中日監督就任1年目の2004年、春季キャンプの初日に異例の紅白戦をし、マスコミから大バッシングを浴びるも、紅白戦ではピッチャーの仕上がりを見て手応えを感じたという、落合博満(おちあい ひろみつ)さんは、キャンプでは、6勤1休で朝早くから晩まで選手たちに徹底的に練習させたといいます。
「落合博満は中日監督就任1年目のキャンプ初日に紅白戦を行っていた!」からの続き
春季キャンプは6勤1休だった
落合さんは、中日監督就任1年目の2004年、春季キャンプ(沖縄)では、6勤1休というハードスケジュールを選手たちに課したそうですが、
シーズン中は火曜日~日曜日までの6連戦も多々あることから、キャンプ中にシーズンを見据え、それに合わせて調整することは、落合さんにとっては普通のことだったそうです。
(キャンプは遊ぶためにあるわけではなく、野球がうまくなるため、勝つためにあることから)
春季キャンプ中、練習は朝早くから夜7時過ぎまでやっていた
さらに、落合さんは、選手たちに、朝早くから(沖縄の夜が)真っ暗になる夜の7時過ぎくらいまで、徹底的に練習させたそうですが、
現有戦力でシーズンを戦うためには各選手が10%底上げしなければならず、普通のことをやっているだけでは到底うまくさせることはできないと思っていたのだそうです。
(若手選手は、帰宅時間が、夜の8時、9時になる者もいたそうです)
グラウンドはまるでバッティングセンターのようだった
ちなみに、このキャンプでは、選手たちに練習メニューをローテーションで回らせ、最初の2週間ほどは、グラウンドの13ヶ所ほどにバッティングマシーンを置いて打たせる練習をさせたそうで、ノックはすべて、サブグラウンドでやっていたのだそうです。
(その様子はまるで、バッティングセンターだったそうで、バッティングマシーンが壊れてしまうほどフル稼働だったそうです)
春季キャンプでは門限を撤廃するほか、主力選手には白紙のメニューを渡していた
ただ、落合さんは、キャンプでは門限を撤廃するほか、立浪和義選手や谷繁元信選手など主力やリーダー格の選手に、あらかじめ個室に呼んで「お前たちに中心になってもらうから」と告げて白紙のメニューを渡し、「おまえに任せた」という無言のメッセージを送ったのだそうです。
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