高校時代、美術が好きだったことから、美術大学の受験を考えるも、経済的な理由で、高校卒業後の1991年には、美術専門学校「セツ・モードセミナー」に入学したという、谷原章介(たにはら しょうすけ)さんは、在学中にモデルとしてスカウトされると、1992年には、男性ファッション雑誌「メンズ・ノンノ」の専属モデルとなるも、将来の不安から2年で辞めると、その後は、スーパーのチラシのモデルを経て、俳優に転身していたといいます。
「谷原章介の生い立ちは?イジメっ子からイジメられっこになっていた!」からの続き
谷原章介は美術の専門学校「セツ・モードセミナー」在学中にモデルとしてスカウトされていた
1991年、高校卒業後の進路を考える時期には、美術が好きだったことから、一時は美術大学の受験を考えるも、経済的な理由で、当時、一番学費が安かったという、美術の専門学校「セツ・モードセミナー」に入学したという谷原章介さんですが、
「セツ・モードセミナー」在学中にモデルとしてスカウトされたそうで、もともと、ファッションに興味があったことから、モデルはファッションに通ずるものがあると思い、このスカウトを受け入れたそうです。
谷原章介は若い頃「メンズノンノ」の専属モデルを2年で辞め、スーパーのチラシなどのモデルをしていた
そんな谷原章介さんは、1992年10月、男性ファッション雑誌「メンズノンノ」のオーディションを受けると、見事合格し、専属モデルとなったそうですが・・・
2年後の1994年11月には辞めてしまったそうです。
(谷原さんいわく、表紙は一度もできず、後ろのモノクロページで、「浴衣の着方」特集のモデルなどをやっていたそうです)
そして、その後は、主に、スーパーのチラシなどのギャラのよい広告のモデルの仕事をしていたそうで、
谷原さんは、
雑誌の撮影だと、1カット撮るのに、フィルムを2~3ロール贅沢に使うんですが、チラシだと、100カットくらい撮るので、1カット3枚~5枚でカメラマンのOKを貰わないといけない。
だから、一発OKの出る“かっこよく撮れる決め型”みたいなものを、必死で研究して・・・。それですごく鍛えられたと思います。
と、語っています。
モデル時代の谷原章介さん(右に小さく谷原さんと写っているのは伊藤英明さん)。
谷原章介は将来に不安を感じ22歳の時にモデルから俳優に転身していた
ただ、モデルの世界は女性が主役で、雑誌も広告も女性向けのものが多く、女性モデルの方が圧倒的に仕事量が多く収入面でも恵まれていたそうで、(谷原さんいわく)ナポリタンについているパセリのような存在の男性は仕事も収入も少なかったことから、
谷原章介さんは、(刺激的な毎日を過ごしてはいたものの)ずっとこの仕事をやっていて将来家族を養えるのかと、不安を抱えるようになっていったそうで、
(谷原さんいわく、ちょっと顔の良い男性モデルは掃いて捨てるほどおり、そのうえ、自身はモデルとしては二流だったそうです)
「どうやったら生き残れるんだろう」「どういう方向性なら自分に合っているんだろう」「自分を活かせる道はないか」などと模索するようになり、
役者の世界なら、モデルの世界で感じたような男女の差はないのではと思い、役者の勉強をし始め、22歳の時に俳優に転身したのだそうです。
谷原章介の俳優デビュー当初は映画志望も、事務所の意向でドラマに出るようになっていた
そんな谷原章介さんは、1995年、23歳の時、映画「花より男子」のオーディションを受けると、見事合格し、道明寺司役で映画デビューを果たすと、同年「未成年」でテレビドラマデビューも果たし、
(当初、谷原さんは、「映画のほうが作品として価値がある」という考えから、役者はドラマではなく映画に出るべきだと考えていたそうですが、所属事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」から説得されてドラマをやるようになると、楽しくて仕方がなかったそうです(笑))
以降、数多くの、テレビドラマ、映画、舞台に出演するようになったのでした。
「花より男子」より。(左から)佐伯賢作さん、橋爪浩一さん、谷原章介さん。
谷原章介の俳優業と司会業の兼業は事務所の意向だった
すると、今度は、事務所からバラエティ番組にも出るように言われたそうで、最初は、うまく話したり、みんなを盛り上げる自信などなく、恐る恐る挑戦していたそうですが、
試行錯誤を繰り返しているうちに、自分なりのやり方を見つけると、そんな谷原さんの手応えに呼応するかのように、バラエティ番組へのオファーが殺到するようになり、
今度は、司会もやるよう事務所から言われたそうで、この時はさすがに無理だと思ったそうですが、2004年に、「カミングダウト」で、初のバラエティ番組の司会を務めると、
その後は、俳優活動と並行して、「王様のブランチ」「きょうの料理」「パネルクイズ アタック25Next」「うたコン」「めざまし8」など、数多くのバラエティ番組や情報番組で司会を務めるようになり、見事、俳優と司会者の二足のわらじで成功を収めたのでした。
「アタック25」出演時の谷原章介さん。
「谷原章介のデビューからの出演ドラマ映画CM舞台と司会番組を画像で!」に続く