1984年には、映画「SFソードキル」に主演として出演し、ハリウッド進出も果たした、藤岡弘、(ふじおか ひろし)さんは、2002~2005年には、「探検隊シリーズ」にも出演し、すっかり探検隊長のイメージが定着します。
「藤岡弘、はハリウッド映画「SFソードキル」で主演を張っていた!」からの続き
「藤岡弘、探検隊」
ところで、藤岡さんは、2002~2005年、「藤岡弘、探検隊」(テレビ朝日)に、不定期で6度出演しているのですが
全6回の平均視聴率は9.7%と高視聴率には至らなかったものの、以降、隊長としてのキャラクターが、老若男女問わず、お茶の間に広く浸透し、バラエティ番組などに出演する際は、サバイバルベストなどの出で立ちが定番となりました。
「藤岡弘、探検隊」より。
「川口浩探検隊シリーズ」の第2弾だった
ちなみに、この「藤岡弘、探検隊」、1977年からスタートして1985年まで、実に8年間、全43回にも及んだ超人気番組「川口浩探検隊シリーズ」(俳優の川口浩さんが探検隊長)以来、「探検シリーズ」復活を希望する声が絶えなかったことから、藤岡さんを2代目探検隊長に起用し、復活したものでした。
では、なぜ、超人気番組だった「川口浩探検隊シリーズ」が終了したのでしょうか。
「やらせリンチ事件」
実は、1985年8月20日、同じテレビ朝日の「アフタヌーンショー」という番組で、女番長2人が女子中学生5人をリンチするという、衝撃的な映像の隠し撮りが放送されているのですが、
これが、同年10月、番組のディレクターが、「リンチを撮影したい」と元暴走族の男にお金を払って依頼し、リンチが行われていたことが発覚。(「やらせリンチ事件」)
(リンチされた女子中学生5人は何も知らされておらず、その母親の1人が自殺しています)
これを受け、同局の「川口浩探検隊シリーズ」も同年11月に終了したのでした。
(同年、川口さんがガンを発病し、闘病生活に入っていたことも番組終了の一因だったようですが、「川口浩探検隊シリーズ」も、やらせだったと言われています)
ワイルドなイメージの藤岡が2代目隊長に起用された
その後、川口さんが1987年11月17日に死去したことで、「探検シリーズ」は自然消滅するのですが、
「探検シリーズ」復活を望む声が根強いことを受け、2002年、ワイルドなイメージを持ち、以前から旅番組や海外紀行番組を通じて、旅好き・アウトドア好きが知られていた藤岡さんに白羽の矢が立ち、藤岡さんが2代目隊長に起用されたのでした。
(「藤岡弘、探検隊」は、2005年の第6弾で事実上終了しているのですが、その後、再放送はされていません)