1976年、17歳の時、「カネボウ・サラダガールコンテスト」でグランプリに輝き、芸能界入りすると、翌年の1977年には、テレビドラマ「幕末未来人」でメインキャストに起用され、たちまちアイドル的な人気を博した、古手川祐子(こてがわ ゆうこ)さん。その後、1979年には、刑事ドラマ「西部警察」で、渡哲也さんの妹役に抜擢され、一躍ブレイクを果たします。
「古手川祐子が若い頃はカネボウサラダガールコンテストでグランプリ!」からの続き
「西部警察」の渡哲也の妹役でブレイク
1977年、「幕末未来人」でメインキャストに起用され、アイドル的な人気を博した古手川さんは、1978年には、高校卒業と同時に上京し、本格的に芸能活動を開始。同年には、NHK朝の連続テレビ小説「おていちゃん」にも出演し、知名度を上げます。
そして、1979年には、テレビドラマ「西部警察」で、主人公・大門圭介(渡哲也さん)の妹・「アコ」こと大門明子役に起用されると、渡さんを「アニキ~!」と呼ぶ、男勝りで勝ち気なアコを好演し、たちまちブレイクを果たします。
「西部警察」より。
私生活でも渡哲也を兄と慕っていた
ちなみに、後に古手川さんは、
木暮課長さんをはじめ、みなさんには大変かわいがってもらいました。得意の似顔絵で捜査に協力できたときなんか、大門軍団の一員になった気分で、楽しかったものです。
口が達者なものですから、兄をよくやりこめたりしましたが、本当は一番尊敬している人なんです。
と、語っているほか、
1997年、バラエティ番組に出演した際には、私生活でも、兄役だった渡さんを「お兄ちゃん」と呼んでいたことを明かしつつ、
若いときに一番素敵な人を見ちゃったんで・・・そこから先はねぇ(笑) だって世界中探しても、お兄ちゃんよりいい男って私はいないと思うんですよ。
と、渡さんを絶賛。
ただ、制作の「石原プロモーション」が、古手川さんに、第2シリーズ以降の出演依頼をするタイミングを逃してしまったことから、古手川さんの出演は、第1シリーズのみとなっています。
(第2シリーズからは、登静江さんが「アコ」を演じているのですが、設定も変更され、古手川さんのアコよりも随分大人しくなっています。)
映画「春の鐘」で初ヌード
以降、古手川さんは、数多くのテレビドラマや映画に出演し、清純派女優として活躍を続けるのですが、
1985年には、古陶磁器の美を探求する美術館長とその妻と陶工家の娘の、それぞれの愛を描く立原正秋さんの同名小説を原作とする映画「春の鐘」で、初のヌードを披露し、路線変更。
古手川さんは、ヌードになったことについて、
原作を読んだ時から覚悟してたし、監督に全部預けてましたから・・・
と、語っています。
「古手川祐子のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」に続く
「春の鐘」より。古手川さんと北大路欣也さん。