テレビドラマ「柔道一直線」で主人公・一条直也(桜木健一さん)のライバルを演じ、ついに大ブレイクを果たした、近藤正臣(こんどう まさおみ)さんですが、放送から40年以上経った現在でも語り継がれている、「足でピアノを弾く」シーンについては、あまり印象に残っていないことを明かされています。
「近藤正臣が若い頃は「柔道一直線」で大ブレイクしていた!」からの続き
足でピアノを演奏するシーンは別の俳優が演じていた
「柔道一直線」の近藤さんといえば、放送から40年以上経った今でも語り継がれている、足でピアノ(猫踏んじゃった)を演奏するシーンですが、
近藤さんは、2014年、「はなまるマーケット」に出演された際、この足でピアノを演奏するシーンは、実際は、別の役者さんが、横にかかったバーにぶらさがるようにして、ピアノの上に立ちながら、鍵盤を弾くようにして足の部分だけ撮影したことを明かし、
何年か前から、「あれは、僕が弾いているんじゃない」って言い続けている。
と、おっしゃっているのですが、
何かをしてしまうと、それがずっとひとり歩きしてしまうんだよね
と、いまだに、「近藤正臣」=「足で弾くピアノ」と言われていることに困惑してきたこと明かしつつも、最近は心境の変化があったようで、
役者としてそんなシーンが1つでもあって、40年を超えてもまだ語られるのならば『やっぱりあれは僕だった!』って言った方がいいのかな
と、思うようなったと語っておられます。
「柔道一直線」より。足でピアノを弾く近藤さん(左)
「地獄車」の撮影では実際に神社の石段から落ちていた
ただ、近藤さんにとって、「柔道一直線」で最も印象に残っているのは、この「ピアノを足で弾く」シーンではなく、別の二つの撮影だったそうで、その一つは、「地獄車」の撮影だったそうです。
というのも、その撮影では、監督から、神社の石段の上から必殺技「地獄車」をかけながら、ケガをしないように下まで落ちろとの指示が出ていたそうで、
近藤さんは、
“地獄車”あれは痛かった!地獄車だから、2人で絡み合って車のようにゴロゴロゴロ
と、語っておられます。
ちなみに、MCの岡江久美子さんが、「一発でOKですか?」と尋ねると、
近藤さんは、
一発OKにならないともうやれないよ
(肘などにサポーターをしていたが)膝も肘ももうガリガリこすっちゃって
と、コメントされていました。
「空中での組み合い」の撮影ではトランポリンを使って実際に飛んでいた
そして、もう一つの撮影はというと、「空中での組み合い」だったそうで、試合で両者がジャンプして空中で組合技をかけるというものだったそうですが、
当時は、ワイヤーアクションなどなかったため、一つのトランポリンに2人で乗り、同時に跳ね上がって組んでいたそうで、
近藤さんは、その様子を、
バーン、バーン(トランポリンで跳ねる)、ギューンで組んでウオッと投げる
と、説明。
ただ、そのタイミングが難しく、そのうえ、トランポリンの周りには、マットは敷いてあるものの、
あのマットにうまく落ちるのかな?
と、とても怖かったそうで、やはり、自身が痛い思いや怖い思いをした撮影が一番忘れられないようです(笑)