2005年限りで広島カープの監督を辞任すると、2008年には北京オリンピック野球日本代表チームで、星野仙一監督のもと、守備・走塁コーチをを務めた、山本浩二(やまもと こうじ)さんは、2012年10月10日、野球日本代表(侍ジャパン)監督に就任すると、11月16日と18日に行われた、国際親善試合のキューバ代表戦では、2戦2勝と幸先の良いスタートを切ります。

記者会見で質問に答える山本浩二

「山本浩二は星野仙一に金本知憲を奪われていた!」からの続き

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山本浩二は2012年10月に野球日本代表(侍ジャパン)監督に就任していた

2012年10月10日、野球日本代表(侍ジャパン)の監督&コーチ就任会見で、山本さんが監督に就任することが発表されると(背番号は「88」)、同時に、梨田昌孝さん、与田剛さん、立浪和義さん、高代延博さん、緒方耕一さん、橋上秀樹さんがコーチに就任することが発表されているのですが、

(山本さんは、監督が内定した後、まず最初に、気が合う東尾修さんをコーチとして誘い、その後、梨田昌孝さん、与田剛さん、立浪和義さん、高代延博さん、緒方耕一さん、橋上秀樹さんをコーチに選んだのだそうです)

山本さんは、選手は「山本浩二」の名前は知っていても性格は知らないだろうと考え、自分のことを分かってもらうため、12球団の秋季キャンプをすべて回ったそうです。

(秋季キャンプは、各球団、概ね11月1日頃から11月20日頃まで行われています)

山本浩二は侍ジャパン監督(2012)でキューバとの親善試合は2戦2勝していた

そんな山本さんは、「侍ジャパンマッチ2012(親善試合)「日本代表 VS キューバ代表」(11月16日と18日に開催)」から指揮を取っているのですが、

11月16日に行われた、第1戦(福岡Yahoo!JAPANドーム)は2対0、11月18日に行われた、第2戦(札幌ドーム)は3対1と、2試合とも日本を勝利に導いています。

(この親善試合の出場選手は、12球団の監督によるアンケートに基づき選ばれました)

キューバ代表との親善試合に勝ち選手たちとタッチを交わす山本浩二
キューバ代表との親善試合に勝ち、選手たちとタッチを交わす山本浩二さん。

山本浩二は侍ジャパン監督(2012)で「第3回WBC」の代表メンバーを暫定の33名から正式の28名に絞るのが辛かった

そして、山本さんは、2012年12月4日には、本番の「第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の代表候補(暫定メンバー)34名を以下の通り発表すると、

  • 投手
  • 涌井秀章(西武)、能見篤史(阪神)、澤村拓一(巨人)、今村猛(広島)田中将大(楽天)、杉内俊哉(巨人)、前田健太(広島)、森福允彦(ソフトバンク)、内海哲也(巨人)、大隣憲司(ソフトバンク)、牧田和久(西武)、山口鉄也(巨人)、攝津正(ソフトバンク)、吉見一起(中日)、山井大介(中日)、浅尾拓也(中日)

  • 捕手
  • 相川亮二(ヤクルト)、阿部慎之助(巨人)、炭谷銀仁朗(西武)

  • 内野手
  • 鳥谷敬(阪神)、井端弘和(中日)、松田宣浩(ソフトバンク)、坂本勇人(巨人)、松井稼頭央(楽天)、稲葉篤紀(日本ハム)、本多雄一(ソフトバンク)、村田修一(巨人)

  • 外野手
  • 糸井嘉男(オリックス)、中田翔(日本ハム)、内川聖一(ソフトバンク)、長野久義(巨人)、角中勝也(ロッテ)、大島洋平(中日)、聖澤諒(楽天)

2013年2月20日には、村田修一選手(巨人)、山井大介選手(中日)、浅尾拓也選手(中日)、大島洋平選手(中日)、聖澤諒選手(楽天)を外した、正式な代表メンバー28名を発表しているのですが、33名の暫定メンバーから5名を外す作業がとても辛かったといいます。

(当初、暫定メンバーは34名でしたが、2013年1月7日に、吉見一起選手が、昨年痛めた右肘の不安を理由に日本代表を辞退し、33名となっていました)

ただ、外した当日に開いた決起集会に、この5名も参加してくれ、特に、村田修一選手(巨人)が勇気づけてくれたそうで、それからは「侍ジャパンは33名」という意識でチームが結束できたのだそうです。

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第3回WBCのスケジュール

ちなみに、「第3回WBC」のスケジュールは以下の通りとなっています。

  • 第1ラウンドA組(福岡ヤフオクドーム)
  • 日本対ブラジル(2012.3.2)
    日本対中国(2012.3.3)
    日本対キューバ(2012.3.6)

  • 第2ラウンド プール1(東京ドーム)
  • 第1戦(B組1位or2位)対(A組2位or1位)(2013.3.8)
    第2戦(A組1位or2位)対(B組2位or1位)(2013.3.8)
    第3戦(第1戦敗者)対(第2戦敗者)(2013.3.9)
    第4戦(第1戦勝者)対(第2戦勝者)(2013.3.10)
    第5戦(第3戦勝者)対(第4戦敗者)(2013.3.11)
    第6戦(第4戦勝者)対(第5戦勝者)(2013.3.12)

    ※A組(日本、キューバ、中国、ブラジル)の上位2チームとB組(韓国、オランダ、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ)の上位2チームがダブルエリミネーション方式(2敗した時点で敗退)で争います。

  • 決勝ラウンド(アメリカ合衆国サンフランシスコAT&Tパーク)(2013.3.18~3.20)

「山本浩二はWBC第2Rで奇跡の逆転勝ちをしていた!」に続く

記者会見で質問に答える山本浩二
キューバとの親善試合のメンバー発表記者会見で質問に答える山本浩二監督。

お読みいただきありがとうございました

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