「演劇集団 円」の個性派女優として、数多くの舞台、テレビドラマ、映画に出演されたほか、エッセイスト、童話作家としても才能を発揮された、岸田今日子(きしだ きょうこ)さん。今回は、そんな岸田さんのご家族と死因についてご紹介します。

「岸田今日子のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き

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仲谷昇と結婚

岸田さんは、1954年、同じ「文学座」で活動されていた、俳優の仲谷昇さんと結婚されています。

そして、その後まもなく、妊娠されているのですが、女優という休めない仕事の影響から、流産してしまったそうです。

ただ、その後、2度目の妊娠が分かった時には、岸田さんがすでに30代後半だったことから、流産を避けるため、この時は仕事を断ったそうで、1968年、無事、娘のまゆさんを出産されています。

仲谷昇とおしどり夫婦と呼ばれるも離婚

そんな岸田さんと仲谷さんは、「キリンビール」のCMに夫婦共演されており、おしどり夫婦として有名だったのですが、岸田さんが、女優としての評価が高くなり、引っ張りだこになるにつれて、うまくいかなくなっていったそうで、1978年には離婚。

ある時、娘に、

おとうさんと、おかあさんは仲が悪いの?

と、聞かれたのをきっかけに、

おしどり夫婦などと世間からは言われて、人様の前に出ているけれど、もうそうやって自分をいつわってゆくのは止めよう

と、離婚を決意されたそうです。

ただ、離婚後も、岸田さんと仲谷さんは「演劇集団 円」に所属されており、夫婦の関係は終わっても、俳優仲間としては良好な関係が続いていたそうです。


「キリンビール」のポスターより。仲谷さんと岸田さん。

娘は?孫からは今日子ちゃん?

岸田さんと仲谷さんの間に誕生した娘さんは、西條まゆ(さいじょう まゆ)さんというそうですが、情報がないことから、一般のお仕事をされているようです。

ちなみに、岸田さんは、晩年、娘さん一家と一緒に暮らしていたそうですが、岸田さんは、娘さん夫婦の長女という設定で、娘さんの子ども(岸田さんのお孫さん)を「弟」と呼んでいたのだとか。

そのため、「上の弟」(上のお孫さん)は、岸田さんのことを、おばあちゃんとは呼ばず、「今日子ちゃん」と呼んでくれていたそうです(笑)

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死因は脳腫瘍

そんな岸田さんは、2005年11月には、主演舞台「オリュウノオバ物語」、12月には、テレビドラマ「あいのうた」に出演されるなど、精力的に活動されていたのですが、

2006年1月下旬に激しい頭痛を訴え、病院で精密検査を受けたところ、「脳腫瘍」であることが判明。

ただ、この時、すでに手術ができない状態だったそうで、投薬治療が行われるも、8月には、一時、危篤状態に。

その後、持ち直し、小康状態が続き、同年12月16日には見舞客とも言葉を交わしていたそうですが、翌17日、容体が急変。娘のまゆさんら家族に看取られ、息を引き取られています。

死因は「脳腫瘍」による呼吸不全。享年は76歳でした。

ちなみに、元夫の仲谷さんは、岸田さんが亡くなる1ヶ月前の11月16日に死去しており、岸田さんは、仲谷さんの死を知っていたそうですが、病床のため、葬儀などには参列できなかったそうです。

「岸田今日子は吉行和子と冨士眞奈美と3人友達で大の仲良しだった!」に続く

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