習い事として入団した「西野バレエ団」で、ダンスグループ「レ・ガールズ」のメンバーに抜擢されると、あっという間にアイドルとして人気を博し、その後は、女優、タレント、コメンテーターと、幅広く活動している、奈美悦子(なみ えつこ)さんですが、40代の時には、美容整形の結果を巡り、病院と執刀医に対して裁判を起こしています。

「奈美悦子のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き

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ヌード写真集撮影のために乳首の整形手術を受けるも・・・

奈美さんは、1996年、46歳の時、ヌード写真集撮影のため、バストを美しく見せようと、乳首を小さくする手術を受けているのですが、その結果に対し、失敗したとして、東京都中野区の「医療法人麗仁会」と執刀医を相手取り、約4800万円の損害賠償を求める訴訟を起こしています。(同年6月6日に緊急会見を開いています)

奈美さんは、週刊誌のグラビアヌードと写真集出版の話を受けた際、もともと、コンプレックスだった長い乳首の整形手術をすることを思いつき、前述の医師に、

乳首を小さく、おっぱいや乳輪と比べてバランスよく、かわいらしく

と、相談したところ、30分以内で終わる簡単な手術と聞かされたことから、同年3月12日、手術を受ける決断したそうですが・・・

左乳首が根本からなくなって真っ平らに

手術の結果はというと、右の乳首は1~2ミリしか残っておらず、左乳首に至っては、乳首が根本からなくなって真っ平らになってしまったというのです。

また、手術後3ヶ月近く経ってもまだ傷口が痛み、そのせいで、ブラジャーも車のシートベルトもできず、食欲不振と不眠で10キロも激やせしたというのです。

そして、病院からは、手術前のインフォームドコンセントや手術同意書もなく、謝罪も誠意ある対応もなかったそうで、

奈美さんは、

医者である前に人間として考えてほしい

乳首を元に戻してほしい

と、涙ながらに語ったのでした。


「週刊女性」より。

執刀医が反論会見

この奈美さんの記者会見を受け、同日、執刀医は、手術は失敗ではなく、奈美さんが希望した通りの小さい乳首で、乳首がなくなったという認識がないこと、また、奈美さんが主張するバランスの悪さについては、寸法をはかって手術しても、術後に多少変わることがあるため、再手術はできることを事前に奈美さんに伝えたと説明。

さらには、同年4月2日、奈美さんから電話で、

写真集ができないため、事務所が1000万円の損害賠償を要求している。400万円を払ってくれれば事務所と話をつける

と、言われたこと、

さらには、その2日後の4月4日に、

500万円を一括払いで

と、言われたことを明かしたのでした。

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裁判所の和解勧告で決着(執刀医が奈美さんに430万円の和解金を支払)

これに対し、奈美さんは、翌日、ワイドショーで、手術同意書にサインしたことは認めつつも、金銭の要求については、

手術が失敗なら手術費を返してほしい、再手術費もいる。400万円の金額は写真集の話がダメになって出た損害のことを答えた

と、説明。

このように、双方の意見はまったく噛み合わず、弁護士を立てて話し合いをしたものの、不調に終わったため、裁判となったそうですが、

結果は、裁判所が和解勧告をし、双方がこれを受け入れ、執刀医が奈美さんに430万円の和解金を支払って和解が成立したとのことでした。

(ちなみに、第1回口頭弁論は1996年7月16日に行われ、それから1年以上が過ぎた1997年10月に決着がついたそうですが、裁判所が提示した和解金額の430万円は、交通事故で人差し指を失った場合と同程度の金額だそうです)

「奈美悦子の現在(3人目)の夫は婿養子!」に続く


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