主に1930年代後半から1960年代にかけて、昭和を代表する二枚目スターとして活躍した、佐野周二(さの しゅうじ)さん。
そんな佐野周二さんには3人の子供がおり、一人は司会で有名な関口宏さんなのですが、今回は、奥さんと他の子供についても調べてみました。
「佐野周二が若い頃は二枚目スターで松竹三羽烏!死因は?」からの続き
佐野周二の妻は?娘は早くに他界?
佐野周二さんの奥さんについては、一切情報がなく、どのように知り合い、いつ頃から交際して、どのような経緯で結婚に至ったか不明ですが、奥さんとの間には、少なくとも、男の子2人と女の子1人が誕生しています。
また、奥さんと娘さんは原因は分かりませんが、早くに亡くなっているようです。
(1952年の家族写真は残っていることからそれ以降)
佐野周二さんの家族写真より。前列左から、息子の関口宏さん、奥さん、娘さん。後列は佐野周二さん。
息子(長男)は関口宏
そんな佐野周二さんの息子さんですが、まず、長男は、1943年7月13日に誕生した、司会者の関口宏(せきぐち ひろし)さんです。
息子の関口宏さん(左)と佐野周二さん(右)
関口宏さんは、1963年、お父さんの佐野周二さんとの共演で、テレビドラマ「お嬢さんカンパイ」で俳優デビューすると、以降、映画「白鳥」「四つの恋の物語」「社長シリーズ」、テレビドラマ「油断」、NHK大河ドラマ「元禄大平記」などに出演し、俳優として活動していましたが、
1966年に、若者向け情報番組「ヤング720」の司会を務めると、以降、俳優業と司会業を兼業するようになり、1971年には、「スター千一夜」の司会をしたことがきっかけで、司会業をメインに活動するようになり、
「わくわく動物ランド」「サンデーモーニング」「クイズ100人に聞きました」「知ってるつもり?!」「ムーブ関口宏の東京フレンドパーク」など人気番組の司会者として活躍しました。
ちなみに、関口宏さんは、公では、家族や父・佐野周二さんについてほとんど語っていないのですが、女優の原節子さんが、2015年、95歳で他界された際には、
当時、司会を務めていた「サンデーモーニング」で、
うちの親父が何作か原さんと共演してまして
親父は仕事のことはあまり話さなかったのだけど、原さんについては『いい人だったなあ』と言ってましたね
と、語っています。
また、関口宏さんは、自身が司会を務めていた「サンデーモーニング」が左翼思想だと言われていたのですが、これは、幾度となく戦争に翻弄されたお父さんの佐野周二さんの影響もあるようです。
1987年10月、報道番組「サンデーモーニング」(当初は「関口宏のサンデーモーニング」)の司会者となると、以降、36年間務め、2024年3月31日に勇退した、関口宏(せきぐち ひろし)さんですが、 そんな関口宏さんは、左 …
息子(次男)は佐野守
佐野周二さんの次男は、1946年6月14日に誕生した、佐野守(さの まもる)さんです。
若い頃の佐野守さん。
佐野守さんは、元俳優で、主に時代劇や刑事ドラマの悪役を演じることが多かったのですが、1985年以降は芸能活動をしておらず、事実上、芸能界を引退しているようです。
ちなみに、現在は、東京グリーンクラブで会長を務めているとも言われているのですが、同一人物かは不明です。
孫(長男・関口宏の息子)は関口知宏
また、長男の関口宏さんには、1972年7月1日に、息子の関口知宏(せきぐち ともひろ)さんが誕生しており、
関口知宏さんは、立教大学卒業後、テレビドラマ「MMR未確認飛行物体」で俳優デビューすると、以降、俳優として、テレビドラマを中心に出演していたのですが、
2004年、紀行番組「列島縦断 鉄道12000キロの旅 ~最長片道切符でゆく42日~」に出演すると、たちまち人気を博し、その後、この鉄道の旅はシリーズ化され、関口知宏さんも引き続き出演しています。
関口知宏さん。
さて、いかがでしたでしょうか。
佐野周二さんの、
- 佐野周二が若い頃は二枚目スターで松竹三羽烏!死因は?
- 佐野周二の年齢は?出身は?身長は?本名は?
- 佐野周二は立教大学在学中は水泳選手として活躍していた
- 佐野周二は若い頃、松竹の新人俳優募集に応募し1000人の中から1人合格していた
- 佐野周二が若い頃は上原謙と佐分利信とで「松竹三羽烏」と呼ばれるスターだった
- 佐野周二は人気絶頂期に3度も戦争に応召されていた
- 佐野周二は終戦後も人気は衰えず、二枚目スターとして活躍していた
- 佐野周二の死因は?
- 佐野周二の息子は関口宏!妻は?娘は早くに他界?孫は関口知宏!
- 佐野周二の妻は?娘は早くに他界?
- 息子(長男)は関口宏
- 息子(次男)は佐野守
- 孫(長男・関口宏の息子)は関口知宏
について、まとめてみました。
当初はコミカルな演技で人気を博すも、人気絶頂期に3度も応召された影響からか、終戦後は、演技に陰ができ、重厚な演技が持ち味の演技派俳優としての地位を築いた佐野周二さん。
この機会に関口宏さんのルーツでもある、佐野周二さんの作品をご覧になってはいかがでしょうか。