中学1年生の時から出演していた、地元・沖縄県の舞台で李相日監督に見出されると、2016年には、「怒り」で鮮烈な映画デビューを果たされた、佐久本宝(さくもと たから)さん。そんな佐久本さんの、中学時代からデビューまでの経緯について調べてみました。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?事務所は?

佐久本さんは、1998年7月22日生まれ、
沖縄県うるま市のご出身、

身長163センチ、

血液型はA型、

学歴は、
沖縄県立具志川(ぐしかわ)高校卒業、

趣味・特技は、三線、ルービックキューブ、

所属事務所は、「Be-Stream」、

ちなみに、「佐久本宝」は本名です。

中学生の時から沖縄の「阿麻和利」に出演

佐久本さんは、地元・沖縄県うるま市の中高生で構成される現代版組踊(現代音楽とダンスを取り入れた、沖縄版ミュージカル)で、中学1年生の時から、勝連城10代目城主「阿麻和利」の半生を描いた舞台「肝高の阿麻和利」に出演されており、高校1年生(2014年)の時からは、主役の「阿麻和利」役を務められているのですが、

その舞台を観に来ていた映画監督の李相日さんが、

この子、オーディションに呼んだら?

と、言われたことから、

なんか楽しそうだな

と、「映画のオーディション」という事しか知らず、どんな映画なのか、よく分からないまま、映画「怒り」のオーディションを受けられます。

「阿麻和利」役を演じる佐久本さん。

デビュー作「怒り」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞

すると、佐久本さんは、見事、沖縄でのオーディションに受かり、東京での最終オーディションを受け、その後、両親と共に李監督と会って話をされると、その翌日、

宝で辰哉をやりたいと思った

と、書かれた監督からの手紙がポストに入っていたそうで、佐久本さんは、実に1200名が参加したオーディションに合格。

こうして、物語のキーパーソンとなる高校生・知念辰哉役に抜擢された佐久本さんは、2016年、「怒り」で映画デビューすると、渡辺謙さん、森山未來さん、広瀬すずさん、松山ケンイチさん、妻夫木聡さんなど、そうそうたる俳優陣の中でも、強烈なインパクトを残し、いきなり「第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞」を受賞されたのでした。


「怒り」より。佐久本さんと広瀬すずさん。

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看護師を目指していた?

そんな佐久本さんですが、当初、お芝居を仕事にしようとは思っておらず、将来は、看護系の学校に進もうと思っていたため、「怒り」のオーディションの時も、「看護系に進みます」とおっしゃっていたそうです。

ただ、

(撮影は)分からないことだらけで、とても大変だったのですが、「怒り」は自分の中で未だ大きな存在で、もっといろんな作品で勉強して、そしてもう一度李監督の作品に出たいと思っています。

それほど強烈な現場でした。撮影を終えてからは、自分の中にぽっかり穴が開いたような、「本当に自分がやりたいことは何だろう」と考え始めたり、役者を志すきっかけになりました。

森山未來さんとお芝居をご一緒させていただいたのですが、特にラストのシーンは強烈で、森山さんの中から溢れるエネルギーがすごく伝わってきて、ある意味本当に恐怖を味わいました。初めて「逃げたい」って思いましたね(笑)。

と、撮影が終わると、すっかりお芝居に魅せられたそうで、役者の道を目指すこととされたのでした。


怒り

「佐久本宝の24時間テレビ3年a組ほか出演ドラマ映画は?」に続く

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