1982年、黒沢博さんとの男女デュオ「ヒロシ&キーボー」で「3年目の浮気」が大ヒットを記録し、一躍、有名になった、キーボーこと山田喜代子(やまだ きよこ)さん。
そんな山田喜代子さんは、1984年に「ヒロシ&キーボー」解散後は、ソロ歌手として活動を続けていたそうですが・・・
2015年に認知症の父親による傷害事件の被害者となっていたことが報じられると、2016年7月25日には、山田喜代子さん自身が窃盗(万引き)の疑いで逮捕されてしまいます。
今回は、山田喜代子さんが窃盗(万引き)で逮捕された時のこと、そして、現在は、両親との関係がこじれ、絶縁状態となっていることについて、母親・晴子さんのインタビューを交えてご紹介します。
山田喜代子(キーボー)は窃盗(万引き)の疑いで逮捕されていた
山田喜代子さんは、2016年7月25日、59歳の時、静岡県警浜松中央署により、窃盗(万引き)の疑いで逮捕されています。
ニュース記事によると、山田喜代子さんは、6月17日午前3時40分頃、自宅近くのコンビニエンスストアで、1600円のアイカラー1個を盗んだ疑いが持たれたそうですが、
(防犯カメラに、山田喜代子さんが一人で来店してバッグに商品を入れる姿が映っていたそうです)
山田喜代子さんは、取り調べに対し、
そのような事実はありません
と、容疑を否認していたとのことです。
山田喜代子(キーボー)は父親による警察沙汰の後も一人で両親を介護していると語っていたが・・・
ちなみに、山田喜代子さんは、2015年10月に放送された情報番組「ノンストップ!」の取材に対して、
- 6年前に帰郷し、両親との3人暮らしを始めたこと
- 母親が3年前に脳梗塞で倒れ、以来、右半身麻痺となったこと
- その1年後には穏やかだった父親が暴力を振るうようになり、認知症と診断されたこと
- 今年7月には、注意したことに腹を立てた父親に掃除用の水切りワイパーで顔を殴られて、警察に通報し、父親が傷害容疑で逮捕されたこと
- それ以前にも父親にあばら骨にひびが入るケガを負わされたこと
と、明かすほか、
お父さんのことを警察沙汰にしてって言う人もいるかもしれないけど、そこに至るまでにはいろいろあるわけですよ
誰が加害者で誰が被害者ってこともない
と、再び父親と暮らすことを決めて、今も両親の介護を続けていることを明かしていたことから、
「NEWSポストセブン」の記者が、山田喜代子さんが(万引きの)取り調べを受けている間、両親はどうしているのかと、山田喜代子さんの静岡県・浜松にある実家に取材に訪れたそうですが・・・
実家は、雨戸が閉められ、人の気配はなく、しんと静まり返っており、近所の人の話によると、山田喜代子さんは、昨年(2015年)7月、お父さんによる警察沙汰の直後から、実家で一人暮らしをし、両親は同じ浜松市内で暮らしている山田喜代子さんの弟さんが引き取って暮らしているとのことで、山田喜代子さんの話していたことと異なっていたというのです。
山田喜代子(キーボー)は実際には父親による警察沙汰から両親とは絶縁状態にあった
そこで、「NEWSポストセブン」の記者が真相を確かめるべく、山田喜代子さんの弟さん宅に取材に訪れると、夕方5時過ぎ、デイサービスの車が家の前で停まり、その車から山田喜代子さんの父親と母親が出てきたそうで、
山田喜代子さんの父親と母親に、山田喜代子さんの万引きの件を伝えると、認知症の父親・四郎さん(要介護2)と母親・晴子さん(要介護1)は初耳だったそうで、「ほんと?」と声をそろえ、絶句したといいます。
(父親・四郎さんと母親・晴子さんは、2015年7月から、息子さん(山田喜代子さんの弟)宅に住むようになったそうで、息子さんは仕事をしているため、週5日、夫婦でデイサービスに通っているとのことでした)
そして、その後、母親の晴子さんは、
あれ(四郎さんによる警察沙汰)から連絡をとってないし、娘とは会ってもいません。手紙も何もありません
と、山田喜代子さんとは、現在、絶縁状態にあることを明かしたのだそうです。
山田喜代子がインタビューで語っていた内容は実際には異なっていた?
ちなみに、山田喜代子さんは、父親による警察沙汰となった事件を振り返ったインタビューで、
(母親は)見境がなくなってしまった父が怖いのか、仲裁に入るのが面倒なのかわかりませんが、いつも見て見ぬふりをします…家族の危機に「われ関せず」の態度をとる母。
私は母に、怒りを通り越して、ほとほとあきれ果てています
と、母親が助けてくれなかったことを語っていたのですが、
その話を記者から聞いた母親の晴子さんは、深い溜め息をつき、
見て見ぬふりというか…。(夫と娘が)ワーワーしているものですから、私はこういう足だからすぐに動けませんし、でもふたりのところに行ったんですよ。娘が顔から血を流しているので拭いてあげようと思ってね。
そうしたら、“拭いちゃいけない”というのよ、娘が。“警察に言うんだから”って。それで娘が警察に通報して、それで四郎さんが連れて行かれて、私はどうすればいいかわからなくて、おたおたしちゃって…。
勾留中、面会に行くと、四郎さん、ニコニコ喜んでるの。何もわからないで警察に連れて行かれてね…もう…なんか…
と、涙を流しながら、やりきれない思いを語ったといいます。
山田喜代子(キーボー)は実家で一人暮らし、両親は息子(山田喜代子の弟)宅で三人暮らし
また、母親の晴子さんによると、親子ゲンカで警察沙汰になったのは、この報道があった時が5度目だったそうで、2009年に認知症を発症した父親の四郎さんの度重なる暴力に、山田喜代子さんは、何度も警察に助けを求めたそうですが、そのたびに警察は「民事不介入」ということで、求めに応じてくれなかったといいます。
そんな山田喜代子さんは、この傷害事件で10日間勾留された後、留置所から出てきたお父さんの身元引受人を拒否したそうで、山田喜代子さんの弟さんが、代わりに父の身元引受人になったそうですが、
弟さんは、
家族を留置場に入れることはないだろう!
と、大激怒。
それ以来、山田喜代子さんは実家で一人暮らしをし、両親は息子(山田喜代子さんの弟)宅で暮らすことになり、ほとんど絶縁状態になったのだそうです。
山田喜代子(キーボー)は両親とは完全に関係がこじれいた
ちなみに、山田喜代子さんは、様々なメディアで、(壮絶な)両親の介護生活を語っていたのですが、
母親の晴子さんは、
娘はね、東京にいられなくなったから来たんです。しょっちゅう、お金を送ってくれと言われて、私もお金があるわけじゃないから困る。だから、“帰って来なさい”って言った。
それなのに、娘はいろんなところで、“私はあんたたちを看るために帰って来たんだ”って言うの。自分ではそう思っているんでしょうね。それが、10年近く前(2006年頃)のことです
と、明かしており、
山田喜代子さんの話とは大きく食い違っています。
そして、母親の晴子さんは、娘である山田喜代子さんの面会には「行かない」ときっぱり否定したといいます。
そこで、記者が、さらに、
(山田喜代子さんが)助けてと言ったらどうしますか?
と、聞くと、
晴子さんは、苦悶の表情を浮かべ、
助けなきゃいけないけどね。そうやって甘やかせるのがいいのか悪いのか、私にはわからない
と、言って黙り込んだのだそうです。
そして、しばらくして、晴子さんは記者に、
・・・まだ娘は警察にいるんですか? 下着とか、いりますよね。かわいそうだけどね、どこまで手を差し伸べていいのかね。どうしていいのか、わからんもんでね。いっそのこと、こうして警察に厄介になっているほうがいいのかなとか思うんです・・・
と、語ったといいます。
ちなみに、夫の四郎さんは、そんな晴子さんのそばで、何も言わず、ただ寄り添っていたといいます。
1982年、「ヒロシ&キーボー」として、ファーストシングル「3年目の浮気」でデビューすると、たちまち130万枚を売り上げる大ヒットを記録し、一躍有名になった、「キーボー」こと、山田喜代子(やまだ きよこ)さん。 …