16歳で五代目柳家小さんさんに入門し、27歳の時に五代目立川談志を襲名して真打昇進を果たすと、以降、破天荒な行動や毒舌が度々波紋を呼ぶも、生涯に渡って「落語は人間の業の肯定」という自身の哲学を追求し続けた、立川談志(たてかわ だんし)さん。

そんな立川談志さんは、プライベートでは、則子さんと結婚しています。

今回は、そんな立川談志さんと妻・則子さんの馴れ初め、結婚に至るまでの経緯、結婚後の関係、子供(息子と娘)についてご紹介します。

立川談志

「立川談志の死因は喉頭ガン!声帯摘出手術を噺家のプライドから拒否していた!」からの続き

Sponsored Link

立川談志の妻・則子との馴れ初めは?

立川談志さんは、1960年、第一生命ホールで受付係をしていた則子さんと結婚しています。

立川談志さんは、20歳の時、第一生命ホールで行われた若手落語会に出席した際、受付係をしていた則子さんと出会うと、則子さんに一目惚れしたそうで、

当時、則子さんには婚約者がいたそうですが、猛アプローチし、強引に口説き落としたといいます。

ちなみに、則子さんは、高校卒業後、同じ高校に通っていた友達の親戚の紹介で、第一生命ホールに就職すると、当初は、案内係として働いていたそうですが、

朝早く出勤して600席ほどあるホールの掃除をするなどしていたそうで、それが認められたのか、しばらくすると、案内係から受付係に昇格したそうで、

ホールでは、出演者はみな、受付の前を通って楽屋に入るため、若手落語会によく出演していた立川談志さんとも、受付で知り合ったのだそうです。

また、娘の松岡ゆみこさんは、ネットの連載記事に、

父がまずお茶に誘って喫茶店で待ち合わせをした。そして、その時から2人の大恋愛は始まった。

2人はしょっちゅうデートをし、毎日電話でおしゃべりもして、さらに、いつ書く暇があったんただろう?と思える程の量のラブレターを書いていた。

と、綴っています。

立川談志の妻
立川談志さんの妻・則子さんと娘のゆみこさん。

立川談志と妻・則子は結婚後は別々に暮らしていた

こうして、大恋愛の末に結ばれた立川談志さんと則子さんですが、噺家(はなしか)だった立川談志さんは、あちこちに部屋を持ち、別々に暮らしていたそうて、夫婦が一緒に暮らす時間は、そう多くはなかったそうです。

(娘の松岡ゆみこさんによると、則子さんは、何度も離婚すると言っていたそうです)

立川談志はガン再発後1年間は妻・則子と夫婦水入らずの生活を送っていた

しかし、立川談志さんが2010年11月、74歳の時、喉頭ガンが再発すると、則子さんは、2人きりで過ごそうと決め、文京区・根津のマンションで2人きりの生活を始めたそうで、以降、立川談志さんが再入院するまで、夫婦水入らずの1年間を過ごしたそうです。

また、立川談志さんの死後、遺族は死去の発表をすぐにしていないのですが、これは則子さんの強い要望だったそうで、則子さんは、「立川談志」ではなく、最愛の夫「松岡克由(本名)」と夫婦のお別れをしたかったのでは、と言われています。

立川談志の息子(長男)・松岡慎太郎は「談志役場」の社長

そんな立川談志さんと則子さんの間には、男の子と女の子が1人ずつ誕生しているのですが、

長男は、松岡慎太郎さんで、立川談志さんの所属事務所「談志役場」の社長を務めています。

(一時は、立川談志さんのマネージャーを務めていたこともあったそうです)

Sponsored Link

立川談志の娘(長女)・松岡ゆみこは不良娘だった

また、長女は、タレントとして活動している松岡ゆみこさんです。

立川談志の娘
立川談志さんの娘の松岡ゆみこさん。

松岡ゆみこさんは、幼少期、立川談志さんに半ば放置され、お母さんの手によって育てられたそうで、そのような生育環境からか、中学時代から夜遊びをするようになり、高校生の時には、18歳だと嘘をついて銀座の高級クラブでバイトをしていたそうですが、そこで、芸能プロダクションにスカウトされて芸能界に入ったそうです。

ちなみに、松岡ゆみこさんによると、10代の頃、娘を更生させようとした立川談志さんにボコボコに殴られたことがあったそうですが、それでも、松岡ゆみこさんが更生しないでいると、立川談志さんは、それ以来、叱らなくなったといいます。

それは、娘が自分にそっくりだと気づき、親として何かを教えてやりたいと思ったようで、

立川談志さんが、ある時、海外に行くオファーが来た際には、

ギャラはいらないので、娘を連れて行かせてください

と、頼み、

仕事の合間に、博物館、美術館、ミュージカル、市場などに連れて行かれ、一生懸命説明されたそうですが、松岡ゆみこさんは、いつもふてくされていたといいます。

(それでも、立川談志さんはもう怒らなかったそうです)

「立川談志はビートたけしを弟子にしていた!「ツービート」時代から高く評価!」に続く

立川談志の娘と息子

お読みいただきありがとうございました

Sponsored Link