数多くの、舞台、映画、テレビドラマなどで活躍し、主演、助演問わず、数々の賞を受賞している、寺島しのぶ（てらじま しのぶ）さんですが、プライベートでは、若い頃、歌舞伎俳優の十代目松本幸四郎さんと真剣交際していたといいます。
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十代目松本幸四郎と真剣交際していた
寺島さんは、若い頃、十代目松本幸四郎さんと真剣交際していたといいます。
実は、寺島さんの尾上家と幸四郎さんの生家である松本家は近所同士で、小学校の同級生だった二人は、幸四郎さんの妹の松たか子さんも交え、仲が良かったそうですが、
小学校に上がった頃くらいから、寺島さんは、同じ梨園の娘という境遇から、容姿端麗だった松さんと比較されるようになり、コンプレックスを抱えるようになったそうで、
その後も、松さんが華々しく芸能界デビューし脚光を浴びる陰で、寺島さんは、「文学座」で演技を磨いていたのですが、そんな中、良き理解者だった幸四郎さんと、１９９２年頃、真剣交際に発展したのだそうです。
（それから約５年後の１９９７年１月、週刊誌の報道により二人の交際が周知となっています）
十代目松本幸四郎の仕事に対する真摯な姿を尊敬していた
ちなみに、寺島さんは、幸四郎さんの仕事に対する真摯（しんし）な姿を見て、「自分に似ている」と感動し、「吸収しよう」「がんばらなきゃ」「触発されたい」と思ったそうですが、そのように思える男性はそうそういるものではなく、幸四郎さんに会えば、いつも時間が経つのも忘れて話し込んでいたそうです。
（男と女というよりは、むしろ、同士として、幸四郎さんを尊敬していたのだそうです）
結婚を考えるようになるも尊敬と恋愛の区別がつかなくなっていた
さておき、こうして、幸四郎さんとの交際が順調に進んでいた寺島さんは、やがては、頭の中に、「この人と結婚する」という物語が出来上がっていったそうですが、
この時、寺島さんは、「彼がいるから私も仕事を頑張れる」という思いで、夢中で突っ走っていたことから、尊敬と恋愛の区別がつかなくなっていたそうです。
交際相手だった十代目松本幸四郎に隠し子がいることが判明
そんな中、１９９７年７月、幸四郎さんに隠し子がいることが週刊誌の報道で判明し、
（幸四郎さんが國學院大學１年生（１８歳）の時に交際していた６歳年上の元女優との間に出来た子供）
幸四郎さんは、同月、大阪で会見を開き、
子供がいることは事実。6年前に誕生した私の子どもです
（子どもの母親と）真剣に付き合っていたので認知した
と、認めます。
（寺島さんがいつ頃その事実を知ったのかは不明）
十代目松本幸四郎に隠し子が発覚した後も交際を続けていた
これに、寺島さんのお父さんの七代目尾上菊五郎さんは激怒したそうですが、寺島さんはというと、幸四郎さんを断ち切れず、交際を続けたそうで、
寺島さんは、著書「体内時計」で、
かなりつらい思いもさせられたり、ずいぶんと泣かされた。いや、泣かしたこともあるかもしれない。笑わない日なんてザラにあったし、泣きすぎて、次の日、目の下にクマを作って仕事に出たこともある。
そんな時は、逆にそういう気持ちを仕事にぶつけることで、精神のバランスを取っていたように思う。考えてみると、本当に不健康なやり方をしていたと思う。
そんな私の姿を見て、「親友」は、彼のことをよく思っていなかった。私には見えなくなっていた彼の部分が見えていたのかもしれない。
と、綴っています。
「寺島しのぶは松本幸四郎(10代目)に裏切られ暴露本を出していた！」に続く
