北村有起哉！出身校は？父は？水野美紀と？

飄々としていながらも、独特な存在感を放つ、俳優の北村有起哉（きたむらゆきや）さん。どの劇団にも所属せず、個人の演劇活動で培われた演技力は、高く評価されています。

演劇界へ

北村さんは、高校の学園祭での舞台がきっかけで、
演劇に興味を持たれたそうです。

そして、大学受験に失敗されたことを機に、
本格的に俳優になる決意をされたのでした。

それがどこの大学かは分かりませんでしたが、
その後、北村さんは日本映画学校に入学されています。

しかし、２年で中退されたようです。

中退後は、俳優養成所に通われたり、
ワークショップに参加しながら、
演技の勉強をされたそうです。

そして、無料で映画が見れるということで、
レンタルビデオのアルバイトをされていたのだとか。

演技の勉強をする中で、
自分は２枚目スターにはなれない、
と思った北村さんは、

自分という商品を、俳優としてどのように売っていくか、
を考えられたそうです。

デビュー

そんな中、北村さんは、
１９９８年、２４歳の時に、

舞台「春のめざめ」と映画「カンゾー先生」の両方で、
俳優デビューを果たされたのでした。

その後は、どの劇団にも事務所にも所属せずに、
個人で活動されています。

その理由について、北村さんは、

もし劇団員だったら、
劇団公演があることに甘んじていたかも。

でも個人だと「ここで頑張らないと次がない」
という危機感があるから、どうしたって必死になる。
その緊張感で前へ進めた気がします。

それにどこにも属していないからこそ、
実にさまざまな人たちの作品に参加させてもらえた。

お陰で、役者としての演技の幅を、
広げることができたと思います。

と、おっしゃっていました。

北村さんの独特の演技は、
こうやって培われたのですね！

近年は、ドラマや映画に多数出演され、
個性派俳優として活躍されている、
そんな彼の気になる話題について、調べてみました！

出身校は？

北村さんの出身高校は、
東京都立富士高等学校だそうです。

ちなみに、偏差値は、
２０１６年度版で、６５でした。

都立３番手校ということで、
とても頭の良い高校を卒業されたようです。

そして、冒頭でも触れましたが、
北村さんは、高校卒業後、
日本映画学校に入学されるも、２年で中退。

日本映画学校の創立者の今村昌平監督が、
入学式の日、

ウチの卒業証書を持っているだけでは、
就職なんかできない。

それを肝に銘じておきなさい！

と、スピーチをされたことに、
北村さんは、

校長でありながら、
こんなところに来るやつは、
ろくなもんじゃないって言っちゃうんだ・・・

と驚かれたとのこと。

それから２年ほどして、
この学校を辞められています。

しかし、その後、

「好きなことを生業にして続けていくことの大変さ、厳しさ。」

が分かり、入学式の日の今村監督の言葉が、
理解できたのだそうです。

結局その後、北村さんは、
今村監督の現場で、下積み生活を始めることに。

映画づくりは、机の上の勉強ではなく、
現場での実践が大事だということなのでしょうね。

父は？

北村さんのお父さんは、
俳優の北村和夫（きたむらかずお）さんです。

「文学座」の看板俳優として活躍され、
友人である今村昌平監督の映画にも、多数出演されました。

また、テレビドラマにも、
１９６９年「天と地と」、１９７５年「俺たちの旅」、
１９７８年「白い巨塔」、１９８３「おしん」、
２００１年「ちゅらさん」など、
有名な作品に数多く出演されています。

残念ながら、２００７年、８０歳で亡くなっていますが、
北村さんは、亡きお父さんについて、

役者を志し、父に頼らずにそれなりの努力はしてきました。
でも常に、父は隣にある「そこそこ高い山」的な存在でした。

比べてもしょうがないし、
何をもって父を超えたかどうかという基準もないのですが、
ずっと意識していたのは確か。

そんな僕を父はどんな風に見つめてくれていたのかなと、
今改めて思います。

と語っておられました。