カルーセル麻紀の結婚相手との馴れ初めは？子供は？

１５歳の時、高校を中退して家出し、札幌のゲイバー「ベラミ」で働き始めると、その後、全国のゲイバーを転々とし、１９歳の時、ようやく大阪に落ち着くと、やがては、市川猿之助（後の二代目市川猿翁）さん、藤山寛美さん、勝新太郎さんら芸能関係者からも贔屓（ひいき）にされるようになり、一流のダンサーしか踊ることが許されない東京の日劇ミュージックホールに出演するほか、歌手デビュー、テレビ出演と引っ張りだこになった、カルーセル麻紀（カルーセルまき）さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょうか。今回はそんなカルーセルさんの結婚相手と子供についてご紹介します。

事実婚していたフランス人青年とカルーセル麻紀

「カルーセル麻紀は戸籍上も女性になるも屈辱的なチェックを受けていた！」からの続き

カルーセル麻紀は31歳のとき19歳のフランス人青年と結婚（事実婚）していた

カルーセルさんは、性転換手術（性別適合手術）を受けた翌年の１９７３年（３１歳）、１９歳のフランス人青年・ジャンさんと事実婚（籍は入れずに同棲）をしていたといいます。

カルーセルさんは、パリのモンパルナスのディスコバーでジャンさんと知り合ったそうですが、ジャンさんから熱烈なアプローチを受け、プロポーズされたそうで、カルーセルさんは、そんな一途なジャンさんの愛に心を動かされて、プロポーズを快諾したそうです。

そして、ジャンさんの両親にも会いに行くと、

ジャンさんは、

ぼくは麻紀と結婚したい。彼女は元は男だけど、今は手術して完全に女性なんだ

と、ありのまま（カルーセルさんが元男性ということ）を両親に話したそうですが、

ジャンさんのお父さんも、

そうか、なるほど麻紀はステキな女性だ。オレが若かったら、息子より先にプロポーズしてるよ

と、結婚を認めてくれたそうで、

カルーセルさんは、ジャンさんの気持ちも嬉しかったそうですが、お父さんが、ありのままの自分を受け入れてくれたことに感激したそうです。

カルーセル麻紀の結婚生活は半年で破綻していた

こうして、カルーセルさんは、ジャンさんとの新婚生活を日本で始めたそうですが・・・

わずか半年で別れてしまったといいます。

というのも、カルーセルさんは、二人の生活のために必死で働かなければならず、

（お店のほか、地方のショーやテレビの仕事もこなす日々だったそうです）

そのため、二人でべったりといられる時間がなくなったそうですが、ジャンさんがことあるごとにヤキモチを焼くようになり、しょっちゅうケンカをするようになったそうで、

挙げ句の果てには、「東京タワーとエッフェル塔のどっちが高いか」のような、どうでもいいことでぶつかり合う毎日となり、そんな日々にカルーセルさんは、うんざりし、疲れ果ててしまったのだそうです。

そこで、カルーセルさんは、ジャンさんの観光ビザが切れるタイミングで、トランクに全部荷物を詰めて、半ば強引に帰国させたそうで、カルーセルさんがチケットを買ってあげ、羽田空港で抱き合い、手を振って涙を流しながら見送ったそうですが、心の中では「二度と来るなよ」と思っていたのだそうです。

（嫉妬深いジャンさんから解放され、ほっとしたそうですが、それもつかの間、一人になったらなったで寂しくなったそうで、程なくして、懲りずに、ハーフのモデルと同棲を始めたそうです）

事実婚していたフランス人青年とカルーセル麻紀
フランス人青年のジャンさんとカルーセル麻紀さん。

カルーセル麻紀は40歳頃から40余年、姉の幸子と同居していた

そんなカルーセルさんは、ジャンさんと別れた後はずっと独身で、４０歳頃から４０余年、姉の幸子さんと一緒に暮らしているそうですが、

私なんて何十人と色んな男と同棲したけど、生活するのはムリね。大体いつも最初の３カ月ぐらいは女らしく、しおらしく尽くすんだけど、だんだん疲れてきて飽きてくるの。

だから最後は「ああ、もう面倒くせー！出てけこの野郎！」で終わるパターン。だから、仲間内では「ワンクールの女」って言われるほど、熱しやすく冷めやすいのよ。

結婚したくなったとか、一切ないわね。だって一緒に生活するのは邪魔だもん。表で会って表でつき合う分でいいわ。シングル女の先輩として言わせてもらえば、男は必要だけど、大切なのは女ともだちよ。

私は、芸能界以外の一般の友人も多くて、たまに集まっては女同士言いたい放題ぶちまけ合うの。女ばっかりだから、その名も「はまぐり会」。わたしが名付けたんだけどね。

職業も年齢もバラバラだから、変ないがみ合いや張り合いもないしね。気の置けない女同士、言いたいこと言い合って、おいしいもの食べて、お酒を飲んで、酔っぱらってるときが一番楽しいわね。

と、語っています。