかけとなり、「トレンディドラマ」という言葉が生まれたと言われています。
「浅野温子のデビューからの出演cm映画ドラマ舞台を画像で!」に続く
https://www.youtube.com/watch?v=LW6TnKfqYg8