「瀬戸の花嫁」を始めとする数々のヒット曲で、歌手として一世を風靡すると、1983年には、女優としても、映画「白蛇抄」で「日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」を受賞するなど、歌と演技の両方で頂点を極めた、小柳ルミ子(こやなぎ るみこ)さん。
今回は、そんな小柳ルミ子さんの、若い頃(デビュー)から現在までの、主に歌手としてのシングルや受賞歴ほか経歴をご紹介します。

「小柳ルミ子の生い立ちは?中卒後に宝塚音楽学校を首席卒業も宝塚歌劇団を2ヶ月で退団!」からの続き
小柳ルミ子は17歳の時にNHK連続テレビ小説「虹」で女優デビュー
1970年に宝塚歌劇団を退団した小柳ルミ子さんは、まずは、顔を売るために、NHK連続テレビ小説「虹」で女優デビューしているのですが、

NHK連続テレビ小説「虹」より。(左から)南田洋子さん、瀧花久子さん、永野裕紀子さん、小柳ルミ子さん、古谷一行さん。
この「虹」は、大学講師を務める女性が戦中戦後の混乱期をたくましく生きる姿を描いたもので、小柳ルミ子さんは、ヒロイン(南田洋子さん)の長女役での出演でした。
小柳ルミ子は18歳の時に「わたしの城下町」が160万枚を売り上げる大ヒット
そんな小柳ルミ子さんは、翌年の1971年4月25日には、シングル「わたしの城下町」で念願の歌手デビューを果たしているのですが、
いきなり、160万枚を売り上げる大ヒットを記録し、オリコン年間シングル売上チャートで第1位、この年の「第13回日本レコード大賞最優秀新人賞」も獲得するなど、一躍、スターダムに上り詰めています。

「わたしの城下町」
小柳ルミ子は19歳の時に「瀬戸の花嫁」が大ヒット
さらに、小柳ルミ子さんは、翌年の1972年4月10日にリリースした4枚目のシングル「瀬戸の花嫁」も大ヒットを記録し、同年の「第3回日本歌謡大賞」を受賞すると、

「瀬戸の花嫁」
以降、
- 1972年「京のにわか雨」

「京のにわか雨」 - 1972年「漁火恋唄」

「漁火恋唄」 - 1973年「春のおとずれ」

「春のおとずれ」
など、次々とヒットを連発し、
天地真理さんや南沙織さんとともに、「三人娘」として、1970年代前半を代表するアイドル歌手となったのでした。
小柳ルミ子は23歳~31歳の時に「冬の駅」「逢いたくて北国へ」「星の砂」「来夢来人(ライムライト)」「お久しぶりね」が大ヒット
また、小柳ルミ子さんは、1970年代半ばからは、アイドルを卒業し、実力派歌手として活動を開始しているのですが、
- 1974年「冬の駅」
- 1976年「逢いたくて北国へ」
- 1977年「星の砂」
- 1980年「来夢来人(ライムライト)」
- 1983年「お久しぶりね」
と、アイドルの時と同様に、ヒット曲を連発し、
特に、「お久しぶりね」は、週間最高8位を記録するほか、音楽番組「ザ・ベストテン」でもベスト10入りを果たしています。
(オリコンチャートベスト10入りは、「星の砂」(1977年)以来。「ザ・ベストテン」でのベスト10入りは唯一)

「お久しぶりね」
小柳ルミ子のディスコグラフィー(シングル)
それでは、最後に、小柳ルミ子さんの主なシングルをご紹介しましょう。
- 1971年「わたしの城下町」
- 1971年「お祭りの夜」
- 1972年「雪あかりの町」
- 1972年「瀬戸の花嫁」
- 1972年「京のにわか雨」
- 1972年「漁火恋唄」
- 1973年「春のおとずれ」
- 1973年「恋にゆれて」

「恋にゆれて」 - 1973年「十五夜の君」
- 1973年「恋の雪別れ」
- 1974年「花のようにひそやかに」
- 1974年「ひとり囃子」
- 1974年「冬の駅」

「冬の駅」 - 1975年「黄昏の街」
- 1975年「ひと雨くれば」
- 1975年「花車」
- 1976年「桜前線」

「桜前線」 - 1976年「恋岬」
- 1976年「夾竹桃は赤い花」
- 1976年「逢いたくて北国へ」
- 1977年「思い出にだかれて」
- 1977年「星の砂」

「星の砂」 - 1977年「湖の祈り」
- 1978年「ひとり歩き」
- 1978年「夢追い列車」
- 1978年「泣きぬれてひとり旅」
- 1978年「雨…」
- 1979年「スペインの雨」
- 1979年「恋ごころ」
- 1980年「来夢来人」

「来夢来人」 - 1980年「螢火」
- 1980年「ジョーク」
- 1981年「南風」
- 1981年「たそがれラブコール」
- 1982年「みだれ髪」
- 1982年「通りゃんせ帰りゃんせ」
- 1983年「お久しぶりね」
- 1984年「今さらジロー」

「今さらジロー」 - 1985年「乾杯!」
- 1986年「乱」
- 1987年「背中でちょっとI Love You」
- 1987年「泣かないから」
- 1988年「LEATHERY」
- 1989年「だらしがないね」
- 1991年「はずかしがらずに男たちよ」
- 1991年「誰でもいいはずないじゃない」

「誰でもいいはずないじゃない」 - 1994年「涙が迎えに来てるから」
- 1996年「鳩」
- 1997年「千年の恋」
- 1998年「だから京都」
- 2000年「いい気になるなよ」
- 2002年「TEN ZILLION ?100億の幸福に包まれて?」
- 2011年「やさしくして」
- 2012年「アカシヤの大連」
- 2012年「青林檎」
- 2014年「愛のせいで…」
- 2021年「深夜零時、乱れ心」

「深夜零時、乱れ心」
と、数多くのシングルをリリースしています。
小柳ルミ子の受賞歴(歌手として)
また、小柳ルミ子さんは、
- 1971年「わたしの城下町」で、「第13回日本レコード大賞最優秀新人賞」「第4回日本有線大賞新人賞」
- 1972年「瀬戸の花嫁」で、「第5回日本有線大賞優秀賞」「第3回日本歌謡大賞」
- 1977年「星の砂」で、「第10回日本有線大賞有線ヒット賞」
- 1984年「今さらジロー」で、「第17回日本有線大賞有線音楽賞」
と、数々の賞も受賞しています。
「【画像】小柳ルミ子の若い頃から現在までの出演ドラマ映画は?受賞歴は?」に続く
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歌手として、「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」「お久しぶりね」などがヒットする中、1982年、映画「誘拐報道」で女優業にも本格的に進出すると、いきなり、「日本アカデミー賞最優秀助演女優賞」を受賞するほか、翌年の「白蛇抄」で …


















