1998年にモデルとして活動を開始し、1999年に「ナオミ」でテレビドラマデビューすると、以降、数々のテレビドラマや映画に出演し、2014年には、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で、一躍、ブレイクを果たした、玉山鉄二(たまやま てつじ)さん。
今回は、そんな玉山鉄二さんの若い頃から現在までの活躍や経歴を時系列でまとめてみました。
「玉山鉄二は韓国人ハーフ!生い立ちは?幼少期は厳しく育てられ中学高校は陸上部!」からの続き
玉山鉄二は19歳の時に「ナオミ」でテレビドラマデビュー
有名になりたくてモデルを始めたという玉山鉄二さんは、やがては、俳優を目指すようになったそうで、1999年、19歳の時には、「ナオミ」でテレビドラマデビューすると、
その後は、手当たり次第にオーディションを受けたそうですが、受けては落ち、落ちては受けの繰り返しだったそうです。
「ナオミ」より。
玉山鉄二の20代の頃
21歳の時にスーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」に出演し注目を集めていた
そんな玉山鉄二さんは、2001年、21歳の時には、スーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」のオーディションを受けると、見事、合格し、大神月麿/ガオシルバー役に起用され、たちまち注目を集めます。
「百獣戦隊ガオレンジャー」より。
24歳~25歳の時に「離婚弁護士」シリーズ、「ブラザー☆ビート」などの人気テレビドラマに次々出演
玉山鉄二さんは、「百獣戦隊ガオレンジャー」への出演で、一気に知名度を上げると、以降、2004年(24歳)~2005年(25歳)の時には、「離婚弁護士」シリーズ、2005年には、「ブラザー☆ビート」などの人気テレビドラマに次々と出演します。
「離婚弁護士」より。
25歳の時にスポ根コメディ「逆境ナイン」で映画初主演
そして、玉山鉄二さんは、2005年、25歳の時には、スポ根コメディ「逆境ナイン」で、映画初主演を務めると、この映画では、廃部に追い込まれた弱小野球部を甲子園に出場させるために、どんな逆境ももろともしない不屈闘志役を熱演しており、
玉山鉄二さんは、
撮影に入る前は不屈闘志のキャラクターに違和感がありました。でも実際に演じてみると、とっつきにくくもなく、思った以上にやりやすかったですね。
不屈闘志というキャラクターを愛することができました。自分と似ているかと言われると、根本的な部分で共感できましたね。自分は筋を通したいタイプ。だから「しょうがない」という言葉は大嫌い。
卑怯(ひきょうな)な言葉だと思っています。あきらめを意味しているじゃないですか。そんな部分が不屈と自分の共通点だと思いましたね。
と、語っています。
26歳の時に映画「手紙」で主人公の兄で強盗殺人を犯す役を演じていた
また、玉山鉄二さんは、2006年、26歳の時には、東野圭吾さんの同名小説を原作とする映画「手紙」で、主人公・直貴(山田孝之さん)の兄で、直貴を大学に行かせるための金欲しさから強盗殺人を犯してしまう剛志役を演じています。
「手紙」より。
29歳の時に映画「ハゲタカ」に出演
玉山鉄二さんは、2009年、29歳の時には、企業買収がテーマの映画「ハゲタカ」で、日本の大手自動車メーカーに買収を仕掛けた中国系ファンドの「赤いハゲタカ」こと劉一華役を演じているのですが、劇中、主人公・鷲津(大森南朋さん)との壮絶な買収戦争が描かれており、
玉山鉄二さんは、この映画の完成披露試写会に参加した際、
もし次も出られるなら、劉の双子の弟という設定で、いま勢いのあるインド系ファンドの“黄色いハゲタカ”を演じたい
と言い、笑いを誘っています。
「ハゲタカ」より。
29歳の時に「BOSS 1stシーズン」に天海祐希の部下役で出演
また、玉山鉄二さんは、2009年、29歳の時には、テレビドラマ「BOSS 1stシーズン」で、主人公・絵里子(天海祐希さん)の部下で常にクールな片桐琢磨刑事役を演じているのですが、
このドラマはシリーズ化され、玉山鉄二さんは、2011年、「BOSS 2ndシーズン」にも引き続き出演しています。
「BOSS」より。天海祐希さんと玉山鉄二さん。
玉山鉄二の30代の頃
30歳の時には「ノルウェイの森」でプレイボーイ役
そんな玉山鉄二さんは、2010年、30歳の時には、村上春樹さんの同名小説を原作とする映画「ノルウェイの森」で、プレイボーイの水沢役を演じています。
「ノルウェイの森」より。松山ケンイチさん(左)と玉山鉄二さん(右)
34歳の時にNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で主人公に抜擢されブレイク
そして、玉山鉄二さんは、2014年、34歳の時には、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で、主人公の「マッサン」こと、亀山政春役に抜擢されると、ドラマは大ヒットし、初の外国人ヒロインに抜擢されたシャーロット・ケイト・フォックスさんとともに、一躍、ブレイクを果たします。
玉山鉄二さんは、それまでは、無精髭を生やしたり、バリッとスーツを着こなすような、クールでイケメンな役柄が多かったのですが、「マッサン」では、実直で不器用な日本男児を、そのさっぱりとしたルックスとともに、コミカルに演じて、新境地を開拓しています。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」より。シャーロット・ケイト・フォックスさんと玉山鉄二さん。
実は、玉山鉄二さんは、10数年前、まだ売れていなかった頃、たくさんの朝ドラオーディションを受け、すべてダメだっという経験があったそうで、今回、10年越しに願いが叶い、玉山鉄二さんの気合の入りようも、かなりのものだったようです。
この「マッサン」は、ニッカウヰスキーの創始者で、日本で本物のウィスキー作りに奮闘する竹鶴政孝さんと、それを支えたスコットランド人の妻リタさんを、モデルとした物語で、外国人がヒロインという、朝ドラ初の試みとしても話題となりました。
(ドラマの大ヒットでニッカウヰスキーの品切れが全国で起こりました)
ちなみに、亀山政春の妻、エリーを演じたアメリカ人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんは、玉山鉄二さんについて、
玉山さんにいつも支えてもらっています。私が本当に疲れた顔をしていると、『わかるよ、わかるよ』と肩をたたいて、一緒に前に進んでいこうと励ましてくださる。
私との芝居がどれほど難しいか、私自身わかっていることなのに、それを上回る大きさと優しさで包んでくださる。すばらしい旦那様です。
と、感謝と信頼を語っています。
シャーロット・ケイト・フォックスさんは、撮影でOKが出るたびに、玉山鉄二さんにハグされていたそうですが、慣れない日本での撮影に加え、膨大な日本語のセリフがあったシャーロット・ケイト・フォックスさんの苦労を理解し、大きく包んであげられる玉山鉄二さんは、本当に大きな心を持った方のようです。
34歳の時に実写映画「ルパン三世」で次元大介役を演じていた
また、玉山鉄二さんは、2014年、34歳の時には、実写映画「ルパン三世」で、ルパン三世の無二の相棒で早撃ちの天才ガンマン・次元大介役を演じています。
「ルパン三世」より。
38歳の時にテレビドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」で赤塚不二夫役を演じていた
そんな玉山鉄二さんは、2018年、38歳の時には、人気ギャグ漫画家の赤塚不二夫さんの半生を描いたテレビドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」で、主人公の赤塚不二夫さん役を演じています。
玉山鉄二さんは、当初、オファーを断ろうとしたそうですが、調べていくうちに、赤塚不二夫さんの博愛の精神に共感し、この役はやらなければならないと思い、オファーを引き受けたそうで、
玉山鉄二さんは、
実在の人物を演じるとなると、常に責任感みたいなものはつきまといますが、“あの”赤塚さんです(笑)。あえて気負わず、とにかく倫理的・理性的なブレーキをはずして暴れ回るということに気をつけました
と、語っています。
「バカボンのパパよりバカなパパ」より。
玉山鉄二は42歳の時に「今はちょっと、ついてないだけ」で13年ぶりに映画で主演を務めていた
玉山鉄二さんは、2022年、42歳の時には、夢破れた人間たちがシェアハウスでの生活をきっかけに、もう一度人生をやり直そうと再起するまでを描いたヒューマンドラマ「今はちょっと、ついてないだけ」で、13年ぶりに映画で主演を務めています。
「今はちょっと、ついてないだけ」より。
実は、玉山鉄二さん演じる主人公は、過去にテレビドキュメンタリーで人気を博したカメラマン(立花浩樹役)で、存在感がないパッとしない役どころなのですが、
そうですね。以前は、芝居に対して足し算ばっかりしていたと思うんですけど、僕もいい感じのおじさんになって(笑)、引き算を覚えてきたのかなと思っています。
芝居は、なにかすることも大事だけど、しないことも大事。空気感をいかに出すかとか、そういうことを考えながら演じていました。
あとは、立花の闇の部分をどう表現するか。どの作品においても、役作りが一番大事だと思っているので、カメラマンらしい立ち居振る舞いを学んだり、作品のテーマやメッセージを考えながら役作りをしていきました。
と、語っています。
玉山鉄二の現在(43歳)は配信ドラマで「次元大介」に出演
そんな玉山鉄二さんは、2023年、43歳の時には、配信ドラマ「次元大介」で、映画「ルパン三世」以来、9年ぶりに、次元大介役を演じているのですが、
玉山鉄二さんは、再び、次元大介を演じることについて、
2014年に公開された映画『ルパン三世』を受けてのオファーということで、お話をいただけて本当に光栄で嬉しかったです。
次元が主人公のアニメ『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を観た際に、本作での次元がこれまでのアニメのテイストとは少し違って、エッジが効いた大人向けの雰囲気をまとっていてとても好みだったので、次元をまた演じるに際して、そのクールさを盛り込むのが楽しみでした。
と、喜びを語っています。
「玉山鉄二の妻との馴れ初めは?山田孝之の紹介だった!子供は息子と娘!」に続く
「次元大介」より。
2014年、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」でブレイクし、一躍、全国で知名度を上げると、以降、様々なジャンルのテレビドラマや映画に出演し、コミカルからシリアスまで幅広く演じこなせる俳優として、高い評価を受けている、玉 …