1977年、映画「ゴッド・ファーザーPART II」で、若い頃のヴィトー・コルレオーネ役を演じ、「アカデミー賞助演男優賞」を受賞して以来、40年以上も第一線で活躍し、70代後半に差し掛かる現在も、現役で活躍を続けている、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)さん。今回はそんなデ・ニーロさんのお父さんについてご紹介します。
年齢は?出身は?身長は?本名は?
ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)さんは、1943年8月17日生まれ、
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市グリニッジ・ヴィレッジのご出身、
身長177センチ、
学歴は、
グリニッジ・ヴィレッジの公立小学校
⇒マクバニー・スクール中退
⇒ロードス・プレパラトリー・スクール中退
(どちらも高校は卒業していないそうです)
ちなみに、「ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)」は本名で、愛称は「ボビー」です。
父親は同性愛者だった
デ・ニーロさんのお父さん、ロバート・デ・ニーロ・シニアさんは画家だったそうですが、デ・ニーロさんが2歳の頃、家族の元を去ったそうで、その理由は、同性愛者として生きるためだったからだそうです。
そのことについて、デ・ニーロさんは、「OUT」誌のインタビューで、
僕にとって父はいつも偉大な画家だよ。まぁ、父は(ゲイであることの葛藤を)多分していただろうね。あの世代にとっては、ましてや(ニューヨークの)北部の(シラキュースという)小さな町の出身だからね
僕はあまり気にしていなかったんだ。もっとそのことについて一緒に話していればよかったと思うよ。母は基本的にあまり話したがらなかったし、あまり物事を気にしない年頃だったんだよ
と、もっとお父さんと心を開いて話をするべきだったと語っています。
父親を描いたドキュメンタリーを製作
そんなデ・ニーロさんは、2014年、お父さんが残した日記をもとに、お父さん(1993年に他界)について描いたドキュメンタリー「Remembering the Artist:Robert De Niro, Sr.」を製作しているのですが、
お分かりの通り、野球を一緒にやるような父子ではなかったよ。でもつながりはあったんだ
父と母は離婚していたから、父と多くの時間を過ごしたわけではなかったよ。ドキュメンタリーの中でも言っているけど、父のことはある点において尊敬していたんだ
父はあまり存在感がないこともあったよ。でも父はとても愛情深くて、僕のことも子どもたちのこともとても大好きだったんだ
と、一般的な親子関係ではなかったものの、特別な絆で結びついていたことを明かすと、
このドキュメンタリーを制作したことについても、
やらなきゃいけない気がしたんだ。義務のように感じたよ。父についてのドキュメンタリーを作ることは僕の責任だったんだよ。HBO(アメリカのケーブルテレビ局)で放送するためにやったことではなく、自分がただ作りたかっただけなんだ
と、仕事というよりも、自身が好きで制作したことを明かしています。
他界した父親が最後に住んでいた家を手放すことができずにいる
ちなみに、デ・ニーロさんは、お父さんが最後に住んでいた家と、ずっと所有していたニューヨーク・ソーホーにあるアートスタジオを、2010年頃、一度手放そうと思ったことがあったそうですが、
売却する前、ビデオカメラで撮影しているうち、「やっぱり出来ない」と、売却することを考え直し、
彼の存在を残すための唯一の方法だった
と、現在も、手放さずにいるとのことでした。
「ロバート・デ・ニーロは2歳の時に両親が離婚していた!」に続く
幼い頃のデ・ニーロさん(左)と若き日の父・ロバート・デ・ニーロ・シニアさん。(右)