司会業のほか、その人情味あふれるキャラクターを活かし、土曜ワイド劇場「十津川警部シリーズ」では、31年に渡り、亀井刑事役を演じるなど、すっかりお茶の間の人気者となった、愛川欽也(あいかわ きんや)さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょうか。今回は、そんな愛川さんのプライベートをご紹介します。

「愛川欽也は十津川警部シリーズの亀井刑事役を30年以上演じていた!」からの続き

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最初の妻は「俳優養成所」時代の同期の女優

愛川さんは、1957年頃、「俳優養成所」時代に、同期の女優・通子さんと結婚しています。

愛川さんと通子さんは、大恋愛の末、通子さんが妊娠したことをきっかけに籍を入れたそうですが、通子さんは、女優の道を断念し、家事と育児に専念して、当時、まだ無名の俳優で仕事がほとんどなかった愛川さんを支えたそうです。

ただ、そんなお二人も、約20年後の1978年11月、離婚しています。

2人目の妻・うつみ宮土理との馴れ初めは?

すると、愛川さん、なんと、通子さんと離婚した翌日の1978年11月18日に、タレントのうつみ宮土理さんと再婚。

実は、愛川さんは、通子さんと婚姻中だった1972年、司会を務めていた歌番組「きんきんケロンパ歌謡曲」で、もう1人の司会者だった、うつみさんと知り合っているのですが、1975年、バラエティ番組「シャボン玉こんにちは」で再び、うつみさんと共演すると、急接近していたのでした。


愛川さんとうつみ宮土理さん。

ただ、愛川さんは、「きんきんケロンパ歌謡曲」の出演オファーが来た当初は、うつみさんとのコンビと知ると、

あんな小生意気な女はご免

と、周囲に言っていたそうで、

共演してから、英語が堪能な才女でありながら、時折、天然ボケをかますところがあるうつみさんに、次第に惹かれていったのだそうです。

(うつみさんは、実践女子大英文科を首席で卒業後、朝日新聞社に入社すると、英字紙の編集に携わるほか、通訳を務めていたそうです)

一方、うつみさんも、愛川さんの誠実な性格や、博学なうえ、都会的で洗練された話題が豊富なところに惹かれ、愛川さんに好意を持ち始めたのだそうです。


愛川さんとうつみ宮土理さん。

前妻と離婚成立も不倫の末の結婚に世間からは猛バッシング

こうして、愛川さんとうつみさんは交際に発展したそうで、愛川さんが、妻の通子さんに離婚したい旨を切り出したそうですが(離婚の4ヶ月前だったとのこと)、通子さんは拒否。

それでも、愛川さんが説得を続けると、最終的には、愛川さんが、自宅や財産などすべてを通子さんと子供2人に残すことで、通子さんとの離婚が成立したそうですが・・・

愛川さんは、当時の「俳優座」の仲間たちから、

売れない時代を支えてくれた糟糠(そうこう)の妻を捨てた

と、厳しく批判され、

うつみさんもまた、”不倫奪略婚”と、世間から猛バッシングを受けたのでした。


うつみ宮土理さんと愛川さん。

結婚記者会見は愛川欽也と事務所社長のみ出席

ちなみに、当初、愛川さんとうつみさんは、結婚はすぐには公表せず、知人たちにのみ年賀状で報告するつもりだったそうですが、なぜかマスコミの知るところとなってしまい、やむなく、1978年12月9日、記者会見を開いたのだそうです。

また、会場には、愛川さんと所属事務所の社長のみが出席しているのですが、厳しい質問が浴びせられることを予測した愛川さんが、あえて、うつみさんを出席させなかったようです。

息子(長男)は俳優の井川晃一

ところで、愛川さんは、うつみさんとの間には子供はいないのですが、最初の妻・通子さんとの間には、子供が二人(男の子と女の子)誕生しています。

まず、長男は、1958年9月6日に誕生した、俳優の井川晃一(いかわ こういち)さんで、晃一さんは、主に、お父さんの愛川さんとの共演が多く、「西村京太郎トラベルミステリー」でも、長きに渡り、清水刑事役で、親子共演しており、親子の仲は良かったようです。


息子の井川晃一さん。

(ただ、「西村京太郎トラベルミステリー」は、第57作をもってお父さんとともに降板しています)

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娘(長女)は女優の佳村萌

また、長女は、1960年3月23日に誕生した、女優の佳村萌(かむら もえ)さんで、「泪橋」(1983)、「夢みるように眠りたい」(1986)、「二十世紀少年読本」(1989)などの映画に出演するほか、

シンガーソングライターとしてライブハウスで活動、本の挿絵やカバーイラストの個展の開催と、マルチな活動を展開しているそうです。


娘の佳村萌さん。

「愛川欽也は「劇団キンキン塾」の女優・任漢香と不倫していた!」に続く

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