20代の頃は、資生堂の男性用化粧品「MG5」のCMを皮切りに、映画「復活の日」(1980)、「汚れた英雄」(1982)など、二枚目路線で大ブレイクすると、60代では、一転、コメディ路線で再ブレイクした、草刈正雄(くさかり まさお)さん。今回は、そんな草刈さんと草刈機にまつわる話をご紹介します。
「草刈正雄のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き
マキタの充電式草刈機のCMに出演
二枚目でありながら、コメディの才能もお持ちの草刈さんは、2013年には、マキタの充電式草刈機のCMに出演しています。
CMは、最初に、草刈さんのアップと水しぶき、草が舞い上がるシーンが映し出されると、次にカメラが引いてタキシード姿の草刈さんが登場し、
草刈さんがスローモーションで
オレは、草刈だ!
と言いながら、充電式草刈機でパワフルに草を刈るというもので、大真面目な草刈さんのおかしみが話題となりました♪
マキタの充電式草刈機のCMに出演する草刈さん。(クリックでyoutube)
幼少期は「草刈」という苗字を友達に馬鹿にされていた
ちなみに、マキタのホームページには、草刈さんをCMに起用した理由が、
「充電式草刈機 MUR142UD/MUR182UDシリーズ」の特長である、「静か」でありながら「パワフル」な機能性を、草刈正雄さんの「ダンディー」かつ「力強い」イメージと、結びつけて表現しています。
と、大真面目に書かれているのですが、
当の草刈さんは、
久しぶりのCM出演だったのですが、とっても楽しい撮影現場でした。
実は子供の頃に「草刈」という苗字を、友達に馬鹿にされた事があって、嫌な思いをしたことがあったんですが、今回は、自分の名字が、「草刈」で良かったと思っています(笑)
と、コメントしています♪
「草刈り機まさお」なる草刈機も
ところで、実は、このCMよりずっと前から、「草刈り機まさお」なる草刈機が販売されているといいます。
この、「草刈り機まさお」、筑水キャニコムの草刈機なのですが、
「日経MJ」の記事には、
農作業用運搬車や草刈り機は数十万円から数百万円と高額。その割には人目に付かない場所で使われ、アルファベットや数字の商品名ばかりと地味な存在だ。
「愛情を持って開発した商品の名称が堅苦しいと、商品に込めた思いがお客様に伝わらない」(包行会長)と1980年から商品名に凝り始めた。
調子づいたのは看板商品になった草刈機まさおだ。試作機のテストの際、その切れ味の鋭さに「どんな草でも真っ青」と感じた。草刈り機で真っ青――。ふと、福岡県出身の俳優、草刈正雄さんの顔が思い浮かんだ。
と、命名の経緯が綴られています。
ちなみに、この商品は、草刈さんとコラボした訳ではなく、無許可だったことから、草刈さんの事務所から指摘があったそうですが、草刈さんのイメージを壊す商品ではないとして、不問になったとのことでした。
筑水キャニコム社製「草刈り機まさお」(2001年グッドデザイン賞を受賞しているそうです)