小室哲哉さんに見出されてタレントから歌手へと転身すると、いきなり、2ndシングル「I BELIEVE」、3rdシングル「I’m proud」がミリオンセラーを記録した、華原朋美(かはら ともみ)さん。その後も、立て続けにヒットを連発するほか、1998年には、CM「桃の天然水」の出演で、ますます大きな人気を博したのですが・・・
「華原朋美の年齢は?本名は?昔はグラビアモデル!天使のU・B・U・G!」からの続き
小室哲哉との出会い
「天使のU・B・U・G(うぶげ)」のプロデューサーから、
小室哲哉さんが会いたがっていると聞き、
その後、小室さんに呼ばれて、
当時、小室さんが経営していた店「TJM」を訪ねた華原さん。
すると、この時、小室さんは、
20~30人ものブレーンを従えていたことから、
最初は、
「なんでこんなにブレーンがいるの」
と思っただけだったそうですが、
小室さんの仕事ぶりを見ているうちに、
すぐに恋におちてしまったそうで、
華原さんは、自身の自伝「未来を信じて」で、
「この時、私はすでに彼に恋をしてしまったようです」
と、明かされています。
(一方、小室さんは、「天使のU・B・U・G(てんしのうぶげ)」
に出演されていた華原さんを見て気に入ったそうです。)
タレントから歌手へ転身
そして、その日の翌日、
電話番号を教えていなかったにもかかわらず、
小室さんから、
「レコーディングをしているからおいで」
と自宅に電話がかかってきて、
(当時は、まだ携帯電話がない時代)
小室さんのいるスタジオに行くと、
歌を歌うように言われ、歌ったところ、
小室さんから、
「君を歌手として育てたい」
と、熱望されたのでした。
ちなみに、後に、小室さんは、
華原さんの歌声について、
涙腺を刺激する歌声。
倍音を沢山含んだ豊かな響きを持つ声。
滅多にいない声で、その声で生まれて良かったと思って欲しい。
上手い下手以前に、愛情や優しさといった、
より広い世界観を声で表現できる。
と、絶賛されています。
デビューと同時に小室哲哉と交際を&同棲を開始
こうして華原さんは、小室さんプロデュースのもと、
歌手としてのデビューが決まるのですが、
同時に、お二人は、交際&同棲も開始。
華原さんによると、
ある日、小室さんに案内されたマンションに行くと、
広い部屋に真新しい家具が置かれており、
「ここが二人の家だよ」
と、言われたそうで、
小室さんは、華原さんの実家にも挨拶に行かれるなど、
急スピードでお二人の仲は進展。
実は、これら一連の出来事は、お二人が出会って、
たった1~2週間の出来事だったそうですが、
華原さんは、小室さんの、
「僕を信じて」
という言葉で信じることができたのでした。
シングル「I BELIEVE」「I’m proud」がミリオンセラー
そして、1995年6月、
華原さんは小室さん主導で事務所を移籍し、
小室さんと同じイニシャル「T.K」の「華原朋美」に改名して、
同年9月、「keep yourself alive」でデビューすると、
翌月10月には、2枚目のシングル「I BELIEVE」が、
いきなり、オリコン最高4位を記録するヒットを飛ばし、
華原さんは、この年の新人賞を総なめに。
さらに、1996年3月に、
3枚目のシングル「I’m proud」をリリースすると、
3月25日付で前作「I BELIEVE」がミリオンセラーを達成、
続いて、「I’m proud」もミリオンセラーを記録したのでした。
アルバム「LOVE BRACE」がWミリオンセラー
また、同年6月にリリースした、
ファーストアルバム「LOVE BRACE」は、
初動売上だけでミリオン(100万枚)を記録し、
自身初となるオリコン1位を獲得すると、
登場7週目には、ダブルミリオン(200万枚)も達成。
10月リリースの5枚目シングル、
「save your dream」も、シングルとして初の1位を獲得し、
その後も、
6枚目のシングル「Hate tell a lie」(1997年4月)
7枚目のシングル「LOVE IS ALL MUSIC」(1997年7月)
8枚目のシングル「たのしく たのしく やさしくね」(1997年9月)
と、立て続けにヒットを連発するなど、
華原さんは、一躍、
トップアーティストの仲間入りを果されたのでした。
CM「桃の天然水」でますます人気も・・・
そして、1998年に、
「桃の天然水」のCMに出演されると、
その天真爛漫なキャラクターでますます人気がアップし、
特に女性を中心に絶大な支持を得た華原さん。
小室さんとの関係についても、
当時は良い彼氏と、良い波に乗ったということで、
本当に正直に言いますけど、愛が全てだったんです。1位になることとか、CDがたくさん売れることは、もちろん、
いろいろなたくさんの人に聞いてもらえて嬉しかったことなんですけど、何よりも一番楽しいって、本当のこと言ったら、
音楽に触れてない時間で、2人で一緒にいる時とか。そういうことがすごくあるからこそ、
歌が歌詞になって歌えている、という感覚だったんですね。
と、語っておられ、
公私共に順調だったのですが・・・
1998年12月、突然、破局を迎えます。
一体何があったのでしょうか?
「華原朋美が所属事務所を解雇されていた!小室哲哉との破局原因は?」に続く