「星影のワルツ」が大ヒットして多額の印税収入を得ても、節約生活を続けていた、千昌夫(せん まさお)さんは、1970年、22歳の時、2000万円で約5万坪の土地を購入すると、1976年、29歳の時には、手持ち資金ゼロ円で1億2000万円もの35坪の赤坂の一等地を購入したといいます。
「千昌夫は昔22歳で5万坪の土地を担保に資産運用を始めていた!」からの続き
手持ち資金ゼロ円で赤坂一等地35坪の土地を購入
千さんは、1970年、22歳の時、仙台市に約5万坪の土地を2000万円で購入すると、1972年には、「アベインターナショナルベンチャーズコーポレーション」を設立して、自ら社長となり、
1976年4月12日、29歳の時には、東京・赤坂3丁目にある約35坪の土地を1億2000万円で購入したそうですが、この時、なんと、手持ち資金はゼロだったといいます。
(この時期、千さんは、これといったヒット曲が出ず、主に、地方公演で日本全国を巡って、「星影のワルツ」を歌っていたそうです)
手持ち資金ゼロ円で土地を購入した方法とは?
では、なぜ、手持ち資金がゼロだった千さんが、1億2000万円もの土地を購入することができたかというと、まずは、仙台市の約5万坪の土地に7500万円の根抵当権を設定し、 東京・大井の「大栄信用組合」から、6000万円の融資を受け、
残り6000万円については、赤坂の土地売主のIさんの紹介で、東京・杉並の「三栄信用組合」を訪ねて行き、先に「大栄信用組合」から融資を受けていた6000万円を定期にし、買収土地を担保に入れて、6000万円の融資を受けたそうで
千さんは、「大栄信用組合」と「三栄信用組合」から、総額1億2000万円の融資を受け、手持ち資金ゼロで、見事、赤坂一等地35坪の地主になったのだそうです。
大栄信用組合からは理事長と直談判して6000万円の融資を受けていた
ちなみに、「大栄信用組合」とは、「大栄信用組合」が東京に支店を増設する際、サイン会を依頼され、縁を持つようになり、この縁を通じて、融資相談係と知り合ったそうですが、
千さんが融資の相談を持ちかけると、いかに、相手が有名歌手の千さんといえど、融資相談係は、多額の現金を融資することを渋ったそうです。
それでも、千さんは、生来の押しの強さで、理事長と直談判し、結果、6000万円の融資を受けることに成功したのだそうです。
「千昌夫の最盛期の総資産は2000~3000億円だった!」に続く